パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

和食

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

日本では丸鶏チキンのローストはクリスマスなど、特別な時のご馳走のイメージかな、と思いますが。

フランスではどこのお肉屋さんの店頭でも丸鶏チキンがロースターで焼かれているし、スーパーでも手頃に丸鶏が買えるので、自宅でローストチキンを作るのもごく普通のこと。

我が家も最低でも月に1度はローストチキンを焼きます。

で、食べ終わった後の残った骨も日本から持ってきたシャトルシェフで煮て、鶏ガラスープを必ずとっております。

しかも。

まずは1番だしの鶏ガラスープをとります。

この1番だしは澄んでいて、私の大好物のあっさり中華そばのスープにぴったりです。

そして今度はこの1番だしをとった後の骨と水で2番だしの鶏ガラスープをとるんです。

この2番だしは鶏骨のだしがしっかり出た濃厚白湯スープ。

我が家はこれでしょっちゅうつけ麺を作っております。

つけ麺のスープはパンチがきいているのが美味しいし、透き通っていなくてもビジュアル的にOKなので、濃厚白湯スープがぴったりなんですよね。

しか~し。

今回はつけ麺じゃないものに挑戦してみました。

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それがじゃん!長崎のソウルフード、長崎ちゃんぽんです!

長崎ちゃんぽんは牛乳を使うので出来上がりの色が白濁しております。

なので2番だしの白湯スープでちょうどいいんじゃないかな、と思ったのです。

そしたらめちゃくちゃ美味しかったんです~♪

オイスターソースや醤油などの調味料と具材から出たうまみが白湯スープと合うし、豆乳(牛乳の代わり)で程よくまろやかになります。

いろんな具材も美味しくて栄養もあるしで、旦那なんか私以上の食べっぷり。

飲むように完食しておりました。

これはリンガーハットのちゃんぽんにも負けてないんじゃないか?

なんて思いました。

って言っても、リンガーハットちゃんぽん、かれこれ20年以上食べてないですけどね。

(ああ、食べたいのぉ)

作り方も具材さえ種類ちょっと多めに揃えればぜんぜん難しくなくて、今回の具材はすべて家にあったものたち。

キャベツ、人参、玉ねぎ、冷凍の海老、豚肉、キクラゲ、ブロッコリーです。

かまぼこがないのは残念ですが、ここはフランスなのでしかたありません。

スープは白湯スープに醤油、オイスターソース、みりん、酒、少しの砂糖と豆乳、すりおろしニンニク(これ大事ポイント)などであらかじめ鍋に作っておきます。

で、フライパンで具材をさっと炒め、作っておいたスープを入れれば、ちゃんぽんスープはこれでOK。

後は茹でた麺をちゃんぽんスープに入れ、麺も熱くなれば出来上がり。

麺を茹でずにそのままちゃんぽんスープに入れるレシピもあるようなので、麺によってはどちらでも大丈夫なのだろうと思います。

フランス人は、と言うか外国の人は日本のとんこつラーメンが大好きな人が多いので、この鶏骨白湯スープちゃんぽんも喜んでくれる率、高いんじゃないかな、と思います。

フランスや欧米在住でローストチキンをよく召し上がる場合はもちろん、日本でも鶏ガラだけなら超お安いので、この2番だし白湯スープちゃんぽん、おすすめでございます!

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フランスに住んでいると、和食のスターのお寿司やお刺身、鍋物以外にふと思い出して食べたくなる、ほっこり味わい深い和食があります。

私の場合は、魚の干物、豚汁やけんちん汁、根菜の煮物、そして釜飯。

で、干物はオランダの北海水産で買えるし、豚汁&けんちん汁はアジアンスーパーなども利用してある程度の材料が揃えられるのでたまに作れるし、根菜の煮物も同じ。

でも釜飯は、1人分ずつ炊くあの釜が醍醐味。

釜飯は関東大震災の後の炊き出しからヒントを得て、浅草の飲食店の店主さんが1人用の釜で提供したのが始まりだそうですが。

あの1人分の釜から、おこげも一緒に自分でよそっていただくのが、たまらないのです。

なので、あの1人分の釜がないと無理だな、と思い諦めておりました。

でも、ふと思いついたのです。

我が家にはブロカントで買った小さなサイズのフランスの鍋、ストウブピコがある。

あれで1人分ずつの釜飯風が作れるのじゃない、と。

で、作ってみたのです。

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じゃん。これがストウブピコで作った釜飯です!

具材はあるものを使いまして鶏肉、干し椎茸、レンコン、人参、サツマイモ、後のせ茹でインゲン。

お米は白米と玄米を半々。

玄米だけだとパラパラになり過ぎるかも、と思い、白米も混ぜました。

渡仏して来た時は炊飯器がなかったので、お鍋でごはんを炊いていて慣れていたのですが、今は炊飯器任せ。

久しぶりのお鍋炊きなので少し緊張しました。

で、釜飯は、火加減に気をつけて炊いて、さらにここからも大事。

ここにしゃもじを入れて混ぜてお茶碗によそって…。

さあ、お米は美味しく炊けているのか、おこげは出来ているのか?!

