今日のパリの最低気温予想は5度、最高気温予想は13度で、お天気はほぼ曇りとなっております。
モンマルトルの裏手にあるこのカフェでゆっくりコーヒーをいただいた後は。
→モンマルトルの裏の落ち着く店「ミニョン・カフェ」
坂道を上がってモンマルトルの丘に寄ったのですが、朝からまあすごい人出。
さすがパリの大観光地です。
2024年、パリで1番写真を撮られた撮影スポットはこの丘の頂上にあるサクレクール寺院だそうですが、納得納得。
あまりにも人が多いのですぐ退散だ~、と思ったのですが。
通りかかったアパルトマンの一角に、モンマルトルの住民は怒っている、むだな工事に反対、と書かれた横断幕が掲げられていることに気づきました。
で、ああそう言えば1、2ヶ月前に旦那が、モンマルトルは大規模な改装工事をして今年の秋以降はモンマルトルとその周辺には車がほとんど入れなくなる、と言っていたことを思い出したのです。
その時は、あそこは入り組んでいて人通りがものすごく多くて危なかったからな、と単純に思ったのですが、今回、この住民たちの怒りの横断幕を見て、このプロジェクトの詳しい情報をネットで見てみると。
プロジェクト内容は、2025年8月31日までに交通制限、緑化、20の通りで公共の駐車スペースを撤去し、モンマルトル周辺に歩行者エリアを作るというもので、歩行者エリアは主にサクレクール寺院の周辺の観光客が多いショッピングエリアとのこと。
で、なぜ住民の方々が怒っているかというと、市役所が事前に住民に何の相談もなくこのプロジェクトを提示したこともですし、20の通りで公共駐車スペースが撤去されると住民たちが荷物を持ってモンマルトルの丘を歩いて上がらなくてはならかったり、たとえば職人が来る時は車が入れなかったり駐車出来ないなどの大きな支障が出ることが考えられるとのこと。
また、民間駐車場は月額300ユーロ以上なので払えない住民が出てきてしまうとのこと。
こうしてこの細くて曲がりくねった小道に車が入ってくることはよくあって、その度に歩行者は端(歩道)に寄っていたけど、考えてみれば小道ではあっても車道があって車も通って良い場所。
けれど車道は普段ほぼ歩行者エリア状態。
そしてこの小道沿いはズラリと観光客向けのお店が並んでいるけど、この上は普通にアパルトマンなのですよね。
約10日前の3月19日にも市と住民たちとで話し合いが行われたようですが、今のところまだ住民の方々にとっては良い方向に向かっていないよう。
モンマルトルを歩いていて観光客の多い通りの一歩裏に入ると、めちゃくちゃ庶民的なジモティな空気になって、ああ、大観光地モンマルトルでもこうして普通に暮らしている人たちがたくさんいるんだな、といつも思っていました。
なので今回の問題は、何の相談もなくこの結構な勾配のモンマルトルの坂を、歩行者天国にします、駐車スペースうんと減らします、結局のところ観光客優先にします、などと決められたら、そりゃ住民は怒るよな~、と思ったのですよね。
なので私は住民応援派。それにそんな何でもかんでも改装とか新しくとか、街の面白みのてんでも良くないと思うんです。
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コメント
コメント一覧 (4)
1位:エッフェル塔 2位:凱旋門 3位:ノートルダム寺院
こんな感じだと思っていました。
皆、こんな典型的な当たり前すぎるコースは飽きたから、サクレクール寺院がトップに踊り出たのですね。
『モンマルトルの住民は怒っている、むだな工事に反対‼』という怒りの横断幕がありますね。
今年の秋以降はモンマルトルとその周辺には車がほとんど入れないって…
工事の間だけ自動車が入れないという意味では無さそうですね。
歩行者天国を作るので、車がこれからずっと入れないんですね。
歩行者エリアは観光客の多い主にサクレクール寺院の周辺なのですね。
歩行者天国みたいなのが出来るのは、一見すると、良さげな事に聞こえますが、
実は住民さんの生活を不便にする事だったんですね。
住民の人達が重い荷物があっても徒歩でモンマルトルの丘を上がる羽目になったり、
職人や配達の人が来る時も🚙車が入れないのでは大変なんですね。
住民に何の相談も無く勝手に始めるのはけしからんですね。
こうなったら頑張って抗議し中断させるしかありませんね!
今年、奈良県では住民の反対運動の結果、古墳にメガソーラーで太陽光パネルを設置する計画が中止になりました。
住民だけでなくSNSで評判になった事も効いてます。
歩行者エリアの件は、3月19日にも市と住民たちとの間で、話し合いをしたけど、今、いい方向に向かって無いのですね。
モンマルトルの皆さんも、SNSの世論の力も借り、何とか中止に追い込めるといいですね。
モンマルトル歩行者化ニュースを伝えているフランスのネットニュースで、2024年のパリの撮影スポットは1位サクレクール寺院だった、と伝えていたのですが、言われてみれば確かにエッフェル塔を抜いて、というのは考えにくいですね。
でもあのサクレクール寺院の人混み、それからあそこから見るパリの景色も含めてだと考えると、あり得ないこともないかな、とも思いますが、どうでしょう。
イタリアの有名観光地では歩行者エリアにする際、住民は車で入れる、という決定をしたそうで、モンマルトルもそうした方が良いように感じます。
年配の方とかあの急な階段、相当大変だし危ないと思います。
奈良のその古墳にメガソーラーで太陽光パネルプロジェクトにびっくり!
だれがそんなひどいプロジェクト推し進めようとしたのでしょう?!
計画が中止になって良かったです。
モンマルトルも奈良のようにまず住民にとっての良い方向になって欲しいです。
それにモンマルトルは改装したってしなくたっていつでも朝から晩までわんさか観光客きますし。
パリはもうエコ、エコでね、車が入れない日とか、あちこちと自転車だけになった道がありますよ。市長さんがエコや環境問題に力を入れているよう。
確かにモンマルトルはパリでも1,2を争う観光地。
観光客ばかりではないですものね。地元民は怒りますよ。
私は11区だけど道を挟んで12区はコンポストやら道は自転車道や歩道専用になったりと
凄い勢いで工事してます。リボり通りも中心はほぼ自転車道、(車は一通にされて自転車のが場所とってる)本当はシャンゼリゼもそうしたいんだろうなぁ。凱旋門からナッションまで。
もうすでにバスティーユからナッションは一通。配送の人とかは大変そう。
イタリアののようになればいーけど。。。
モンマルトル、こんなことになっておりましたよ。
パリ市民だと大観光地モンマルトルってそんな行かないですよねぇ。
パリはエコエコになっているのですね。
パリは大気汚染がものすごいからということも大きいのでしょうね。
この数か月のことを思い出してみると、確かに道路工事してるとこ多かったです。
ナシオンからアリーグルのマルシェに行くとこも工事してましたよ。
(あのあたり飾り気がなくて好き)
そっか。シャンゼリゼも歩行者化したいのかな。
あそこはほんと車が多いのでかなり難しそうですね。
でも、パリ市、いつかやっちゃいそうな…。
やはりイタリアのように住民は車で入れる、くらいはしてもいいのじゃないかな、と思いますけどねぇ。