今日のパリの気温は朝は1度、最高気温予想は4度で、お天気は曇りとなっております。
ニュースでご存知の方も多いかと思いますが、フランスは今日1月19日、年金受給年齢を62歳から64歳に引き上げる法案に反対する大規模なストライキが行われております。
鉄道、航空、学校など、フランス全国で広範囲で行われていて、私が住むパリ郊外の鉄道もパリ市内のメトロも、本数の大幅な削減、通勤時間帯のみ運行、運休、駅の閉鎖があります。
パリのメトロは①号線と⑭号線は通常運行ですが、⑧号線、⑩号線、⑪号線は運休。
その他の線は朝と夕方の通勤時間帯のみ運行、または本数の大幅削減となっております。
学校も多くが休校となっていて、働くお母さんお父さんたちは前日まで子供をどうするか、職場との話し合いも含め、対応に追われたようです。
親御さんは大変だろうと思いますし、かと言って、法案に反対の労働者たちが一丸となってストをする、出来るフランスというのも私はですが、悪いことではないと思います。
日本では労働組合が衰退して労働者がどんどん弱い立場になっているように思いますから。
ということで。
このストライキのこともだいたいわかっていたし、今週はぐぐんと気温が下がることもわかっていたので、先週パリ散歩に行ってきました。
で、モンマルトルに行ってきました。
そしたら、ご覧の通り観光客で大賑わい。
コロナ禍が始まった2020年から何度かモンマルトルに来たけれど、本当にすっかり元のモンマルトルに戻ったな、と感じました。
でも1つだけ戻っていないと思ったことがあって、それは日本人観光客がいないこと。
去年の夏と秋は少しずつ増えてきたように思っていたけど、日本が今コロナの状況が悪くなっているからなのでしょうかね。
日本入国の際の検疫手続きは、有効なワクチン接種証明書を持っていれば到着時検査も入国後待機も不要とのこと。
(ただし、中国から日本への入国は香港を抜いて、現在臨時的な水際措置が行われております)でも日本の医療現場が大変な状況になっているようだし、国内旅行なら何とか行けても、なかなか海外までは行けないですかね。
今年コロナ禍4年め(5年め?)に入ったけど、歴史的にもなかなかスペシャルな期間だな、と感じます。
日本人観光客は見かけないのですが、アジア人観光客はかなりいました。
なのでどこの国の人かな、と思って、聞こえてくる言語を聞いていたら、中国語と韓国語でした。
中国は、中国本土からの入国はフランスも1月5日から水際措置で規制をしているので、そう気軽には来れないはず。
なので、本土以外の中国系の人かな、と思います。
すっかり活気が戻ってアコーディオン弾きの姿が似合うパリの街角モンマルトル。
コロナ禍前はモンマルトルのツーリステックな雰囲気と混雑を、どこか冷めた気持ちで見ることも正直あったけど。
コロナ禍の人が消えて閑散としたモンマルトルを見てからは、活気が戻った今のモンマルトルを嬉しく感じます。
テアトル広場の絵描きさんもまあまあ忙しそうです。
真冬でも暖かめだったこの日は、テラス席を楽しむたくさんの人を見かけました。
でも今週は寒~いので、テラスはさすがに寒過ぎるかな。
こんな賑わいのモンマルトルですが、観光客が集まる丘を降りれば、普通のパリジャン、パリジェンヌの暮らしが垣間見れて、それまた楽しい。
久しぶりで楽しかったモンマルトル。
やっぱりたまには良い良い。
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コメント
コメント一覧 (4)
年金受給年齢を引き上げないと
財政が厳しいんでしょうか・・・
しかし、受給年齢が半端な年齢ですね。
60歳からでなく62歳だし、
引き上げるのも65歳でなく64歳なんですね。
でもたった2歳引き上げるだけなら、
そんなにひどくない気もします。
とりあえず19日に大規模なデモが行われたんですね。
そういう時に観光したら、足止めくらって大変ですね。
飛行機の料金等はどうなるのやら・・・
働くお父さんやお母さんたちは、学校が休校なので
子供をどうするか悩みますね。
事前に対応が出来たという事は、ストは突然
ゲリラ的に行ったのでなく、ある程度、
予定がしっかりきまっているんですね。
ストに参加しない人まで、ストの決行日を
知っているのは、ネットでストに参加する人を
募集でもしているんですか??
日本人は大人しいので、労働者の権利が弱いので、
あまりストライキはやりませんね。
私は担当箇所が違うので参加してないけど、
ストライキがバイト先で起きた事はあります。
皆で気をそろえて一斉に仕事しなかったんです。
工場のライン作業がストップしました。
たしかに工場長はムカつく人なので、ストされても仕方ないのです。
容姿だけは良かったですけど・・・(;・∀・)。
モンマルトル素敵ですね。
もうすっかり元通りですね。にぎわってて!
日本人はいませんね。
手続きは緩和されても、今、流行ってますからね。
カナダにも中国人多いし、
本土系以外も多そうですね。
日本も中国人多いです。
国内旅行でも空港の利用は面倒です。
すごく空港にはウンザリ感を感じます。
荷物持ち込み制限があるし、色々面倒です。
国際便は機内に瓶が1個しかもちこめないし、
貨物室に預けるのもダメらしいと聞きます。
うっかり瓶をかったら、空港で、飲むしかないかもしれません。
フランスの財政はかなり厳しいようです。
でもフランスは労働者が強いし、組合がすぐストやるしデモやるしで、政府のいいなりには簡単にはならないんですよね。
それにフランス人は1日でも早く定年退職して、残りの人生を好きなことだけして暮らしたいので、2年長くなるのは受け入れられないこと。
と考える人が多いです。
日本はいつまでも仕事をやめない、引退しない人もいるけど、多くのフランス人からしたら、人生=仕事、的な生き方はあり得ないこと。
はい、ストは前もって日程が発表されるんですよ。
なのでそれなりに対応は何とか可能なんです。
でも旅行を予定していたりすると大変。
去年のクリスマスの時期も鉄道のストがあって、バスで実家に帰る人たちがたくさんいました。
まあとにかくストが多いです~。
65歳になって長いですが、二歳でも確かに大変なものですね。
消費税のときもはじめはバブルだったせいか一円玉の旅がらすなんていう「みんなのうた」が流れてのんきでした。(みんな嫌がってはいたけれど、ストがあったかは子供だったので知らない、、)
今増税反対とすべきなんでしょうね。でもすでに年金生活の人は減ったら困るだろうからスト起こさないし、現役の人は毎日の仕事におわれてできない、自分は大丈夫、汚名を着せられたくないという感じでしょうか。わたしも含めネットに書き込むだけの日本人は、フランス人から見たら馬鹿なんだろうと思いますよ。
「やっても仕方ないとか、白い目で見られる」
はい、そうなんだと思います。
今の時代の日本、風潮がもうそうなってますよね。
熱くなると、戦おうとするとカッコ悪いみたいな感じかな。
でもそれって政府にはめちゃくちゃ好都合。
今フランスに住んで、フランスと日本の労働者の違いをつくづく感じているし、労働者が黙ってると政府に好き勝手やられるだけだな、とわかりました。
でも自分が今もし日本に戻ったら、何も出来ないし、しないと思います。
働いていたら、仕事をこなし、日々のことをこなし、それでせいいっぱいになりそうです…。