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大丈夫!

おこげはちゃんと出来ておりました!

そしてお米の炊き具合もお味も大丈夫。美味しかったです~。

旦那はまずおこげを一口食べてすぐ、セボン♪

って言いましたよ。

焼きそばもなのですが、おこげ大好き男でございます。

で、作ってみて思った私的ポイントは、玄米を使ったこともあって、まず水加減。

玄米はいつもなのですが、2日前に水につけて冷蔵庫で保存。

その玄米に当日普通に洗った白米を混ぜました。

そしてだし汁ですが、普段より多めにしました。

今回は具材から出る水分がそれほど多くないと思ったので、それも合わせて考えての水分量にしました。

それからいただいてみてのポイントは、今回の具材に関してはサツマイモがいいお仕事をしてくれました。

鶏肉と干し椎茸のうまみの中でサツマイモの甘さがグッド。

シンプルなサツマイモごはん(+黒胡麻)も美味しいですが、鶏ちゃん椎茸ちゃんと合わせてもグッドです。

ということで、フランスで釜飯用の釜の代わりにストウブ鍋を使っての釜飯、なかなかおすすめでございます。

炊き込みごはんと同じじゃない?

って思う方もいらっしゃるかもですが、そこはまあまあまあまあ。

でも大きめストウブ鍋でもココット鍋でも、もちろん炊飯器でも同じように作れるはず。

(日本の炊飯器の質はものすんごいですからね)

釜飯釜飯、と必要以上に(私のように?!)思わなければ美味しさに違いはなし。

おすすめでございます!

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

子供の頃からとにかくお米が大好きです。

でも、中年にはお米がお腹まわりにくる。

と気づいてから、仕方なく食べる量をかなり減らしております。

そんななので。

2週間に1回くらい冷凍するためにごはんをまとめて炊いて、炊き立てを味見も兼ねていただく時は、ここフランスでの小さな日本的幸せ。

そんな炊き立てごはんをいただく時は梅干し、明太子、ぬか漬けなんかが最高ですが、ここは外国なのでなかなかお手軽ではありません。

でもここ数年の間にフランスで作れる、梅干しにも明太子にもぬか漬けにも負けないものを見つけて、今の時期の我が家の特別なごはんの供となっております。

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それは、この夏、素麺、鰹のタタキ、天ぷら、お刺身などなど。

我が家の食卓で大いに活躍してくれた青紫蘇ちゃんが秋を迎えた時に作るもの。

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穂紫蘇の塩漬けです!

これがぷちぷち食感と穂紫蘇の風味が何とも言えずごはんと合わせると本当に美味。

初めて作った時は、こんなに美味しいごはんの供を私は何十年も知らなかったのか、と思いました。

しかも材料は穂紫蘇と塩の2つだけで、作り方も簡単。

我が家の作り方は穂紫蘇の実を洗ってさっと茹でて、一晩水につけてアクを抜きます。

それを乾かしてから、塩に漬けて2、3日冷蔵庫で漬けこめば出来上がり。

ポイントは、塩分を控えめにすると穂紫蘇の風味が生きないので、ある程度しっかり塩を使うことかな、と私的には感じております。

最初に漬ける時は薄塩にして2日めに味見して好みの塩を足すのでもグッド。

で、今年も、旦那と2人でいただく1ヶ月分くらいの穂紫蘇の塩漬けが出来ました。

日本製の品質の良い梅干しや明太子は海外だと超お高いけど、この穂紫蘇の塩漬けは、青紫蘇を自分で育てれば、夏に思いっきり紫蘇の葉が楽しめるし、秋にはこの塩漬けでもう1度美味しい。

海外で紫蘇を栽培なさってる方は結構多いと思うので、もしこの塩漬けを作っていない場合は、本当におすすめでございます♪

我が家は、1ヶ月分じゃ寂しいので、来年はもっとたくさん紫蘇を育てようと思っております。

穂紫蘇の塩漬けがなくなったら、これをまた作る予定。

最高に美味だった手作りのゴマ山椒昆布

これは今年見つけた最高に美味しいごはんの供。

穂紫蘇の塩漬けかゴマ山椒昆布か、たまの納豆ごはんかバター醤油ごはんがいただければ、私的にはここフランスで大満足です♪

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

麺類が好きで、ラーメン、おそば、パスタなど少なくても週に1回は食べております。

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で、今週食べようと思い立った麺がこちら。

少し前にドイツ系スーパー「リドル」で買った出前一丁ゴマ風味です。

袋を開けてみたらちゃんと粉末スープの他に、ゴマ油の小袋も入っておりました。

コレコレ。出前一丁はコレがないと。

でもただ袋通りに作るだけじゃ物足りないな、と思い、アレンジも含め出前一丁を検索してみると。

何と10月31日に「にんにく入れたらウマかった!出前一丁 辛にんにく&ごまラー油」という新商品が発売されることを知ったのです。

で、これはマネしてやってみるしかない!

と思い、簡単アレンジで作ってみました。

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それがじゃん!こちらです!

