パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの気温は朝は7度、最高気温は11度で、お天気は曇りときどき雨となっております。

我が家はスーパー「リドル」と「アルディ」によく行きます。

2つ共ドイツ系で、リドルは、先に世界進出に成功したアルディの店舗経営をお手本に飛躍して、今ではフランスでのリドルの店舗はアルディを大幅に上回っております。

そして両方によく行く私は、リドルはアルディの価格と売れ筋をよくチェックしているな、とたびたび感じております。

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ということで、フランス北部のチーズのカール・マロワルを、時期は少しズレるのですがたまたまリドルとアルディで買いまして、ちょいと面白いことに気付きましたのでお伝えしたいと思います。

どちらもA.O.P(Appéllation d’Origine Protégée)マーク付きで、これはEUの原産地保護呼称で信頼出来る証し。

お値段は、左のリドルの地方物産シリーズ「Saveurs de nos Régions」のカール・マロワルも、右のアルディの地方物産シリーズ「Pays gourmand」のカール・マロワルも2、31ユーロ。

まったく同じお値段です。

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で、中はと言うと、カール・マロワルは何度も洗ってブラッシングをかけるので表面がオレンジ色なのが特徴。

なのでどちらもオレンジ色です。

でも左のリドルのは若干白っぽいオレンジで、左のアルディのが若干濃いめのオレンジ色で、少しチーズが沈んでいます。

やはり会社が違うので、同じフランス北部のチーズとは言え、微妙に違うのでしょうか。

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でも、旦那が箱に表示されている製造元を何気に見てクスクスと笑ったんです。

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リドルの方は「SA Fromagerie du N〇〇〇」。

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アルディの方も「SA‐Fromagerie du N〇〇〇」。
一応ご紹介のためにモザイクをしましたが、まったくの同じ製造会社のチーズだったのです。

以前も、年末年始にかけてアルディで売り出されたお値段のわりに美味しい天然の紅鮭のスモークサーモンが、翌年、リドルでもほぼ同じものが同じお値段で売り出されたので、同じ製造元じゃないかな、と思ったことがあります。

でも商品の表示の確認までしていなかったのです。

なので、このチーズが同じ製造元だと知って、やはりそうだったのね、と。

でもこれは、例えば日本でも生協で売っている食品が製造元は有名メーカーと同じ、という事があるのと、まあ同じような事。

ただし、このチーズの例とは別で、少し前にフランスで問題になったのが、各有名メーカーのヨーグルト類と低価格の各メーカーのヨーグルト類がほとんど同じ製造元の工場で製造されていたこと。

内容がどこまで違うのかがかなり怪しいということで、ブランド名で買っていた人は何だったの?

という、ま、よくありそうな企業裏話が暴露されておりました。

フランスもこんなんばっかです。

ところで、2枚めのフォトでリドルとアルディのカール・マロワルの色とチーズの沈み方が違うのは、買った時期がズレていたので熟成期間も違ったからなんです。

購入が後だったリドルの方はまだ若かったので、白っぽくて中がまだ硬く沈んでいません。

購入が前だったアルディの方は熟成が進んでいたので、オレンジ色が濃くて中がとろり柔らかくなっていたので沈んでいたのです。

いただいてみると、やはり熟成が進んだアルディのカール・マロワルの方が、においは強烈だけどとろ~っとしてず~っと美味。

なので、お味のお好みもあると思いますが、カール・マロワルは、買ったらすぐ食べるのは我慢して、賞味期限近くまで冷蔵庫に入れて放っておくことを、私的にはおすすめいたします!

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