今日のパリの最低気温予想は5度、最高気温予想は13度で、お天気はほぼ晴れの予報となっております。
すでに両親が亡くなっているし実家もないので、2008年に渡仏し2011年8月に初めて一時帰国した時はホテルに2週間宿泊しました。
本当はもっと安いウィークリーマンションが良かったのですが、前もって全額払い込みをするにしても国内に連絡がつく保証人が必要と言われ、長年の友人にお願いしてみましたが断られました。
でもフランスで結婚するための書類が必要だったし借りていた倉庫に残してあった荷物の整理もあったので、帰らなくてはならなかったのです。
で、とにかくどんな理由があるにしても帰ることを決めたのは自分なので、出費を覚悟してホテル泊となりました。
毎日区役所やら外務省やら倉庫を行き来して、特に倉庫整理は真夏だったこともあり本当に大変だったのですが、フランスへ帰る2、3日前にほぼすべてのことを終わらせることが出来ました。
保証人を断られた友人には、忙しいのでしばらくは時間がとれないと言われていて、そのすべてのことが終わった頃にやっと会うことになりました。
その時初めて、結婚することになりフランス永住になるのでそのために帰ってきたことを伝えました。
するとまさか私がフランス永住になるとは思っていなかったらしく、とてもびっくりしていました。
翌日、その友人からメールが来たのですが、今回自分何もやってあげなかったので悪かったなと思っている。
という内容でした。
なので、自分のための帰国なので大丈夫だよ、と返信しました。
この時は本当にやりとげた感があって、疲労も2週間の一時帰国の出費というのもものすごかったけど、心からすっきりほっとしていました。
それにあともう少しで旦那(その時はまだ旦那じゃなかったが)とわんこたちに会える、しかも大好きになったフランスにいよいよ本当に永住だと思うと、嬉しくてしかたありませんでした。
翌年の夏の初め、保証人を断られた友人からメールが来て、今年の夏休みにパリに行きたいという内容だったので、うちは狭いけど1人なら何とかなると思うので7月か8月ならいいよ、と伝えました。
でも友人からは8月の半ばを過ぎても返事が来なかったので、もう今年の夏は来ないってことでいいんだよね?とメールしました。
すると返信が来て、9月の方が自分の都合がいいので9月にしようと思っている、とのことでした。
その時、それは勝手じゃないか?
だってこちらは7月か8月なら大丈夫と言ったのに、自分の都合で9月にしたい、しかも8月半ば過ぎても連絡よこさないっていうのは。
と思いました。
正直、遠回しではあったけど泊まりたいと言われた時も、ウィークリーマンションの件で断られたことが過ぎらなかったわけではないけれど、でも過ぎたことだし無事すべてのことが済んで1年経っていたので、忘れようとも思ったのです。
で、うちは9月は無理です、とだけ返信し、その後しばらく友人からメールは来ませんでした。
(でもその後またいつも通りに時々やりとりして元通りに戻りました)
そのことがきっかけで「海外在住者はいつでも宿泊を受け入れなくてはいけないのか、そしてもてなさなくてはいけないのか」ということを考えるようになりました。
そして旦那に、一時帰国の際感じた思いを話し、基本的には我が家は宿泊は断る、ということを2人で決めました。
ま、うちがとても狭いこともあるのですけどね。
そしたらその後たまたまネットで、私のように感じている海外在住者がとても多いことを知りました。
何度も何人も泊めたのに自分が日本に帰る時には「家が狭い」「忙しい」「家族がいる」などの理由で断られたので、泊めてと言われたら日本に帰った時こちらも泊めてくれるのか、と確認するようになったという人。
知人の知人クラスの人に泊めてくれと言われた人。滞在中の食事の世話、送迎、観光案内、買い物の付き合い等をやらされた上、外食の際もお財布を出そうとしないので払わされた人。
精神的にも物理的にも何度かイヤや思いをして今では特定の親友か親戚しか泊めないと決めた人。
そしてほとんどの人が無料宿泊所でも無料ボランティアガイドでもないのだからはっきり断るようになった、と書いておりました。
私はこんなことをされた経験はまったくないのですが、でもこれらを読んで、我が家が宿泊を断ると決めたのは普通のことだったんだな、とちょっとほっとしました。
ただし私だって日本に一時帰国の際は誰かに頼まなくちゃどうしようもないことが出てくるかもしれないので、自分ばかりが断る断る言っていてもそれまた図々しい話。
