今日のパリの最低気温は12度、最高気温は24度で、お天気は曇りときどき晴れとなっております。
我が家があるカルティエは3階建て以上の建物を建てるのが禁止。
なのに市が特別に許可を出し、カルティエ内にある農場跡地に大型アパルトマンが建てられることが決まりました。
でも周辺で反対運動が起こり、しかも農場の朽ちた建物に希少なコウモリが住み着いていること、そして農場の後ろの林に野性のキツネが住み着いていることもわかり、大型アパルトマン建設にストップがかかったことを、3月のこの記事で書きました。
→我が街の大型アパルトマン建設にストップがかかった理由この時から約4ヶ月経ちましたが、最近、農場跡地に大々的な広告版が張り出されました。
それは、メゾネットタイプのアパルトマンと低層タイプのアパルトマンが融合した新しい住宅地が開発されるという内容。
メゾネットタイプというのはそれぞれの部屋に内階段があり、庭付きも多く、戸建て住宅のような感覚で暮らせる集合住宅。
広告で見ると、この新住宅地のメゾネットは二階建て。
なので、大型アパルトマンの計画が変更になった模様。
そして予定地の周辺を見てみると、あちこちの家の壁に張り出されていた建設反対の看板もすべて撤去されていました。
コウモリやキツネがどうなるのか、と気になりますが、とにかく大型アパルトマンは建たないようです。
元々、市がここだけに特別に許可を出しのが問題だったので、それが通らなかったのは良かったと思います。
ところでこの農業跡地の前には何軒かの家が並んでいるのですが、その中の、やはり建設反対の看板を出していた家が一軒売りに出されておりました。
この家は平屋なので、大型じゃなくても新しく二階建て以上の建物が建つと、平屋の方に大きなマイナス。
なので新住宅地が出来る前に売却したいのでしょう。
ただしここはもう1つ問題があるのです。
フランスではカップルが2台車を持っていることが多いので、2台置ける無料駐車スペースが敷地内か家の前の通りにあるかが、家の売却のポイントの1つになることを、この記事で書きました。
→バラの咲く家のその後と、退去期日と売却ポイントで、この平屋のお宅は敷地内に1台分の駐車スペースはありますが、家の前の通りが駐車禁止で、しかもかなり車の往来が多い通りなんです。
なので売却には時間がかかるだろうな、と思っちゃったんですよねぇ。
こういうのを見ると知ると、私は一軒家を買った経験がありませんが、家を買う時って家そのものだけじゃなく、土地や家の前、周辺の状況など、本当によく調べないと後悔しちゃうなぁ、と。
あともう1つは周辺の住人さん。
知り合いで、すぐ激高するお隣さんにかなり困っている人がいるんですよねぇ。
話を聞くだけでも相当大変そうです…。
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コメント
コメント一覧 (4)
東京から埼玉北部へ嫁入りした時は辺り一面の桑畑やネギ畑・・・
今や家ばかり・・
狭い土地に車2台・・・の住宅がたくさん立ち並び
昔ながらの年寄りが住む広々とした家々は住む人がなく朽ちて行きます。
我が家の裏には11階建てのマンションが建ってます。
窓から浅間山や赤城山、日光連山が見えなくなりました。
時代でしょうがないのかもしれないけど少し寂しいです。
でも、そこにメゾネットタイプ&低層タイプが融合したアパルトマンが建つなら、
キツネさんやコウモリさんの問題が気になりますね。
動物たちの問題は、大型集合住宅のアパルトマンの建設計画を
阻む為のものでしかなかったでんでしょうかね。
キツネさんコウモリの問題で、建設計画を中止にできたけど、
キツネさんやコウモリを守ろうという動きが無いのですね。
でも、本体は、禁止だった大型住宅が
市が特別に許可を出したのは大問題ですよね。
大型住宅の計画が通らなかったのは良かったですよね。
今度建つ、新住宅の計画が始動される前に
付近にある一軒の平屋を売らないと、建ってからだと不利なので、
今、あわてて売り出されているんですね。
1台しか駐車スペースが無いのに、前の道路が駐車禁止とは厄介ですね。
これから買おうとする人が見学に来たら、新住宅の計画の事を
聞かれない限り、教えないでしょうね。
家を買う時は、自力で色々、調べた方がいいでしょうね。
住宅の計画は調べがついても、周辺の住民の事は調べがつきにくいですね。
近くに住んでいる人と知り合いなら聞けますね。
埼玉は今や都会ですよね。ってか、住んでる人はほぼ東京人と思って良いのではないでしょうか。
以前はゆったりとした場所だっただろうに、開発開発でどんどん素朴な雰囲気が失われているのだと予想します。
パリは東京よりずっと小さくて、郊外はのんびりしていましたが、オリンピックがあり、パリ拡大計画があり、時代があり、郊外も目まぐるしく変化しております。
人間のお金儲けへの執着はものすごいです。
しかもその人間たちは目先のお金のことしか考えていません。
そのために今の地球の天候もこんなんなってるな、と感じます。
これは止められないでしょう。
何しろ政治家とぐるになった企業が中心にすすめているわけですから。
残念ですが、せめて今を、そして家族を守るしかないな、とネガティブですが思っております。
キツネさんコウモリさんがどうなるのか、と私も考えております。
この農場跡地の並びにある3軒の家、その隣にある閉店して今は空地になっている花屋さんはまだそのままのようなので、その後ろ全体に広がるキツネちゃんのいる林も、すべてが壊されるわけではないのかな、と希望も兼ねて予想しております。
ただしコウモリさんはどうなるのか。
ちゃんと移動させることが出来るように計画されていると良いな、と思います。
我が街だけではなく、今こういったメゾネット&低層アパルトマンの融合住宅地は郊外にとても増えていて、ほんとあちこちで見かけます。
一軒モダンでかっこいいですが、何軒もあるとありふれて見えます。
でものせられる人が多いのでしょう。
平屋のお宅はすぐ目の前に新住宅地が出来るのは知られたくないだろうけど、おそらく工事が始まるまでは大看板は外されないだろうし、隠すのは難しいだろうな、と思います。
そして妙に隠して騙すみたいなことも、何か結局マイナスになるのじゃないのかな、と。
なので正直に本当のことを言って、買ってくれる人を見つけるのが1番良いのじゃないかと、私はですが思います。
後でそういうのがわかるのは後味が皆悪いと思いますし。
家を買うのはどんなによく調べても、プラスマイナスがあとでわかるのでしょうね。
あとは運しかないのかな…