今日のパリの最低気温予想は-1度、最高気温予想は3度で、お天気は曇りの予報となっております。
この記事でパリのゴージャス通りのレストランでの人種差別について少し書きました。
→モンテーニュ通りと人種差別レストランこのお店だけじゃなく、フランスを含め欧米の国々ではやはり他人種への人種差別が今もたくさんあって、私も嫌な経験をしたことが何度かあります。
でも差別って、欧米の国々だけじゃないんですよね…。
日本にいた時に結構苦笑いな経験をしたことがあります。
都内住まいで自転車(イオンで買ったママチャリ)によく乗っていて、4~50分以内くらいだったら結構どこへでも自転車を走らせていたのすが、夏になると結構日焼けしていました。
自分、沖縄出身の父の彫りの深い顔をまあまあ譲り受けていて、秋冬はそうでもないのですが、日焼けすると南国顔が強調されるようなんです。
で、そんな南国顔になっていたっぽい夏のある日、自転車で有楽町の歩道をゆっくりめに走っていたんです。
そしたら、身振り手振りが大きく話しに夢中になっている年配の日本人男性2人の横を通った時、男性の1人の腕だかどこかと私の自転車がぶつかったというかかすったというか、その中間あたりな感覚で、とにかくぶつかっちゃったんです。
で、もちろん気が付いたし歩道を走っている自分が悪いのですぐ止まって、謝ろうと思って振り返ったら、その男性2人が大声で怒鳴りながら走り寄ってきました。
で、何か言おうとしても、2人があまりにも一方的に怒鳴ってきて圧倒され何も言えずにいたら、1人が言い出しました。
はは~ん、こいつ日本語がわからないんだな、さては出稼ぎのフィリピン人だな、と。
するともう1人も、そうに違いない、たぶん不法滞在じゃないか、と。
で、よし、こいつ交番にしょっぴいてやろう!と言い出し、2人で私をはさんで両腕をつかみ、すぐ近くにある有楽町駅前の交番に私を連れて行こうとしたのです。
私は相変わらず何も言えず(ここまできたら言わず的な感じでもありましたが)、されるがままに2人に両腕を捕まれ、捕まれたまま自転車を引きずりながら交番に行きました、と言うか、連れていかれました。
そして着いた途端2人はおまわりさんたちに、こいつどうも出稼ぎフィリピン人のようだけどおそらく不法滞在じゃないか、とか、しっかり調べてくださいよ、とか、してやったり顔でちょっと楽しそうに威勢良く言い出しました。
で、やっとその時「私日本人ですが」とまずは流暢な日本語で(当たり前)一言発しました。
すると2人はぽかんとした表情を浮かべ言葉に詰まり、おまわりさんたちはというと苦笑い。
で、2人に、ぶつかったことはほんと申し訳ありませんでした、とうんと涼しい顔で詫び、おまわりさんたちに、もう帰ってもいいでしょうか?と聞くと、おまわりさんたちにも、いいよいいよ~、とご苦労様的な表情で言ってもらったので、じゃ失礼しま~す、と言い、引きつった顔の2人に背に向け交番を後にしました。
ちょっと気持ち良かったのは否めません。
と、こんな経験があったし、普段からも日本でもたまに差別を見ていたし、子供の頃は父が沖縄出身というと下に見る人も少しですがいたので。
パリで差別された、と怒る日本人の方々、いろんな国の方々がいらっしゃいますが、もし自国で自分も誰かに差別してる場合は、パリでされても怒れないかな、と過ってしまうのです…。
自分はするけど自分がされるのはいや、というのは、普通に考えたら通らないですからね…。
あ、でも、歩道を自転車で走るというのはどんなにゆっくりでもやはりだめだな、と今思っています。
自転車にほとんど乗らなくなり歩くことが多くなった現在ですが、ときどき自転車と、そして今は電動キックボードもかなり恐い時があります。
フランスも日本と同じで基本的には自転車&電動キックボードは車道を走らなくてはならないのですが、結構歩道を走っている人、多いんですよね。
