9月1日にパリを去ってから2週間。
まだまだまったく落ち着かないのですが、そんな中でふと我が街の暮らしを思い出し、もうあの場所にはあの日々には絶対に戻れないんだな、と不思議な気持ちになります。
2週間前、引っ越しの前日は最後にと思い、我が街日曜マルシェに行きました。
ポルトガルバーに到着すると、木々はまだ緑だけれどバカンスを終えた人たちも戻ってきていて、ほんの少し秋の気配。
このポルトガルバーでのマルシェでのこんな夏の終わりの日曜日は15回経験してきたけど、この日は特別な日曜日。
旦那と2人、いつものポルトガルの微発泡ワインのヴィーニョ・ヴェルデをいただいてから、バーのパトロンのCさんと長年いるBさんにさよなら挨拶もしました。
もちろんマルシェも歩いてこの日の昼食用のお買い物。
(翌日引っ越しなので作る余裕も残っているものもほとんどなかった)
そしてこの夜、去る準備がほぼすべて終わった後、新しい家主さんカップルのために、私たちが我が街と周辺で知っているお店情報や場所、気が付いたことを書き残す小さなノートを作りました。
たとえばこのマルシェについては真ん中にあるトレトゥール(総菜屋さん)はちゃんと自家製が多く美味しいですよ、とか、3軒ある中の1軒の魚屋さん(マルシェ内の位置も詳しく説明)はハカリを誤魔化して不正をしていますよ、とか、もちろん2、50ユーロでヴィーニョ・ヴェルデが飲めるポルトガルバーのことも。
他にも、カップルさんには小さな男の子のお子さんがいて(フランス、ドイツ、イタリア、アルゼンチンの血が混ざっていてめっちゃ可愛い♡)いつかマルヌ川で一緒にカヤックやカヌーをしたいと言っていたので、私たちが気に入っていたマルヌのお気に入りスポットのことも詳しく書きました。
家を売り出し中の時は、古い家なのでもしかしたら新しい家主さんは家を取り壊して新しい家を建てることがあるかも、と思っていたので。
家を気に入ってくれて果実や木の実がたくさんある庭、旦那が作った池も気に入ってくれて、とにかく家も庭もそのまま残してくれることがほんと~に嬉しかったんです。
取り壊すなんてことになったら泣いちゃいましたよ。
なので感謝の気持ちを込めてのプチノート。
いつかマルヌも3人で楽しんでくれるかな、なんてことも願っております。
ということで2週間ぶりの更新で最初記事がすらすら書けなかったのですが、書き進めていくうちに大丈夫になってきました。
2週間でも空くと書き方忘れちゃうものですね。
次回はもうちょっと空けずに書きたいなぁ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
コメント一覧 (4)
パリで過ごした日々の記憶が、まるで映画のワンシーンのように浮かんできますね🍷🌿
引っ越し前日は我が街のマルシェにお別れに行ったんですね。
ポルトガルバーでの最後のヴィーニョ・ヴェルデ、マルシェの空気、CさんやBさんとのさよなら…
15回も重ねてきた“夏の終わりの日曜日”が、今回は特別な一日だったのですね🌇💭
そして新しい家主さんへの“プチノート”──
このノートは、moiさんの街への愛が詰まった宝物ですね📒💖
マルヌ川のスポットや、ちょっとした注意点(魚屋さんの測りの誤魔化し)まで…まるで“暮らしの手帖”を手渡すような温かさです🚣♂️🍃
小さな子供もいるし、そのうち3人でマルヌのカヌーに遊びに行きそうですね。
マルヌ川でカヌーしたいと言ってたんですね。
ところで、moiさんの家で所有していたカヌーは引っ越し先にも持っていくのでしょうか?
引っ越し先の地域でもカヌーは楽しめるでしょうか?
このプチノートは、あたらしい家主さんが、
家も庭もそのまま残してくれることへの感謝なんですね!
引っ越す以上、次の人に改装される運命になりがちですが、今回は受け継いでくれるとは良かったですね!(^^)!
思わずこちらまでホッとしました…!
旦那さまが作られた池や果実の庭が、これからも誰かの暮らしを彩っていくなんて、素敵すぎます🌳🍎✨
お引越しお疲れ様でした。
愛着のあるお家をお庭も池も
気に入ってくださった買主さん
大切にして下さいそうで
とってもありがたいですね
そして、moiさんの心が
いっぱい詰まったノート!
受け取ったら、
すごく役に立ちますし
嬉しい!って喜んでもらえると
思います。
新しい土地での生活は如何ですか?
ワクワクドキドキ
冒険気分で、楽しく散策してらっしゃるのかしら?
旦那様やBebeちゃん達と
笑顔あふれる日々であります様に!
引っ越し前日がちょうど日曜日でマルシェに行けて挨拶も出来て良かったです。
CさんBさんとはいつもはボンジュールの言葉の挨拶ですが、最後なのでビズでお別れだったのが小さな特別でした。
プチノートを書く時はかなり遅い時間になっていたのですが、これだけは渡したいと思っていました。
ほんとに感じの超良いカップルで感謝もあるので、近辺の良いところはもちろん、マルシェの不正魚屋さんで誤魔化されて欲しくもありませんでした。
カヌーはもちろん、引っ越し先に持っていきます。
カヤックもあったのですが使っていなくて、新家主さんがい使いたいとのことだったので残してきました。
他にも同じものがいくつかあったブロカント雑貨も残してきました。
家もですが古いもの好きのお2人なので喜んでくれていると思います。
私たちが見つけたお気に入りを、おそらく少し似た好みの新家主さんが受け継いでくれそうなのが(も)縁だな、と思っているので、ほんと恵まれました♪
日本から連れてきたチワワ坊やとの未知だったパリ郊外暮らし、そして坊やもですが空にいった子たちとの思い出も詰まっている十五年間で、旦那は亡くなった前の奥さんとの日々も含め二十数年。
その家を気に入ってもらえて本当に嬉しかったんです。
ちなみに奥さまはドイツ生まれのフランス&ドイツ人、旦那さまはアルゼンチン生まれのイタリア&アルゼンチン人。
これからは海外出身のお2人と坊やが私のようにこの街での暮らしを楽しんでくれるかな、と願っています。
私たちの方は今はまだまだ落ち着かないのですが、そのうち何とか落ち着くだろうと思って、1つ1つやっています。
「旦那様やBebeちゃん達と
笑顔あふれる日々であります様に!」
お優しいお言葉ありがとうごいざいます♪
べべっ子たちは普段に近いリズムになってきたので大丈夫そうで、それ1番ほっとしております!