なので今は、なるべく負担をかけたくないという気持ちをお互いに持ちあえる人と付き合っていけばいいかな、と思っております。
それと余計な詮索、憶測をしないで他人にもぺらぺらしゃべらない人。
これ自分的にはかなり重要です。
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コメント
コメント一覧 (8)
友人が一時帰国の時にウィークリーマンションの件で協力してくれたなら、
泊めてもいいけど、そうじゃないですよね。
人を泊めるのは簡単じゃないですよね。
片付けなきゃいけませんから。
【≪何度も何人も泊めたのに自分が日本に帰る時には
「家が狭い」「忙しい」「家族がいる」などの理由で断られたので、泊めてと言われたら日本に帰った時こちらも泊めてくれるのか、と確認するようになったという人。≫】
↓↓↓
世の中は何でもギブアンドテイクです。
泊めてくれ~と人に頼む人は、自分もいつかは人を泊める覚悟ありきで頼むべきですよね。
(向こうから泊まらない?と言われた時は例外としてもね……)
何故か、フランス在住の日本の一時帰国する日本人はかなり親しくても日本人の家に泊めてもらえない傾向なのに……
フランスなど海外に居る日本人は同胞の日本人だとたいして親しくない人まで泊めろと言われるような理不尽と不公平があるようですね。
↑↑↑
このような不公平が生じるのも、日本人が日本に帰国する時は慣れ親しんだ日本であるから、自分で何とかしなさいという感じになるのかもしれません。
日本人が外国に行く時は周りが外国人だらけだから日本人に頼りたい気持ちもありましょう。
お金だけの問題ではない面もあります。
だから、やたら頼られてしまう面も…。
外国だと不安とはいえ、過度に人に負担をかけるのは良くないです。
基本は人に負担をかけないようにしようという心がけは大事です。
精神的に不安なら、日本人の知り合いの近い場所のホテルを選ぶ手もあります。
海外在住者は無料ボランティアガイドでも無料宿泊所でもないですね。
日本人だからってやたら、頼られても負担ですね。
はい、人を泊めるのって本当に大変なことだと思います。
家の片付けはもちろん、生活、行動のリズムがまったく違うし、ましてや日本から来ている場合はなおさらです。
(それは海外から来た人を万が一泊める場合も同じ)
食事はどうするのか、いつ出掛けいつ帰ってくるのか、どんなに親しくても鍵を預けるわけにはいかないので、その人に合わせこちらも行動しなくてはならないかもしれません。
もし田舎で車がないと動けないような場所だったら、送迎はいいのですが、毎日車でどこかへ連れていかなければならないかもしれません。
たまになんだからいいじゃないと思う人もいるかもだけど、自分も同じことを出来るのか?という…。
「(向こうから泊まらない?と言われた時は例外としてもね……)」
これだったら良いと思うのです。
ただしそれでも遠慮は忘れてはならないとは思います。
「日本人が日本に帰国する時は慣れ親しんだ日本であるから、自分で何とかしなさいという感じになるのかもしれません。
日本人が外国に行く時は周りが外国人だらけだから日本人に頼りたい気持ちもありましょう。」
この気持ち、おそらくある人結構いると思います。
日本人に頼りたい気持ちはよくわかるし、こちらも無理のない範囲でならぜんぜんウエルカムなのですけどね。
基本は人に負担をかけないようにしようという心がげは、はい、ほんと大事だとおもいます。
「精神的に不安なら、日本人の知り合いの近い場所のホテルを選ぶ手もあります」
私もこれが相手にも自分にも1番良いと思います。
お互い気を遣わせ過ぎず、自分も自由に動けて。
旅というのは自分で動くから面白いということもありますし。
ご自身達が逆の立場になって、日本の自宅に海外から一時帰国の日本人の友人知人を受け入れるでしょうか? もしかして、仕方なく1泊位なら泊めて下さるかもしれませんが。。。
こう云うエピソードは海外在住者ならば、あるある〜のエピソードのようです。
日本からのお友達やお友達一家の滞在を受け入れた海外在住者の方のエピソードで、好意で受け入れたのだけれど、結果としてお互いに気まずく険悪な状態になって、絶縁になった話しもよく聞きます。
そうですよね〜、海外在住者の場合、日本に実家や頼れる兄弟姉妹などが居ない場合、保証人が必要と言われたらウィークリーマンションも借りれないので結局はホテルになってしまいますよね。
Moiさんのお気持ち、本当によくわかります。
