今日のパリの最低気温予想は15度、最高気温予想は25度で、お天気はほぼ晴れの予報となっております。
日本にいた頃は仕事をしていたので、時差がない国の開催でも日中はオリンピックはなかなか観れなかったので、再放送で観たり(多くの方が同じ状況だと思いますが)、注目の日本戦だとたまに職場でも特別に観戦が許されたこともありました。
時差がある国開催の場合の夜中の観戦は、夜にめっぽう弱いのでこれまたあまり観ることが出来なかったように記憶しております。
そしてフランスに来たら、フランス人、オリンピックにあまり興味がなくて結構衝撃でした。
それまではどこの国もオリンピックは自国応援で盛り上がると思っていたので、国によってオリンピックの感覚がこんなに違うんだ、ということを知りました。
おそらくフランスだけじゃなく、他にもこんな国、たくさんあると今は予想します。
で、私もフランスに住んで徐々にオリンピックに興味が薄れていたことは否めません。
そんなんでの今年2024年のパリオリンピック。
正直に言うと、パリオリンピックもそれほど興味があったとは言えません。
何人かの日本在住の友人に、パリオリンピック行くんでしょ?
とメールも来たのですが。
オリンピックを観に行くって、スポーツをやっている(またはやっていた)かスポーツ全般が好き、競技のどれかをやっている(やっていた)か好き、か。
4年に1度の開催なのでとにかく行って楽しみたい、応援したい。
そんな人が行くイメージ。
でも我が家は残念ながらどれにもいまいち当てはまりません。
なので、多くのフランス人同様もともと興味のない旦那はおいておいても、私的にも、そういった盛り上がりからは少し引き気味でして、そんな感じで始まったパリオリンピックでした。
でも自分でも意外や意外、今めっちゃ楽しんでおります♪
まずは開会式が面白かった~。
セーヌ川を各国選手たちが船に乗って登場したのも、セーヌを中心にパリらしい場所が舞台となってフランスらしい多様性がぎゅっと詰まったショーが繰り広げられたのが◎
そして競技が始まって何となく見だすと、人生初のしっかり観る各オリンピック競技がこれまた面白い。
特に今までまったく見たことがなかったフェンシングとアーチェリーは新鮮で毎回見入っております。
それから多くの日本の方がご存知かと思いますが、柔道はフランスでとても盛んだし日本と同じように強豪選手が多いので、しょっちゅうフランス選手対日本選手の試合が観れて、盛り上がります。
フランス柔道の中でも100㎏超級で世界選手権10大会連続優勝のアフリカ系の「テディー・リネール(Teddy Riner)」の人気とカリスマ性は特別。
「フランス柔道界のスター」ではなく「フランスの英雄、大スターになった柔道家」と言えるかと思います。
今週金曜日に100㎏超級で彼が3つめのオリンピック金メダルを取った時は、競技会場の観客が一体となって地鳴りのような歓声になっておりました。
「REIGI」「MATE」「TATAMI」「IPPON」などの日本語を聞きながらフランスで観る「JUDO」は日本人の私には嬉しいもの。
日本生まれのスポーツである柔道は、日本のスポーツから世界のスポーツになったんだな、と感じます。
日本の武道界で長年続く考え方や習慣もその国々で変わると思うので、人としての礼儀を重んじながらも、良い方向に変化していけば素敵だな、なんて思っております。
それと、自分でもおかしいのですが、フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」の大合唱を聞くと、なんだか爽快です。
フランスの一員になってきたのかな?!
