今日のパリの最低気温予想は-1度、最高気温予想は9度で、お天気は曇りときどき晴れの予報となっております。
3月になりましたね。
パリの長く暗い冬がや~っと終わっていよいよ春。
でも終わってみるとあっという間だった気もします。
あっという間な気がしても、やっぱりパリの冬、ってかフランスの冬超苦手。
冬は日本の方が断然良い~。
ということで、1ヶ月ぶりくらいに我が街の映画館に1人で映画を観に行ってまいりました。
ブログでほとんど書いておりませんが、観たい映画があると結構観に行っているんです。
で、我が街にはいくつか映画館がありますが、行くのはいつもセントラルにあるこの映画館。
なぜなら市が経営しているので格安で観れるんです。
フランスは映画館や上映日時によってチケットのお値段が本当にばらばらで、同じ最新作でも一般が17ユーロのところもあれば8ユーロのところもあるし、朝や昼12時前の上映だったら10ユーロ前後になったり、14歳以下が6ユーロ7ユーロになるところもあれば、18歳以下が4ユーロのところもあるし、シニア料金ももちろんあります。
それからたとえば大手シネコンのUGCでは月々23、90ユーロでゲットできる会員カードがあって結構多くの映画館で観放題。
これは2人用(39、90ユーロ)や家族カード(49、90ユーロ)もあるんです。
なので映画好きで月に何本も観る場合は会員になるととてもお得。
さすが映画が発明された映画大国フランス。
で、我が街のこの映画館は一般が8ユーロなのですが、火曜日は6ユーロになるんです。
フランスは水曜日が映画公開日なので、最終日の火曜日にお安くなるシステム。
調べてみたら今日本では、シネコン系は2,000円になっていてびっくりだったのですが、ここなら通常8ユーロ、日によっては6ユーロで、しかも最新作が観れるので。
昔ほど観なくなったけどこれは観たいな、という時に気軽に来れるのがとても良いんです。
で、観に来たのはこの日本映画「A MAN(ある男)」です。
日本人の私が日本の俳優さんの日本語のセリフの映画を観れるのは、やはりとても大きいので、日本映画が来るとほぼ必ず観に来ております。
フランスはこんな郊外の小さな街でもちゃんと日本映画来るんです。
ニースに住んでいた時もで、住んでいたアパルトマンから徒歩3、4分のところに映画館があって、よく行っておりました。
そこも一般で確か8ユーロだか9ユーロだったと思います。
さて「ある男」。
いつもより観客がかなり多かったのが少し意外でした。
そして映画ですが、少し長いかな、と思ったけど、なかなか良かったです。
俳優さんたちが皆とても良かったのですが、主演の妻夫木聡さんは少し三浦友和さんを思い起こしました。
正統派で特別強烈な個性がなくても、ちゃんと味わいが出てくる俳優さんっているな、と。
そこが三浦友和さんと重なって、妻夫木聡さんはこれからもさらに楽しみだな、と思いました。同じく主演だった安藤サクラさんは、前回この映画館で観た「怪物」にも主演していて、数年前まではフランスで観れる日本映画と言うと樹木希林さんが出ている映画が来ることがとても多かったのですが、今は安藤サクラさんになった感じ。
そして「怪物」もだったのですが今回の「ある男」でも子役の俳優さんが瑞々しくてとても良いと思いました。
調べてみたら坂元愛登さんという俳優さんで、これがデビュー作だそう。
日本も将来が楽しみな俳優さんがどんどん出てきているな、と感じてとても嬉しかったです♪
映画の後は1人散歩帰り道。
この時、夕方6時前後だったのですが、すっかり日が長くなっていてびっくり。
街のセントラルの季節を勘違いして咲いた桜たちも、ほんとの春に向かって蕾がさらに可愛らしく膨らんでおりました。
日本映画を観て、春めいてきた街を歩いて桜を見て、ささやかだけど幸せを感じる夕暮れ。
そして、我が街結構悪くないな、なんて思いながら、軽い足取りで家に帰った2月の最終火曜日なのでした。
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コメント
コメント一覧 (2)
日本では映画館はどんどん無くなっています。
映画館に行く電車賃が高いです。
よほど観たいもの以外は観ません。
映画館や上映日時でチケットの料金がバラバラなんですね。
シニアや若者の割引もあるんですね。
市営の映画館があるのですね‼
『市営 映画館』で、検索したんですが、日本には市営の映画館は無いようです。
市営まであるのは映画発祥の国らしいです!文化保護でしょうか。
シネコン等の会員は観放題とかもあったりするんですね。
日本より映画好きが多いでしょうか。
火曜割引もあるんですね♪
その上、時間帯も安い時間帯を狙えば、もっとお値打ちですか?
今、日本では2000円くらいですね。
もう少し安い時を狙う手もあるけど、基本的に高いです。
日本産の映画も見られるんですね。
日本語の映画の方が分かりやすいですね。
フランスの映画だと、居る場所がフランスだから日本語字幕もつきませんよね。
今はいいけど、昔は言葉の壁で視聴が難しいですよね。
安藤サクラさんや妻夫木聡さんは前から出ている人だから知ってます。
坂元 愛登さんの事は知らなかったです。
ネットで検索したら、昨日私が見ていたドラマに出ている役者さんでした。
『不適切にもほどがある! 』というドラマで、
令和6年から昭和61年にタイムスリップした中学生役です。
日本映画を見た後で、美しい🌸桜を愛でつつ帰るのは素敵ですね…(^^)/
だいぶ、咲きぶりが、冬の時よりも立派になったと思います。
今日は、雛祭り🎎です♪
日本は映画館、どんどんなくなっているんですね。知らなかったです。残念ですね…。
市営映画館、日本にないですか。
でも私も、こんお映画館が市営と聞いた時はちょっとびっくりしたんでした。
それを考えると、ほんと、映画発祥の国らしいです。
この映画館ではおそらく6ユーロが1番お安いと思います。
徒歩でさっと行けるけど、電車代までかかったら確かにこんな気軽には行けませんね。
私も電車代入れて10ユーロ以上かかるようだったら行かないかもです。
日本映画は言葉も全部しっかり理解出来るし、微妙なニュアンスも感じとれるので、やはり楽しいです。
子役さんは私もネットで調べて、そのドラマに出ていることを知りました。
見てみようと思います!
はい、桜さん、かなり華やかになってまいりました♪
ひな祭り、良いですね~