前もって連絡して下さる方はまだ良い方で、酷い方になると、パリで結婚式を挙げると聞いていたもののその後連絡が無かったのが突然パリに着いたと空港から電話してきた友人(彼らの滞在中は振り回されました)、1年間留学することになったので布団一式貸して欲しいと電話してきた会ったことも無い大学の先輩(大学の教授の紹介だとか)、数年前に仕事で一度お会いしただけなのに、フランスで知人の家に泊まる予定が急に泊まることが出来なくなったから駅まで迎えにきて欲しいと駅から私の仕事場に連絡してきた男性(結局ホテルは言葉の問題があるから嫌だと駄々をこね、我が家に滞在しレストラン代も払わされました。仕事上断りにくかったのですが、その後も色々無料サービスを頼まれ、結局、依頼のメールの返信には有料のサービスを紹介するに徹底しました)、日本で空港バスの隣に座って、突然、友人とフランスに行くけ予定があるけど心細いので連絡先を教えてくれと強行に頼んできたおばちゃん(何とか逃げ切りましたけど、おばちゃんパワー怖かったです)
いや~皆さんメンタル強くてびっくりでした。
一方、私が日本滞在中に世話になった友人達(私がホテルに泊まるといっても聞いてくれなかった)。やっと我が家に来てくれることになったのが、まさかのコロナ。コロナが落ち着いてやっと来てもらえると思ったら、両親の介護やら旦那様あるいは本人の健康の問題が出て、未だ来て貰えていません。こういう人達こそウエルカムなんですが。
我が家は、泊まって頂く方のリストを作って、それ以外の方はお断りすることにしました。
我が家の場合、早くに宿泊を断ることを決めたし、いやな経験はしていないのですが、でも周りの日本人には、信じられない話は聞いております。
1週間泊めて最初に生協のインスタントラーメン1パックをお土産だと渡され、あとはすべての食事、マルシェの買い物代、送迎等をやらされたそうです。
マルシェではお財布を出そうとしないのでしかたなく払ったそう。
こうなってくると人として間違ってるな、と思わざるおえません。
ただし迎えた日仏ご夫婦がちょっと人の良いところがあるのですよね。
途中でおかしいと思っても言えなかったのだろうと思います。
なのでそんなことになる前に、とにかく無理なことは断るのが大事だな、と思いました。
たとえ仲が良い関係でも絶縁状態にならないためにも。
はい、親がもういないと、兄妹姉妹の関係も薄くなりますし、たとえ親戚でも、宿泊を受け入れるのは容易いことではないのは自分が十分わかっているので、泊めてとは私はですが言えません。
なので16年間で今まで2回一時帰国したけど、金銭的にも基本自分で全部動くこともほんと~に覚悟です。
50回以上?!ひょぇ~。
会ったこともない先輩の布団一式にもびっくりです…。
我が家は早いうちに宿泊断りを決めて本当に良かったと改めて感じます。
我が家もいつか地方在住を考えていますが、そうなった時、たとえ親戚でもここまではするけどこれ以上は無理、はしっかり考えておかなくてはと旦那と話しております。
無料のシャンブル・ドット&ターブル・ドット扱いは困るので予防線は必要ですから。
私の経験数が多いのは、母校の教授がフランスに留学や旅行の予定のある学生に、困ったことがあったら相談してと私の連絡先を教えたこと、私の連絡先が同窓会名簿に載ったこと、出張や出向で欧州に来た同級生がフランスに来る機会にふと私のことを思い出したこと、友人の多かった父が友人達にフランスに行ったら娘の所に寄ってやってと言っていたこと、私が一時期日本と関係のある仕事をしていたこと等です。
その後、教授が退官し、引っ越した時に同窓会名簿の連絡先を変更せず、父が亡くなり、私が転職してからは、招かざる客は殆ど来なくなりました。
ただし、フランス人の厚かましさも相当なものですよ。無料の日本語の宿題のお手伝い、翻訳(知り合いの知り合いの大学教授から60ページもの依頼が来たことも)、日本でのホテル探し、日本旅行のスケジュール作成等などが、友人の友人や主人の同僚から頻繁に届いております😡 😡😡😡😡
日本の、日本人の細かな状況、とても想像がつきます。
あるある的ですね。
フランス人の厚かましさも十分わかっております。
親戚でそれがよ~くわかりました。
(旦那もよくわかっているようですが特に女性が強いのでたじたじなこともしょっちゅう…)
で、結局人だな、と感じます。
そういう人たちをどううまくかわしていこうかな、という感じです。
なかなか難しいですが、ま、半分楽しみながらやっていこうと思います。
にしても、やられっぱなし、使われっぱなしはいやだ~。