ただし、昨日の柔道の男女混合団体戦のフランス対日本戦はめちゃくちゃ悔しかったです。
代表戦の抽選ルーレットで再び英雄テディー・リネールに当たるって、そりゃ不自然というものです…。
でも斎藤立さんが負けたのは事実。
でも立さん、応援はしているけどただ観ているだけの、私も含めた日本人たちに謝る必要なんてまったくなしと思います。
国民の期待を背負う的な雰囲気がある日本のオリンピック応援、あれ重くてウザくて選手にストレスを与えてるだけです…。
今はただ、いつかお父さんとの約束が果たせることを心から願っております。
で、今日の時点でフランスのメダル数は計41個。
もともとのフランス系と共に、アフリカ系アラブ系アジア系移民が取ったメダルも相当数となっております。
移民系の歌手AYA・NAMAMURAの開会式起用を反対した極右の政治家及び支持者たちは、本当のフランス人が取ったメダル数はもっとずっと少ない数だよ、とでも今話しているのでしょうか。
澄まし顔でちょいと話を聞いてみたいものです。うひ。
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コメント
コメント一覧 (2)
オリンピックという全部ひっくるめたような物は興味を持ちにくいのでしょうか?
そんなに興味のある種目でなくても日本ではオリンピックだと観ちゃう事があります。
自国応援で盛り上がる勢いやお祭りモードになるようです。
オリンピックが盛り上がらないフランスでは、自国だというだけで応援する理由はないという感じでしょうかね。
オリンピックを競技場に観に行くのも、スポーツ好きやその種目をやっていた人とかが行くイメージなんですね。
そういう訳でテレビ観戦だけのmoiさん達も…いざ始まると意外にも楽しめているんですね。
開会式ちょっとしか観られないのが残念。
放映権の問題かしら…。
フェンシングは日本人は動きが俊敏でいいような気がしました。
少し小柄の方がいいのでしょう。
柔道はオリンピックとか見てると、いろんな国で愛好されている印象は受けます。
しかし、映画とかドラマとかで出て来ず、やっているのは、特殊な人ではないかと思ってしまうのですが…。外国に居た事が無いので、どの程度の立ち位置か、身近なのかがピンと来ません。
日本のように中学高校に柔道部があったりするんでしょうか…。
ラ・マルセイエーズという曲名が聞いた事があるけど、どんな曲だったかしらと思い、YouTube調べました。
宝塚の「ベルサイユのばら」で歌ってた曲で私も耳馴染みの曲でした。
これが国歌だとは素敵ですね✨
デジタルルーレットは「無作為による抽選」の筈。
でも強い選手「リネール確定ガチャ」という噂がありますね。偶然かなぁ…?
≪国民の期待を背負う的な雰囲気がある日本のオリンピック応援≫⇒確かに重くていけませんね。
金メダルを取った選手に岸田首相が電話したのも国を背負わすみたいな感じで、どうかと思います。
私もフランスがなぜこんなにオリンピック人気がないのが不思議なのですが、全部ひっくるめたものが興味をもちにくい。
それもあるかもしれません。
サッカーはご存知かと思いますが、とにかくすごい人気でどんだけ盛り上がるんだ、というくらいです。
あとは、バカンス時期にちょうどぶつかるのも原因かもしれません。
バカンス旅行に行く人のほとんど(全員?)がオリンピック観るよりバカンス先で毎日楽しみたいと思います。
とにかくオリンピックでの日本風のお祭りモードというのは毎回なくて、なので今年は盛り上がっている方だと思います。
ただしうちの旦那もほぼ観ていないし、ご近所さんたちもどうもまったく観ていないような雰囲気が…。
開会式は私ももう1度観たいくらいです。
放送権もあるかもしれませんねぇ。
はい、フェンシングは小柄な方が俊敏に動けるのかもしれません。
柔道は中学校とかでやるとかはないと思いますが、クラブがたくさんあってそこに入ってやるのだと思います。
この柔道に負けないくらい人気なのが合気道で、合気道やってる人もものすご~く多いです。
デジタルルーレット、あれはどう考えても偶然じゃないと思います。
それにしてもよくもまあ、あんな単純なイン〇〇を堂々やるな、と。
さすがどフランスだな、と思います。
フランスらしいっちゃフランスらしいです。
日本はフランスと逆で、ちょっとオリンピックに愛国心的な雰囲気強過ぎかな、と思います。
ま、でも企業利用も大いにありそうですが。