パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理をご紹介していたmoiですが2025年12月に南ブルターニュに引っ越ししました。

去年の今日9月1日に約17年間住んだパリ(在仏18年のうち1年はニース暮らし)を去ることをお伝えしました。
→パリを去る日がやってきました

この時は、長年住んだ家と街とパリを離れる寂しさ、家も住む場所も決まっていないのに住処がなくなる恐さ、でも、一方でどうなるのかまったく予想がつかないワクワク感があってそれらが交差して。

それでも日本を去って渡仏した時以来の、寂しさ恐さを上回る大きな高揚感がありました。

この日から1年経ってみて、ありきたりな表現だけど、長いようで短い1年だったな、とつくづく感じております。

この1年間は、いつまでお世話になるのかわからない旦那弟さん宅の居候状態の不安やここと思える場所に出会えないもどかしさ、一転して家が見つかった時の喜び、引っ越してきていきなりの記録的なブルターニュの長雨のショックなども含め、本当にたくさんの出来事がありました。

それでも結局何とかなったな、過ぎたことになったな、と、今そんな風に思えています。

そして、新居に引っ越してきて約9ヶ月、ほぼほぼ今の暮らしにも街にも慣れたし、思っていたよりもずっと、元の家や街、パリが恋しくないと感じております。

それはなぜかなと考えてみると、今の家が小規模でも街の中にあることが大きいのだと思います。

買い物にも外食にもアペロに立ち寄るカフェバーにも困らず、パリ郊外の街とほとんど変わらない日常を送ることが出来ているんですよね。

もしこれが何もない超カンパーニュだったら、旦那はぜんぜん大丈夫だったろうけど、私はキツかっただろうと思います。

でも実は初めから、周りに何もなさ過ぎる家にはしない、ということを旦那に約束してもらっていました。

というのも、私が車を運転しないので、旦那に運転してもらわないとどこにも行けない、というのはあり得ないと思っていたからです。

なので最低限、徒歩で行ける距離に小さくてもいいからセントラルがあって1人でも息抜き出来るようなカフェとか小さなビストロがあるようなところ、とお願いしていました。

それでも、そんなにうまく見つかりっこないだろうし何かは諦めなくちゃだろうから、ほとんど何もない場所もあり得るかもな、と心の中では覚悟していました。

ところがどっこい、思っていたよりもずっと便利な立地の家が見つかってこれにはびっくりでした。

覚悟していたのが逆に良かったのかな!?

そんなわけでパリ郊外と今の暮らしの違いをそれほど大きくは感じていないのですが、それでもあえて違いを言うなら、もちろん家が違うのが1つ、そしてもう1つが、郊外住まいの時は電車にちょっと乗るとパリに着いた、そして今は、自転車にちょっと乗るとパリじゃなく海に着く、です。

ほんとそんな感じなんです。

ただ、とにかくパリじゃなきゃだめ、という人には、そこがパリじゃないことはとてもとても大きな違いなんだと思います。

パリ生まれのフランス人歌手フランソワーズ・アルディは、パリの自宅以外にも別荘を持っていたけれど、結局私はパリにしか住めない、と常々言っていたそうです。

ま、二か所拠点の暮らしが出来る場合と、どこか一か所しか選べない場合とではかなり違うとは思うのですけどね。

それにわたくしパリ生まれでもなんでもないですしね。

とにかく自分の場合はパリじゃなくてもまったく大丈夫だったな、思っていたよりはぜんぜん都会っ子じゃなかったな、いやでもやれカフェだとかビストロだとか言ってるとこはやっぱり都会っ子なのか!?なんて思っております。

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