今日のパリの最低気温は2度、最高気温予想は5度で、お天気は雨となっております。
フランス生活17年めなのですが、このブログで何度か書いておりますが、本当はポルトガルに住みたかったのです。
初めての海外旅行がポルトガルで、青空日が多く穏やかな気候で食べ物も美味しくてしかも物価も安くて、最初に行った時からその後もずっと1番好きな国だったから。
でも日本からポルトガルまでの直行便がなく、一緒に連れていくチワワ坊やが乗り継ぎでもしかしたら貨物室の方へ移動になるかも、と航空会社に言われ、それは絶対無理だったので行先をフランスのパリに変えました、かなりあっさりと。
もちろんポルトガルに住めたらベストだったけど、とにかく海外に住んでみたかったのでパリでも良かったのです。
そして2008年の4月初旬にパリにやってきました。
その年のパリの春夏は青空の日が多く、しかも湿気がなくカラっとしていて爽やかなので、こんなにパリの春夏って素敵なんだな、と思いました。
旅行でパリに来ていた時は毎回冬だったんですよね。
しかもパリは梅雨ないし、たとえ雨が降ってもほとんど小雨でずっと降り続くことがありません。
なので傘を差さない人もたくさん。
実は私はパリに傘を持ってきていなくて、来ても、その微妙な小雨だったので、パリに来て半年間傘を持っていなかったのです。
でも日本に帰る子がいてその時に傘をもらいました。
あればやはり便利でしたよ。うひ。
で、そんな初めての美しいパリの春夏が終わり初秋を迎えると、秋のパリもシックでいいんですよね。
お天気は良くないことも多いのですが、そんな曇り空や色づいた紅葉がこれまたパリに似合うんです。
春夏も良いけどパリは秋も素敵だな、と思いました。
でも11月に入ったら、ほとんど青空の日がなくほぼ毎日がどんよりした灰色の曇り日が続きました。
それでもやはり、灰色曇り空もまたパリに合うなぁ、アンニュイだなぁ、なんて思っていました。
その年の冬はめっちゃ寒くて結構雪が降りました。
でも渡仏前に、パリ留学なさったイラストレーターさんの本の中で、雪の日のメリーゴーランドの可愛らしいイラストを見て憧れていたので、カメラ持ってアパルトマンから1番近いメリーゴーランドへ颯爽と向かったりしておりました。
友達と食事の約束をしていた日も大雪で、吹雪く中凍えそうになりながら約束場所へ向かったのを、今でも覚えております。
さすがにあれはキツかったですけどね。
でも春夏秋冬のパリというものを思いっきり満喫していました。
とにかく初めての海外暮らしで、そんなお天気だって住んでるからわかることなので楽しかったのです。
ところがあれから17年経って、あの時想像しなかった、あの時とは違うパリ、フランスになりました。
それはとにかく雨雨雨が多いこと!
