今日のパリの最低気温予想は21度、最高気温予想は30度で、お天気は晴れの予報となっております。
いつのオリンピックだったかは忘れてしまったのですが、日本で働いていた時に開催されたオリンピックでこんなことがありました。そのオリンピックが始まる前、戦争が起こっているか終わったばかりか(どっちだったかはちょっと覚えていないのですが)の国の出場選手のドキュメンタリーを観て、国、生活、すべてが辛い状況の中でもオリンピックに向けて必死にトレーニングを続ける姿に心を打たれました。
で、そのオリンピックでその選手が日本の選手と対戦することになったのです。
その時、もちろん日本選手は応援したいけど、でもこの対戦では、私はドキュメンタリーで観た選手の方を応援せずにはいられませんでした。
で、たまたま同僚とその話になり、私が日本選手ではない方を応援している。
と話したらその同僚に「非国民!」と本気半分で非難されたのです。
非国民って…とびっくり。
そして、この非国民という言葉からなんだか愛国心という言葉が浮かんできて、この押し付けみたいな雰囲気いやだな、この雰囲気はオリンピックの時、国全体に流れているよな、と思ったのです。
でも同僚には、ちょっと恐かったので「いや、どちらももちろん応援してるけど」と言っておきましたが。
それだけがきっかけではないけれど、いつでも必ず日本選手を応援。
というスタンスからはこの時以来さらに離れていったように思います。
そしてフランスに来たら、逆にフランス人、オリンピックにまったく興味がなくて、愛国心&雰囲気利用(政府と企業も含め)もほとんどなくて。
日本では、多くの人がオリンピック大注目&日本人は日本人選手を応援!
だったけど、あの感覚は何だったのか、と結構新鮮衝撃でした。
で、そんなフランスに住んで16年めの今年、パリオリンピックが開催となりました。
聖火がフランス各地を巡った時は、それを見るためにたくさんのジモティが集まっていて、連日各TVニュースで大きな話題になっていました。
あんなにオリンピックに興味がなかった人たちでも、政府のPUB(宣伝)でこんなにものせられる人が流される人がいるんだ、と観ておりました。
ということは、他国開催オリンピックでも、政府が盛り上げようと本気入れればフランス人も簡単にのせられるんだ、とも思いました。
んが、それは違ったようです。
オリンピックが始まったら、結局観ている人はやはり一部の限られた人で、多くのフランス人が観てないな、と私の身近ではですが感じております。
我が家のご近所さんたちは、あんなに強い中国出身家庭の人でさえまったく観てない、と言っておりましたし(というかオリンピックを話題にすることさえも不思議な感じ)、わんこ散歩していて窓が開いたお宅からTVの音はしても、それはオリンピックとは関係ないチャンネルっぽいものばかり。
TVで観ているとパリのオリンピック会場は観客で超盛り上がっているけど、パリを一歩出ると、少なくても私の住むパリ郊外ではまったくと言っていいくらい盛り上がっていないっぽいのです。
そんなパリオリンピックですが、だから私も周り関係なく、愛国心関係なく、魅力選手を自分なりに見つけて、自由に楽しんで応援しております。
その魅力選手はフランス人もいれば、韓国人もいるし、ポーランド人もいるし、もちろん日本人もおります。
魅力っていうのはすごいですねぇ。
さて、最初にいつのオリンピックだったかは覚えていないと書いたのですが、今改めて思い起こしてみると、確かサッカーのワールドカップでトルコ代表サッカー選手のイルハン・マンスズが超イケメンだと話題になった前あたりの年だったと記憶しております。
調べてみるとイルハン大ブームが2002年の日韓共同ワールドカップなので、2000年のシドニーオリンピックかな、と思います。
(その同僚とイルハンについても話題になりその後同僚は部署が変わり別ビルに移ったので)
非国民非難もイルハンも、もう20年以上前になることにびっくりです。
イルハンさんのことは私は最初、通っていた英会話教室のオーストラリア人の女性の先生に、イケメンいるわよイルハンよ!
と教えていただいて知ったのですが。
いや~、マジでイケメンだった~。
先生に教えてもらった時はまだぜんぜんイルハンさん知られていなかったのだけど、その後どんどこイケメン王子として日本で有名になっていきました。
その時思いましたよ。
やっぱりイケメンって世界共通なんだな、と。
ということで、話が長くなってしまいますので、今回はこれまで。
今夜の閉会式も、開会式と同じトマ・ジョリーの演出なので楽しみで~す!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
コメント一覧 (2)
本当にスポーツだけなら、国関係なく、フォームの美しい好みの選手を応援すればいいので…。
例えばmoiさんみたいに自分の心をとらえる頑張っている選手を応援すればいいです。
オリンピックの試合というのは流血を伴わない”国同士の戦争”なのかしら??
そう考えると、オリンピックはどこか不健全な物ですね。
日本選手でない方を応援したら、半ば本気で怒られちゃうのは…。
「非国民」という言葉まで出ましたか…もうすぐ終戦記念日だけにゾゾッ…‼
国を背負うとか学校を背負うとか、もうそういうの止めなよ!と、思う時ありますね。
パリのオリンピック会場やパリ市内ほど、他は盛り上がってないんですね。
このシーズンはバカンスとかそっちに気が向いているので興味が薄いのもありますね。
自分が魅力を感じる人がいたら、応援するスタンスなんですね。
魅力的な選手なのが過去のオリンピックだけどトルコの人なんですね。
サッカー選手のイルハンさんですか…。
トルコはイケメンが多いのかも…。
実は今、日本で人気なのもトルコの選手です。
射撃の銀メダルとった選手です。
トルコのユスフ・ディケチュ選手(51歳)
普通のTシャツ1枚で専用の装備をしないラフな恰好が評判。
日本のゲームで、お金をかけないで無課金でやっている状態に近い事からニックネームは「無課金おじさん」に…。
結構イケメンなのも人気の理由です。
国を背負う重苦しい雰囲気は日本や中国が特に強そうな感じがします。
私も、国対国、というのはなくていいんじゃないかな、とは思います。
オリンピックだけじゃなく他のことでも。
非国民と言った子は帰国子女だったんです。
海外で暮らしても、必ずしも皆が国際的に育つわけではないのでしょうね。
パリ市内で果たしてどれくらい盛り上がっているのかはわからないのですが、もともとパリは外国人もとても多いですし、本物のパリっ子がどれくらい興味を持っているのか、観ているのかはちょっと疑問です。
でもフランス政府&パリ市の目的は、パリ宣伝なので、パリっ子が興味なくても、ぜんぜんかまわないんじゃないかな、と思います。
TVを通して世界に宣伝になれば良いのだろうと。
ユスフ・ディケチュ選手、チェックしましたよ。
白髪ヘアも含め、ナチュラルでなかなか良いですね♪
流されず自分のスタイルを貫けるというのはとてもかっこいいです!
トルコはギリシャと隣同士で、欧米もちょこちょこ入っていそうなので、イケメン、多いのかもしれません。