で、もうタイトルにもしておりますが、めっちゃ美味しかったのですよ!

結構すするのが止まらない感じです。うんうん。

でも作り方は超~簡単。

検索で見つけたアレンジレシピも少し参考にさせていただきまして。

にんにくのみじん切り(2人分で2片)と豆板醤(2人分で小1と1/2くらい)を油で香りが出るまでしっかり炒め、後はお水を表示より少しだけ多めに入れて、袋通りに作るだけ。

トッピング具材は今回は白髪ねぎと白炒りゴマをごま油で和えたもの、冷凍しておいた茹でキクラゲ、そして前日に作っておいた焼き豚と煮卵です。

簡単インスタントラーメンなので、具材でちょっと豪華にしたいと思い、前日に焼き豚と煮卵は作っておきました。

見ためが結構赤いのでかなり辛そうに見えますが、実際にはそこまで辛くなくて、フランス人の旦那は、私に負けないくらい美味しい美味しい♪と喜んでズズッと食べておりました。

にんにく&辛味が本当に良く合います♪

それにたまのインスタント麺も美味しい~。

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副菜は手作り餃子で、3日前に餡を作って冷蔵庫で寝かせておきました。

我が家の餃子は必ず餡を3日以上寝かせるのが大事ポイント。

これでお肉と野菜、調味料がよく馴染んで美味しくなるんです。

これもよく味が馴染んで、いただくと小籠包みたいにジュっとスープが出てきて、美味しかったです~。

日本にいた時は餃子はあまり食べなかったし、作れなかったのですけどね。

海外にいると人間いろいろ工夫してやるもんです。

ということで、この日のごはんは、インスタントラーメン&餃子だったけど、大満足。

これはフランスだけじゃなくヨーロッパ在住で(ヨーロッパの出前一丁は共通のようなので)、出前一丁ごま風味が手に入って、にんにく&辛いのが(でもあの分量だとそれほど辛くありません)大丈夫な方には、私的には超おすすめです!

これは、アジア料理でおもてなし、の時のシメに出しても、フランス人も含め外国人に喜ばれるのではないかな、とも思います。

おもてなしでインスタントラーメン?

って思うかもですが、トッピング具材で見ためを良くすればぜんぜん問題なしだと思います。

私は、このラーメン、アジア料理おもてなしの強力レシピになるな、と思っております。

でも我が家はまずはとにかく自分たちが食べたい時用にまた、出前一丁ごま風味、絶対買い置きしておこうと思いま~す!

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今年のはじめにアジアンスーパーで賞味期限が近くて半額になっていた粉山椒を買って、すぐ冷凍しました。

でもすっかり忘れていて、ふと思い出して料理に使ってみたら、想像を遥かに超えた美味な1品が出来ました。

フランスで和食。最高に美味だった手作りのゴマ山椒昆布

これで、ジャパニーズペッパーとも呼ばれる山椒の美味しさに改めて気づき、また何か作ろうと思っていたのです。

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で、今回作ったのが、牛そぼろの山椒風味です!

ゴマ山椒昆布もですが、山椒は佃煮や蒲焼などの甘辛味で引き立つので、牛そぼろがすぐに思い浮かびました。

で、大丈夫。やはり思った通りの美味しさです♪

ゴマ昆布もですが、この牛そぼろも山椒が入ることで大人味になって、さらに美味しくなるな、と、好みもあると思いますが、私は感じました。

作り方は、定番牛そぼろと同じで。

お鍋かフライパンに水、お酒、醤油、みりん、砂糖などの調味料と牛ひき肉を入れ、煮て、途中で生姜のすりおろしを加えます。

汁気がなくなったら、最後に粉山椒(我が家は結構多め)とお好みで白炒りゴマを混ぜて出来上がりです。

煮詰めると味が濃くなっていくので、最初から濃い味で煮ないことがポイント。

最後に混ぜる粉山椒がアクセントになるので、それも含め、お好みの甘辛味になさるのが良いと思います。

この時はシンプルな炒り卵と合わせ、2色丼にしましたが、ふりかけのようにごはんにかけたり添えたり、混ぜ込んでおにぎりにしても美味しいだろうな、と思います。

甘辛牛そぼろというだけでもフランス人は喜ぶと思うのですが、フランスのペッパーとはまったく違う山椒の風味は、さらに新鮮で喜ばれるのではないかな、と思います。

旦那も、この牛そぼろもゴマ山椒昆布も、山椒の香りが独特でいい、と言っております。

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ちなみに、冷蔵庫に常備しておいたカブと昆布の浅漬けも、この時一緒にいただきました。

ポリ袋にカブと人参(少し残っていたので)、赤唐辛子、昆布、塩、お酢、少しの砂糖を入れてしっかり、でも優しくもみもみ。

後はそのまま冷蔵庫に入れて、1、2回取り出してもみもみして、一晩置けば出来上がり。

塩を控えめにして、いただく時に醤油を少しかけても美味です。

私もですが、旦那もこのサラダ感覚の浅漬けが大好きで、あっちゅう間に食べておりま~す!

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