先週も今週もですが、とにかく雨がしとしと降り続いていて、何日光を見ていないことか。
今、春なんてまるで日本の梅雨に近くて、ここ数年春の庭はいつでもぐちゃぐちゃ湿っているし(今もですが)、冬春だけじゃなく1年を通して雨が多く、どこかの地域でいつもだいたい洪水被害が起こっている状態。
2週間前にはブルターニュとノルマンディーが大雨&長雨で浸水被害が起こっていたし、少し前にはマルセイユの中心街が浸水していたし、2度3度洪水が起こっている地域もあります。
今じゃもう傘を持っていないなんてあり得ませんよ…。
それに雪もほとんど降らなくなりました。
去年の今頃久しぶりに雪が降り積もった時は新鮮で、カメラ持ってフォトしに行ったくらいです。
その時に旦那が、30年くらい前の今頃はこうしてしょっちゅう雪が降っていた、と言っていたし、今みたいにしょっちゅうどこかで洪水というのもなかった、と言っておりました。
でもフランスだけじゃないんですよね、この天候の変化。
住みたかったポルトガルでも少し前に洪水が起こっていたし、スペインやイタリア、ベルギー、ドイツなどのヨーロッパ、それからアメリカ大陸、そして忘れちゃならない日本も含めたアジア諸国もで、多くの国々で被害が起こっております。
世界中が大変化中です。
でもお天気の悪さにじとじと雨まで加わっちまったフランスの長~く続くこの悪天候、じわじわかなり応えます…。
もう、秋のパリはシックだわ♡なんて思ったり、雪が降ったらメリーゴーランドへGO!なんて気持ちにはまったくなりません。
んにゃろ~、この天気、雨、暗さ、どうにかなんないか~い、と毎日思っております。
でも、渡仏してきた時は17年後にフランスにまだ住んでいるとは思っていなかったし、何よりパリに決めたのは自分なので仕方ないんですけどね。
最初にお伝えしましたが今日も雨。ふぅ~。
サンシャイ~ン、カンバッ~ク!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
コメント一覧 (10)
イギリスも同じ感じだそうで、ポルトガルに避寒に行く人が多いとか。我が家も青空が見たくてカナリア諸島に出かけたことがあるんですが、余りにも観光地化され過ぎていて、思ったようには楽しめませんでした。
2月にフィンランドに行ったら、空は同じように灰色なんだけれど、空から降ってくるのは雨じゃ無くて雪じゃないですか😍。以後、冬の北欧にハマって、アイスランド、ノールウェーに行きました。
私の住んでいる所は他の日本人が1人もいないので、お隣の地方の同じ状況の友人とお互いの村の中間の町でランチをするのが楽しみなんですけれど、先日は私は行けたものの、友人は洪水で来られなくなってしまいました。その町に行くまで、高速から見える景色は田んぼじゃなくて湖。悪天候は、私の楽しみまで奪ってしまいました。憎っくき雨😡。
世界中が大変化。私も感じます。一昨年、11月に日本に一時帰国したら東京の気温27度。滞在中、紅葉が見れずじまい。友人は去年の春に一時帰国したらめっちゃ寒くて、桜は蕾しか見れず。私は、去年の9月に、イタリアで初雪に降られました😵💫
この悪天候、雨ばかりじゃ無くて暴風雨。いや~私も自分の意思でフランスに来たんで文句は言えないけどね~。やっぱり、行き先を間違えたのかも···です😪
一昨年秋の日本滞在中、雨に降られたのはたった1日。フランスの友人から来るメッセージには、「今日もこちらは雨」。
来月、日本に一時帰国するんですけれど、スーツケースには夏服と冬服を入れなくっちゃです。果たして桜は見られるのでしょうかね~🤔
ちょっと亜熱帯化しているのか、現在のフランスでは、雨がやたら多いんですね。
過去は傘も必要無いくらいだったし、パリに来て半年間傘を持っていなかった程なのに…。
春は、まるで日本の梅雨に近いとはビックリ!
パリは元々は17年前は梅雨などなかったのに、今は春の庭はぐちゃぐちゃ湿っているんですね。
もう、爽やかなパリでなくなっているんですね。
1年を通し、どこかで洪水被害が起こっているとは、あぁ~昔と家の造り方を変えないといけませんね。
2週間前にはブルターニュとノルマンディーが浸水被害・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
moiさんところは、マルヌ川付近がヤバイですね。
moiさんの所はそこまで酷くはなりにくいですよね。
現在では、もう傘を持っていないなんてあり得ないのは、moiさんだけでしょうか?
元からのフランス人もですか?
雪も降らない事がほとんどなのですね。
2024年の今頃、雪が積もった時はカメラを持って撮影に行ったほどでしたか?