特に恐いのが電動キックボードで、ゆっくり安全運転ならいいのですけど、ちびっ子も含めびゅんびゅん飛ばしている人がたくさんいて、私も何度もぶつかりそうになったことがあって、おばちゃん恐かったですよ。
それに周りはもちろん本人にとっても危ないんじゃないかな、と思うのですけどねぇ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
コメント一覧 (6)
沖縄出身だと彫りの深い顔でしょうか…。
沖縄とか北海道こそが昔から日本列島に居た人達だとききましたが…。
考えてみれば、本来の日本列島の人は、彫りが深いもんなんですけどね。
本来の日本列島の人より渡来系の顔が一般化しているので、本来の日本人が特殊に見えてしまいますね。
日焼けすると、現代でいうところの南国顔になってしまうのですね。
自転車が腕にぶつっかったのは悪かったけど、日本人だと思われれば、
そこまで理不尽な対応はされなかったでしょうね。
謝ろうと思っても、そこまで一方的に怒鳴りながら走りよられたら、謝る事さえしにくいです。
黙ってたら、不法滞在のフィリピン人にされてしまうとは…Σ(・ω・ノ)ノ!
交番がたまたま近いので交番まで引っ張られたのは強烈な体験ですね…。
途中でいくらでも日本人だと言う事も出来たけど、交番でやっと口を開いたのは
2人組を懲らしめたい気持ちもあったでしょうか…(^^;。
絶妙なタイミングで口を開いてますね。
子供の頃はお父様が沖縄出身というと下に見る人も少しいたのは、沖縄は昔、アメリカ合衆国だった時代もあり、その事が影響するかもしれません。
きちんとした観光客なら差別しないです。
でも決まりを守らない外人はお断りですね。
日本にいるのに、日本のやり方に従わない外人とかは、がつがつに苦情を言いたいのです。
郷に入っては郷に従えの原則を順守してほしいです。
何と!電動キックボードはフランスでも走っているんですね。
ちょっと危ない乗り物だという意見も多いです。
免許証取得義務を付けるべきだという意見もあるし、走行禁止にしようという意見もあります。
差別、優越主義って、人間の奥底にひそむものだな、と常々感じます。
マウントもその1つかな、と感じていて、とにかく自分の方が上だと思わせたいし、自分でも上と思いたいのかな、と思います。
子供の頃は沖縄出身者を下に見る人がたまにいて(特に年配者)、その家族とかにバカにされた記憶も若干あるのですが、その後結構経って、安室ちゃんはじめ、いろんなスターが出てきて、状況が大きく変わりました。
2人にはさまれて両腕を捕まれた時は、なんかちょっと人間に捕らわれた宇宙人的な気分だったのですが、呆れた気持ちもあって、交番連れていきたいならどうぞ、という気持ちがあったのは否めません。
(いやもしかしたら、こっちがちょっと楽しんでいたかも…)
で、観光客も多いので有楽町駅前のおまわりさんって、いつもほんと忙しそうなのですが、そんなとこに余計なこと言ってくる凝り固まった2人…。
おまわりさん全員、やれやれって感じで、それの方が申し訳なかった感じでした。
日本では決まりを守るのが大事で、それはとても良いことだと思うのですが、外国では決まりはほぼないに等しい気もします。
なので日本人が外国に来た時、日本と同じ考え方をしてしまい、被害に遭うことも多いような感じなのかも。
電動キックボード、日本でどれくらい普及してるのか知りませんが、フランスはすごいですよ~。
もうびゅんびゅん飛ばしてて、普通に歩いてる人にどけどけ状態というのもよくあります。
歩道子供キックボードも多くて、その際、親がまったく注意しないことが多く、こっちは子供なのだから大人のそっちがどくのが当たり前状態もとても多いです。
毎日わんこ散歩しておりますが、歩道で子供がそこのけ状態なこともよくあって、わんこと一緒によく車道に逃げております。
めっちゃ勝手で呆れますが、こういう人、フランスとても多いです。
