去年の今日9月1日に約17年間住んだパリ(在仏18年のうち1年はニース暮らし)を去ることをお伝えしました。
→パリを去る日がやってきました
この時は、長年住んだ家と街とパリを離れる寂しさ、家も住む場所も決まっていないのに住処がなくなる恐さ、でも、一方でどうなるのかまったく予想がつかないワクワク感があってそれらが交差して。
それでも日本を去って渡仏した時以来の、寂しさ恐さを上回る大きな高揚感がありました。
この日から1年経ってみて、ありきたりな表現だけど、長いようで短い1年だったな、とつくづく感じております。
この1年間は、いつまでお世話になるのかわからない旦那弟さん宅の居候状態の不安やここと思える場所に出会えないもどかしさ、一転して家が見つかった時の喜び、引っ越してきていきなりの記録的なブルターニュの長雨のショックなども含め、本当にたくさんの出来事がありました。
それでも結局何とかなったな、過ぎたことになったな、と、今そんな風に思えています。
そして、新居に引っ越してきて約9ヶ月、ほぼほぼ今の暮らしにも街にも慣れたし、思っていたよりもずっと、元の家や街、パリが恋しくないと感じております。
それはなぜかなと考えてみると、今の家が小規模でも街の中にあることが大きいのだと思います。
買い物にも外食にもアペロに立ち寄るカフェバーにも困らず、パリ郊外の街とほとんど変わらない日常を送ることが出来ているんですよね。
もしこれが何もない超カンパーニュだったら、旦那はぜんぜん大丈夫だったろうけど、私はキツかっただろうと思います。
でも実は初めから、周りに何もなさ過ぎる家にはしない、ということを旦那に約束してもらっていました。
というのも、私が車を運転しないので、旦那に運転してもらわないとどこにも行けない、というのはあり得ないと思っていたからです。
なので最低限、徒歩で行ける距離に小さくてもいいからセントラルがあって1人でも息抜き出来るようなカフェとか小さなビストロがあるようなところ、とお願いしていました。
それでも、そんなにうまく見つかりっこないだろうし何かは諦めなくちゃだろうから、ほとんど何もない場所もあり得るかもな、と心の中では覚悟していました。
ところがどっこい、思っていたよりもずっと便利な立地の家が見つかってこれにはびっくりでした。
覚悟していたのが逆に良かったのかな!?
そんなわけでパリ郊外と今の暮らしの違いをそれほど大きくは感じていないのですが、それでもあえて違いを言うなら、もちろん家が違うのが1つ、そしてもう1つが、郊外住まいの時は電車にちょっと乗るとパリに着いた、そして今は、自転車にちょっと乗るとパリじゃなく海に着く、です。
ほんとそんな感じなんです。
ただ、とにかくパリじゃなきゃだめ、という人には、そこがパリじゃないことはとてもとても大きな違いなんだと思います。
パリ生まれのフランス人歌手フランソワーズ・アルディは、パリの自宅以外にも別荘を持っていたけれど、結局私はパリにしか住めない、と常々言っていたそうです。
ま、二か所拠点の暮らしが出来る場合と、どこか一か所しか選べない場合とではかなり違うとは思うのですけどね。
それにわたくしパリ生まれでもなんでもないですしね。
とにかく自分の場合はパリじゃなくてもまったく大丈夫だったな、思っていたよりはぜんぜん都会っ子じゃなかったな、いやでもやれカフェだとかビストロだとか言ってるとこはやっぱり都会っ子なのか!?なんて思っております。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
応援クリックしていただけると励みになります。
にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (4)
住み慣れたパリ離れる寂しさ、住む場所が明確に決まらない不安などありますね。
又、家が見つかり楽しい気持ちや新しい場所で少しずつ根を下ろしていく喜びもある一年ですね。
旦那さまの弟さん宅での居候期間は、いい人達だとしても気を使い大変ですよね。
「ここだ」と思える場所に出会えない状況で、居候状態長引くと辛いですね。
家が見つかったけど引っ越してすぐのブルターニュの長雨には参りましたね。
色々あるけど、今は暮らしが落ち着いてきましたね。
新しい家が街の中にあって、
買い物や外食、カフェ☕やビストロ🥩にも困らないというのは、日常の安心感にとても大きいですよね。
徒歩で息抜きできる場所があるというのは、
暮らしの質を支えてくれる大切な要素だと思います🌿
運転はしないとなると、買い物とか便利な物が全部遠い所だと困ります。
moiさん1人だと、身動きがとれなくなってストレスですね。
周りに何もなさ過ぎる家にはしない事を旦那さんと約束した事は大事ですね。
そして、自転車で少し走ると海に着くのが素敵で……
パリ郊外とは違うけれど、新しい土地ならではの魅力がありますね。
15年前から旨いものは無いとか言われる海無し県💦の私には羨ましいです。
新鮮な魚介類も最高ですね🐟🦀🐚🦪🦐
歌手のフランソワーズさんは結局、パリ以外に住めないと言ってたそうですが、
moiさんはパリじゃなくても大丈夫だったんですね。
元々、パリ生まれでも無いですし、生活の便がほどよくいい所なら暮らせますよね。
これからも、南ブルターニュでの暮らしが
ますます心地よいものになりますように……✨
一年っておそろしく早い!