しかし30年前のパリは、今と違って、雪は珍しくなかったんですね。
洪水は、スペイン、イタリー、ドイツなど各地で被害拡大中、
日本も洪水増えました。
ただし2024年は日本の被害は酷くない代わりに中国が日本の分も酷いです。
世界中で災害が急増で、もしや、ヤバイ予言が現実化しそうですね。
実は、今年は世界が滅亡するという予言があります。
2025年7月5日に大災害が起きるという予言。
1999年のノストラダムスの大予言ほどフィバーはしてません。
この予言も今の話を聞くと、心配になりますね。外れて欲しいです。
現在、菜園が水田化しているのですね…。
我が家と同じです。あは。
イギリスは天気、フランス以上にやばそうなのは想像しております。
イギリスの誰だったか昔のプリンスはほぼフランスの南だか南東だかの地方に住んでいたと旦那が言っておりました。
昔の人は天気も大事だったんですね。
(そりゃそうだ)
北欧だと、空から降ってくるのが雪なことで気持ちが違うのですか?
私は雪も正直今もうぜんぜん嬉しくないのですが、それでも北欧の雪だと違うのかな。
今のパリ郊外の街でも日本人さんが少ないので、地方だともっともっと少ないのでしょうね。
でもどうやって知り合うのでしょうか。
ちなみに私の場合は、たまたま旦那はアジア人女性を見かけ話したら日本人だった。ということで今の日本人の知り合いさんとつながっております。
行先間違えたかも感、あはは。
私は今結局旦那と出会えて本当に良かったと思ってるし、わんこうさっちたちと出会えたことも奇跡のように思っているので、フランスで良かった、と思っているのですが。が。
この天気はまったくの想定外でした~。
でも曇りが好きな方もいるので、自分の感じ方を押し付けることは出来ないのですが、私はほんと曇り、雨、冬、寒さが苦手です…。
ここで人生を終えるってまったく考えられないです。
来月の日本帰国で、桜見られるといいですね!
フランスも桜あるけど、やはり日本の桜が染みます。
私は花粉症が重症なので日本の春は大好きだけどキツイのでおそらく一生日本の桜は見れないと思うのですが、見れる方、羨ましいです。
ここ何年もパリに行くのは冬ばかりなので昼間でも夕方みたいな天候のフランスしか経験していないのですが、それなのに気分が温かくなるのはフランスマジックだと感じるのは旅行者だからでしょうか。昨年末日本に帰って来て野菜の高騰ぶりに閉口しフランスの農作物の豊富さを懐かしく思ったものです。日本ではこの冬特にキャベツが高くてお正月の前後に一玉400円から500円前後で売っていました。先週辺りからやっと値下がりして小さめキャベツが250円から300円くらいで売り出した感じです。フランスは日照量あまりないイメージなのに色とりどりの野菜たちが市場に並んでいて日本と何が違うんでしょうね。フランスの底力ですかね。話は変わりますがポルトガルと言えば、一度行ってみたい国のひとつで私は年の前半に夫と旅行、後半にひとり旅をするというスタンスで生きているのですがちょうど昨日ポルトガル行きの航空券を手に入れたばかりなのです。moiさんはじめ何人かの方のポルトガルを推す声を耳にしていたので楽しみで仕方がありません。シーフード料理、飲食店の安さ、親しみやすい国民性、アズレージョ、建造物の美しさ、路面電車、坂道、エッグタルト等。。。妄想を膨らませております。
私も旅ではフランスいつも冬でした。
でもが海外旅行というだけで毎日楽しくてしかたありませんでした。
自分でたくさん歩いて発見があったりで。
たぶんワッフルさんも同じかな、と思います。
日本、そんなにお野菜高いのですね。びっくり。
フランスはお野菜、やはり安いですかね。
でも輸入品も多くて、しかもフランス産より安いので、フランスの農家の方々はしょっちゅうデモしてるんですよ。
ポルトガル行きのチケット、ゲットしたんんですね♪
リスボンさえもちょっとあか抜けない雰囲気がありますが、それが逆に良いんです。
下町アルファマ地区は味わいがあるし、リスボンを離れてもとても素敵です。