息子は、引っ越した直後、道でお巡りさんに身分証明書や手荷物検査をされたそうです。ポケットの中まで調べられ、野次馬も集まってきたりで、息子は怒っていました。お巡りさん曰く、彼の管轄で見たことも無い外人で、観光客でも無い雰囲気だったので調べさせてもらったとのこと。私は、そのお巡りさん、しっかり仕事してるんだわ~と感心したのですけれど、フランス政府からの派遣で日本に行っていた息子は、フランス大使館に連絡すると大層なお怒りでした🤣
電動キックボード、怖いですね。日本で、子供が自転車で高齢者にぶつかって被害者が大怪我をした事件で親に罰金刑が課せられたことがあったんですが、回りのフランス人達は、子供の起こした事故だし親は関係ない、日本の裁判所はおかしいと言っていましたね。
ただ、知人が有名私立大学の学長をしていたんですけれど、学生が旅行先でイタズラをしたことで、記者会見で頭を下げてお詫びの言葉を述べていてびっくりしたことがありました。大学生ともなれば大人なんだし、数多い学生の1人1人の行動を監督するわけには行かない訳です。最近は、学生が大麻を所有していたとかで学長さんが頭を下げているのをネットのニュースで見ましたけど、フランスだったら殆どの高校でドロッグをやっている生徒がいるのに、校長が記者会見で頭を下げるなんてありえませんよね。まして大学では。
両極端の典型的な例ですね。フランスでは、怪我をさせられた方が損をするみたいなので、お互い気を付けましょう。
旅人さん、日本人離れした顔立ちなのですね。
ポルトガルは男性は濃い顔の方が多いけど、女性はあまりそのイメージがなく可愛らしくイメージです。
私は母が北海道であっさりめの顔で母にも似てると言われるので、それほどは濃くはないと思うのですが、日焼けするとどうも南アジア顔感が出るようです。
あ、でもフランスでもしょっちゅうベトナム人、ラオス人、カンボジア人に間違えられ、日本人だというと若干びっくりされるんでした。
やっぱ南国顔なんですかね。あはは。
旅人さんの息子さんは日仏という顔立ちとも100%欧米ともアジア系ともちょっと違うんでしょうね。
大使館に実際連絡していたら、おまわりさんもやはり焦ったかもしれませんねぇ。
日本での電動キックボードの罰金話、フランス人はおかしいと言っていたのですね。なるほど~。
そのお子さんがいくつだったのかわかりませんが、もし小さい子なら管理をちゃんとしていなかった親も悪いかな、と私は思います。
子供好きにさせて自分携帯ずっといじってる親御さん、すごく多くて、子供にも何かありそうで危ないな、とよく思います。
でも、日本の学生のやったことを学長が謝るというのも、これまたやり過ぎですね。
パリに料理修業に来ていた子が、パリのレストランでは自分の担当している料理だけに責任があって、他の料理には責任がないので、もし他の料理で問題があっても自分はまったく関係ない。でも日本ではすべての料理が全体責任だったので、それがきつかったと言っておりました。
日本はそういうことがあり勝ちですね。
体育会系とかもものすごそうです。
あれはどう考えても変です…
親に罰金刑が課されたのは、電動キックボードでは無くて、夜にライトをつけずに自転車で坂道を下っていた小学生で(8~9才ぐらいだった?)、被害に遭った高齢者は後遺症で身体障害者になったとかだったと思います。この事件以後、自転車にも保険をかけられるようになったとか聞いたことがあったような···
罰金刑の金額が高額で、随分話題になったと聞いています。
小学生はまだ子供なので、その子供を育て教育する立場の親にも責任あるかな、と私は思ってしまいます。
心も身体もまだまだ成長の途中の段階の小学生の親に責任がないとなると、この事件だけじゃなくもっと大きな事件でも責任がないということになり、それは恐ろしいことだな、と。
それにしても日本とフランス、こんなところでも考え方がほんと違いますねぇ。