今日のパリの最低気温は10度、最高気温予想は16度で、お天気は雨となっております。
久しぶりに太陽が顔を出してくれた夕暮れ、運動も兼ねて旦那と散歩に出掛けました。
てくてく気ままに歩いて通りかかった丘の上の教会の墓地。
私たちの知り合いの女性も眠っている場所です。
彼女はクリスチャンでしたが、クリスチャンじゃなくても教会の墓地に入れるそう。
なので中国系の仏教徒の方のお墓もたくさんありました。
教会の墓地はクリスチャンしか入れないと思っていたのでちょっとびっくり。
それから、昔はクリスチャンは土葬しか認められていなかったけれど、今はすべての宗派で火葬も認められているそう。
でもやっぱり今でも土葬を希望するクリスチャンが多いようです。
白いお墓が並んだこの一角は戦争で亡くなった方々。
多くの方が1940年代に亡くなっていて、ティーンエイジャーの方もたくさんいらっしゃいました。
そんな若くして亡くなるなんて、なんか想像もつきません…。
日本の墓地はなんか幽霊が出てきそうで、時々ふと後ろを振り返ったり、木々の間の揺れるものが気になったりしていたのですが。
なぜかフランスの、ヨーロッパの墓地は昔から恐くなくて、旅先では明け方の霧の墓地を1人で歩いたりしておりました。
雰囲気がある十字架の魅力でしょうか。
この後はマルヌ川へ。
温暖化のせいでこの6、7年、毎年(毎シーズン?)どこかで記録的な豪雨による洪水被害が起こっているフランス。
この秋も北フランスとブルターニュの一部の地域で大きな被害となっております。
豪雨の時はマルヌに来ることはないので見たことはないのですが、マルヌでも起こっていて、2018年には私なんてあっという間に溺れてしまいそうなくらいの大氾濫があったよう。
そんな時は川沿いにお住まいの方々は大変なのでしょう。
川も海も大好きだけど、地球温暖化がますます進むこの先、水辺の近くに住むのは恐いな、と思ってしまいます。
この後、川沿いの小さな公園のそばを通って帰ろうとしたら、あれ?と。
なぜなら日本語が聞こえてきたからです。
見てみると、公園で遊ぶ小学生くらいの坊やと少し離れたところで見守っている黒髪ロングヘアの女性が、元気な大きな声で日本語で会話しています。
完全に日系の親子さんです。
その元気な感じが楽しくて、思わず女性に「こんにちは。」と声を掛けたら、日本語だったからでしょう、女性も一瞬びっくりした表情。そして笑顔。そして少しお話。
同じ街に住んでいて、坊やは日仏ハーフ。
パリに10年住んで、日本に帰って、また戻ってきて確か6年になると言っていたかしら。
とても感じの良い女性で、坊やも元気で物おじしなくて可愛い。
で、携帯の番号を教えてもらって、いったんさよならしました。
パリ市内と違って日本人が少なく、なので出会うチャンスがほとんどない我が街。
偶然に、しかもマルヌで会えたのも何かの縁なので、近々連絡しようと思っております。
それにしても、やっぱり日本人いるんだな~、と改めて思った秋散歩でした。
この日マルヌに行って良かったです♪
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コメント
コメント一覧 (2)
クリスチャン、昔は土葬オンリーでも、今は火葬可なんですね。
しかし今でも土葬を希望する人は多いのですね。
1940年代は今から70年以上前ですよね。
墓が結構、新しいので、
もっと最近かと思いました。
雨風にさらされて70年のわりに綺麗ですから綺麗に補修しているのでしょう。
日本の墓地は、ひたすら不気味で、素敵とは思いませんね💦
でもヨーロッパの墓地は素敵ですね✨
それは我々が日本人だからというのもありますね。
でもヨーロッパの人から見ても墓地は素敵なのかもしれませんね。
以前moiさんがあげた記事のYouTubeのリンク映像にミュージシャンが
墓地をビデオ撮影に使用してたのをUpした記事もありましたよね。
墓地が隣の寺の敷地内の習字教室がホラーっぽかったのがホラー好きの私には面白かったけど、不気味でもありました😅
フランスは温暖化のせいで、記録的な豪雨なんですね。
酷い洪水は温暖化のせいでおきがちですね。
仏に近い伊のミラノの水没映像を最近見ました。
フランスも大変なんですね。
マルヌでも大洪水があったんですね💦
風光明媚な水の側は、洪水のリスクは高いですね。
海辺の別荘とか素敵でも恐い面はあります。
日系の親子がいたんですね。
お子さんは日仏のハーフさんですね。
日本人と出会うとホッとしますね…😌
パリでは珍しくないけど、郊外では貴重ですね。
パリの主要観光地なら、日本国内で会えなかった人と会える確率もありますね。
ローマのコロセウムで、何年も会って無い日本の知人と実際、遭遇しました。
東北から帰りました。紫蘇味噌巻、食べました🎵
フランスの墓地は公園の雰囲気もあって、普通にお散歩感覚で歩いている人も結構いるんです。
雰囲気があるので恐さもないんですよね。
戦争で亡くなった方のお墓はきちんと管理されているようで、綺麗ですし、すべてのお墓にお花が添えられておりました。
そこのところはちゃんとしているようです。
フランスと同じで、若い人もたくさん行かされた日本の戦没者のお墓はどうなのだろうとふと思いました。
ご紹介したMVはローマ出身のバンド、マネスキンので、素晴らしい音楽に負けない美しい映像でした。
あんな美しい雰囲気は日本の墓地だと出ないですよねぇ。
恐~いホラー映画では効果を発揮するのでしょうが。
イタリアやメキシコでも自然災害が起きていて、これからさらに世界中でどんどん増えるのだろうと思います。
フランスも今、しょっちゅうどこかで洪水が起こっていると言っても過言じゃない状態です。
ローマで日本人のお知り合いに遭遇なさったのですね。
今は海外旅行が普通になったと言え、それでもすごいことです。
私の作るのはなんちゃってなので、本場の紫蘇味噌、羨ましいです♪