私の旧ブログ(パリ生活社ミルクとマカロン)でポルトガル旅行の記事があるので、良かったら参考にしてください。(参考にならないかもだけど)
あと、ポルトガルはシンプルに焼いたものが多いので、お醤油持参すると良いかも。
楽しみですね♡
色んな場面でフランスの方はちゃんとデモされるの本当に偉いですね。
ポルトガルに関する沢山のアドバイスありがとうございます。
大抵行きのラウンジでお醤油を2.3個いただいていくのですが今回はポン酢と醤油の小瓶を買って持って行こうと思います。
アルファマ地区ですか、行かなければ。
最初はリスボン滞在でホテルを調べていたのですが、夫の仕事の都合でその時期は随分と宿代が高い時期らしくなかなか踏ん切りがつかなかったのです。で、ポルトの宿を検索すると同じ時期でも半額くらいで広くて素敵なアパートが見付かり今回は旅の前半はポルトでのんびりして最後の3日間だけリスボンを観光しようと思っております。
ポルトガルの垢抜けなさみたいな風景はやはりその土地に行って実際見てみないとわからないので身を置いて感じてみたいです。
旧ブログ読ませていただきますね。
ありがとうございます✨
確かにフランスは野菜があまり高騰しないです。
フランス産も輸入品もたくさんなので、消費者が選べるのも良いところ。
リドルで売っているBIO野菜は結構スペイン産もありますが、BIOで安いのはとても嬉しいです。
デモは困ることもあるけど、でもデモしなければ政府の言いなりになってしまうので、私は労働者にとっては大事だし、怒ってる時はやるべきだと思っております。
日本はデモがほとんどないから、声を上げても文句を言っても支持率がうんと下がっても、結局政府のやりたい方向になっているように感じます。
ポルトガル、どこへ行ってもい~い味わいがあって大好きになる人はほんと大好きになると思います。
冬でもお天気が良い日が多く、観光客も少ないので、ポルトガルは冬も最高です♪
もうすぐかしら。
楽しみ過ぎますね!ふふふ。
日本の食費の値上がりがすごいすごいとは聞いているのですが、ほんとにすごいことになっているのですね…。
私が住んでいた時のイメージは、きのこ1袋100円、キャベツひと玉198円とかそんな感じです。
もうそんな価格は考えられないのですね。
フランスはまだまだぜんぜんお安く買えるのでこれは大きいですね。
お米がどうして高騰しているのか実はあまり知らないのですが、財務省が関係してるのですね。
で、それを怒ってデモしてる人もたくさんいるのに、ニュースではいっさい報道されない。
フランスではデモがあるとす~ぐ大きく取り上げられます。
ここからして違いますね。
フランスに住んでいると1ユーロは100円的な感覚になるのですが、でも日本から旅で来る方にとっては1ユーロが日本円でいくらかはそりゃ大きいです。
支払いがま~ったく違ってきますものね。
コロナ、そしてウクライナ侵攻があって、値上がり値上がり
そしてそれに便乗して値上げしたところも結構あると思います。
フランスはもう物価は下がらないだろうと言われているけど、日本はどうなんでしょうかね…
昨年日本のスーパーの棚から米が消えた時も各国の海外在住の日本人の方のSNSで日本米を最近よく見かけると投稿がありなんだかきな臭いのです。
日本景気悪化の原因、諸悪の根源が財務省だと言われておりますが地上波でこの事は一切触れておりません。
けれどもなんだか新しい時代がやってきているのだなあと感じる今日この頃で根拠はありませんが勝手に明るい兆しを感じているのは私だけでなんでしょうか。
お米は日本人になくてはならないものなので、それを政治が利用しているのですね…きっと長年…。
官庁、官僚に力があるのはわかっていたけど、日本のここまでのお米の高騰にもおそらく大きく関わっているのですね。
庶民は何も出来ず、知らず、ただ利用されてきて今に至っているのでしょうね。
それからもう引退しているだろう政治家が今だに力を持っていることにもびっくりします。
フランスの政治も本当に酷いけど、日本のようなそれはないんですよね。
引退して残りの人生を好きに謳歌する人が多いです。
この潔さは良い点です。