と 一人で驚いています。
新しいお住まいが決まらぬままのブルターニュへのお引越し
ワクワク ドキドキ ハラハラ
の気持ちが無い混ぜになり
その上大雨!
心がちょっと落ちちゃいそう
でも、今のお家がとても良い環境で着々と居心地良く改装されているご様子に
素晴らしいなぁ 頑張ってらっしゃるなぁ などと感心しつつブログを拝見していました。
旦那様の思いやりも素敵
moiさん、良かったですね
これから また奮闘しつつ
心地よい居場所を旦那様と作っていかれるのでしょう
あまり無理されずにゆるゆるとお過ごしください
またブログも楽しみに拝見させていただきます。
去年の9月1日は、3ヶ月後、半年後、さらに1年後のことがまったく想像がつかず、果たしてどこにいるのだろう、といった感じでしたが、居候しながらの家探し期間を乗り越え(ほんと迷惑だったと思うので申し訳なかったです…)、貸し家期間を無事終え、入居してすぐの長雨にはほんとショックを受けましたが、ただ2月の終わりに突然早い春が来てからはずっと新鮮な時間を楽しんでおります。
渡仏の時も思ったけど、自分たちがちゃんと動けば新しいことを始められる。
そんなことを改めて感じました。
はい、1人ではどこにも行けないというのは、大きなストレスになるだろうと思ったし、旦那もそれは理解してくれたのですが、やはりある程度の都会だとどうしても高くなるのでそんな高いところは無理なので、覚悟していたのです。
海が近いというのも夢ではあったけど、車で30分か40分くらいで行けるところが見つかればな、と思っていたので、それもほんとびっくりでした。
え!奈良は旨いものがないと言われているのですか?
奈良で美味しいものたくさん食べたような記憶があるのですが…。
でも大阪も京都も近いので、美味しいものには困らないのではないでしょうか。
フランソワーズ・アルディはパリ生まれの真のパリジェンヌですし、パリの自宅は素敵なカルティエにあって相当大きく素晴らしい作りだったようです。
そんな場所での暮らし、私も素敵だろうな、と思いますが、庶民には叶わない夢です。
それに今の暮らしで十分満足しております。
はい、ブルターニュ暮らし、楽しもうと思います。
お優しいお言葉ありがとうございます♪
はい、ほんと~に早くて、今でもなんか不思議です。
それでも1年に間にいろいろあり過ぎて、去年の9月1日が遠いことのようにも思えるのです。
でもやっぱり早かったんです。
長雨にはほんとショックを受けました。
雨大嫌いなものだから。
でも雨の後の春と夏が素晴らしかったのでショックも薄れていきました。
が、またあの季節が’来るのかと思うと、もう不安が過っています…。
でもはい、ゆっくりと改築をしつつ不安がり過ぎず、まずはやって来る秋を楽しもうと思います。
ブログ、ずっと見てくださってありがとうです♪