今日のパリの最低気温は14度、最高気温は24度で、お天気は雨のち曇りとなっております。
春になるといつも綺麗なバラが咲く古くて美しい家が売却されたことを、3月の初めのこの記事で書かせていただきました。
→売却されたバラの咲く家で、奥さまを亡くされたばかりの住民のムッシューが、フランスの西海岸にあるもう1軒の家に15日後に引っ越すんだ、と言っていたのですが。
その後4ヶ月経ちましたが、ムッシューの車が家の敷地内に停まっているのを、わんこ散歩の際、しょっちゅう見かけております。
15日後に完全な退去ということではなく、15日後に荷物の運びだしを始めるという意味で、その後も売却した家と西海岸の家を何度も往復しているようなんです。
フランスの法律では、家の売却が決まったら家の退去は6ヶ月以内。
日本では1ヶ月以内というのがほとんどのようなので、フランスは結構余裕があるんですよね。
で、15日後に引っ越すと聞いた時は、じゃあ今年の春、バラがまた咲く頃は、別の住人さんが住んでいるんだな、なんてちょっとセンチメンタルに思ったのですが。
今年の春のバラが咲いた時も、まだ住民はムッシューさんでした~。
私のセンチメンタルに苦笑です。あは。
でも、今週の月曜日、バラの家の窓がすべて開け放たれ、敷地にはムッシューの車とは違う2台が停まっていました。
火曜日には、家の前に引っ越し業者のトラックが停まり、荷物の運び入れ作業をしておりました。
とうとう完全引き渡しとなり、新住民さんが引っ越してきたようです。
まだどんな方かはわかりませんが、そのうちお見掛けすることがあるでしょう。
で、今、我が家の周辺には、この他にも何軒かの家に、売却済または売却します、の看板が出されているのですが、早々、売却済の看板が出る家と、すぐには出ない家とで、敷地も含めた家自体の他に重要な違いがあることに気付いたのです。
それは「駐車場」なんです。
パリ市内や街の中心街住まいの方は別として、フランスはカップルで住む場合、車が2台あることが多いです。
バラの咲く家は売却しますの看板を見かけることがなかったので、おそらく看板を出す前に売却が決まったのだろうな、と思うのですが、ここは門を入ってすぐ2台分の駐車スペースがあります。
この家のように敷地内に2台駐車出来るスペースがあるのは、駐車場的にはベストで購入の重要ポイントになるようなんです。
で、次に良いのが、敷地内に1台分のスペース、もう1台を家の前の通りに無料で駐車出来ること。
我が家があるカルティエは無料で駐車出来る通りと、一切駐車出来ない通りがあって、駐車出来ない通りは、街の中心の通りとつながっていて車の往来が多いようなところ。
ということは、騒音や事故も気になります。
実際、思い起こしてみると、売却します看板が長めに掛かっている家は、家の前の通りが駐車禁止のところが多いです。
で、カルティエを出て街のセントラルに一歩入ると、どこの通りも有料となります。
有料と言ってもそれほど高くはないのですが、何年も何十年も住むかもしれないことを考えると、高くつくと考えるのでしょう。
なので、とにかく2台置けて無料というのが1番。
それが敷地内ならもちろん1番安心ですよねぇ。
我が家は旦那しか運転しないし車も1台なので長年気づかなかったけど、これは家を購入の際、かなり大事なことのようです。
でも、我が家のある通りもなのですが、駐車が無料の通りというのはマイナスもありまして。
カルティエの住人じゃない人がここまでやってきて車を停める事がよ~くあります。
まったく知らない人の場合は、駐車場の前に停められてもどこに言ったらいいのか困ることがたまにあります。
夏のバカンス休みの時は自国に一時帰国のため1ヶ月間、大きな車を歩道いっぱいに駐車する人もいまして、その時は人が歩道を通れず、車の往来に注意しながら道路を歩かなくてはいけないこともしょっちゅう。
私もわんこ連れで恐い思いをすることがよくあります。
人が歩くための歩道なのに、と思い、正直、スーパーエゴイストだな、と呆れます…。
旦那は、2年後には近くにメトロが出来るので、そのうちこの一帯も有料になるんじゃないの、と言っていますが、どうなるのでしょうかねぇ。
駐車スぺースも街も…。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
コメント一覧 (2)
というわけでは無くて、
15日から荷物の運びだしを始めるという意味なんですね。
日本だったら、引っ越しは、荷物運びだしは
引越し業者がやり、1日ですますのが一般的ですね。
ムッシューは、自力で荷物を西海岸まで運ぶので、
何度も往復して時間かかっているんですねぇ。
4ヶ月かけて、薔薇の家と西海岸を何度も往復して
全て自分の力で、荷物運びをされたんですね。
仏では、家の売却が決まったら、退去するのに
6ヶ月間の猶予があるから、ゆっくり運べるんですね。
日本では1ヶ月以内。
急ぐし、業者を使うのが一般的ですね。
フランスでは、距離が短い場合、自力で
運ぶ人も多いのでしょうか。
そんなムッシューも、とうとう完全に引っ越し
新しい住人さんになったんですね。
敷地内に2台駐車スペースがあると有利なんですね。
敷地内に停められるのが一番ですね。
通りが無料なのは、自分の家の前に通せんぼされて
無断で停められ面倒な事になりそうですね。
ムッシューは定年退職なさっているようなので、時間もあるのでご自分でやったのかもしれません。
現役で働いている人も、費用をかけないようトラックを借りて、家族や知り合いも総動員して引っ越しをする人もたくさんいます。
フランスは家の修復なんかもですが、業者にすぐ頼むということは日本より多くなくて、自分たちでやれることは自分たちで、という場合が多いです。
4ヶ月かけて、というのは、家に思い入れがある場合、1日で引っ越し作業をして、はいさよなら、より、私はいいな、と思いました。
退去したらもう2度とその家には入れないですから、4ヶ月あると心の準備も十分出来そうだな、と。
私ももし今の家を退去となったら、ここでの思い出(特にわんこたちとの)に時間をかけて、さようなら、をしたいです。
ムッシューさんはとうとう完全にパリの住人さんではなくなり、海岸の街の住人さんですね。
羨ましいです♪
通りが無料は、便利ではありますが、他のカルティエの人が停めるとかは、正直、やめて欲しいな、と思います…。