パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

フランスのCFと人気者と音楽

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの気温は朝は-1度、日中の最高気温予想は9度で、お天気は晴れとなっております。

ドイツ系スーパー「リドル」や「アルディ」、フランス系スーパー「カルフール」や「グラン・フレ」。

毎週これらのスーパーで買う商品をご紹介させていただいておりますが、今回は、我が家がまったく利用していないスーパーについて。

IMG_7699

それが、フランス系スーパー「アンター・マルシェ」なんです。

なぜ利用していないかと言うとズバリ!魅力がないからです。

商品は平凡で他のスーパーでも売っているものばかり。

しかもお値段も安くありません。

なので数年前に1度行ったきりだったのですが、数日前、散歩の時にたまたま通りかかったので、久しぶりに寄ってみました。

そしたらちょっとだけ変化がありました。

それは、BIO(オーガニック)の野菜&フルーツが結構お手頃価格で売っていたこと。

バナナが1、99ユーロだったりライムが2ユーロだったり、人参は2、49ユーロでした。

BIO人参はリドルでは1、99ユーロでリドルの方がお得ですが、BIOのバナナとライムはリドルではいつもは置いていないし、カルフールではもっと高いので、この点はなかなかグッド。

数年前まではアンターマルシェでは、BIO野菜&フルーツはほとんど置いていなかったように思いますが、ここ数年でBIOを選ぶ人がほんとに増えたので、時代ですかねぇ。

そして野菜&フルーツだけじゃなくBIO食材が思ったよりは結構揃っているな、と感じました。

ただしその他の食材はやっぱりイマイチ。

そこは変わっておりませんでした。

でも、アンターマルシェ、お店と違ってTVCFはとてもとても魅力あるものを作るのです。

つい最近まで流れていたのはこのCF ↓


いつも通り音楽のチョイスが良いし(1981年のジャン・シュルタイスのヒット曲)、女優さんの演技がグッド。

特にラストの表情が何とも良いんです。

毎回、旦那と、むふふと笑っておりました。

他にも今までアンターマルシェのCFをご紹介させていただいておりますが、短編映画のようで見入ってしまう作品がありました。

今お気に入りのフランスのスーパーの甘酸っぱいCF
3分間の美しい海辺物語のフランスのスーパーのCF

フランスで流れるTVCFの中でも飛び抜けて素敵な作品を作るのに、なんでお店はイマイチなのか、ちょっと不思議です…。

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フランスは恋愛の国、と聞いていたけど、実際住んでみて、本当にそうだな、と感じております。

これはフランスだけじゃなく、欧米全般がその傾向なのだろうと思います。

そして、日本を含めたアジアの国々の多くが、そんな欧米の恋愛事情とはかなり違っているようにも思っております。

そんな違っていることの1つが、フランスではシングルマザーもシングルファザーも恋は当たり前ということ。

日本でよくある、子供のことを優先し今は自分の恋愛は考えない、という考えが、フランスではまったくと言っていいほどないです。

6年前に亡くなった旦那のおじいちゃんは、シングルマザーだったおばあちゃんと恋に落ちて結婚。

なので旦那と血がつながっておりません。

でもまだ小さかったちびっ子の旦那は、おじいちゃんとの想い出がいっぱい。

楽しい想い出しかないそうです。

その後、おばあちゃんが事故で亡くなってしまい、おじいちゃんは別の女性と再婚、離婚し、その後老人ホームに入居しました。

老人ホーム?と思う方もいらっしゃるかもですが、フランスでは、子供が親の面倒を見る、という考えは基本的にはありません。

人生の最後は老人ホーム、というのはごく普通のことです。

私も何度かおじいちゃんに会いに老人ホームへ行きました。

亡くなった時は、葬儀も、老人ホームの部屋の片づけも旦那家族で行い、私も手伝いました。

旦那を可愛がってくれた優しいおじいちゃんに今でも感謝しております。

我が家のお隣りさんは奥様を病気で亡くしシングルファザーになり、その後再婚してご夫婦と娘さん、息子さんの4人家族です。

時にはケンカもあったようですが、今は娘さんは亡くなった自分の母親が持っていたパリのアパルトマンで、パリ生活を大いに満喫しているそう。

カップルだって一緒に暮らすと問題が出てくるし、血のつながった家族でも関係が悪化することもあるし、何やかんやいっても結局仲の良い家族もいます。

家族それぞれだなと思います。

旦那の自転車仲間の知り合いは、小さな娘さんを持つシングルマザーの女性と恋に落ち、10年近く3人で暮らし、3年前に結婚しました。

娘さんは、彼のことをパパとは呼んでいなくて、名前で呼んでいます。

彼の方も無理にパパになろうとはしていなくて、なんか自然。

これも1つの家族の形だな、と常々思っております。

いつもはママ宅で暮らす娘さんですが、週末は実父であるパパの家で過ごしておりました。

日本は離婚した場合は単独親権になりますが、フランスの場合は共同親権なので、子供は平日はママと暮らし、週末はパパと過ごす、というのは、その逆パターンも含めよくあること。

今は彼と奥様(ママ)はパリを離れ田舎暮らしを始め、娘さんは学校のことがあるので実父であるパパの家で暮らしております。

フランスではたとえ別れても子育てを協力し合い、それぞれが子育てのために何かを諦めるということがありません。

なので恋も諦めないのですよね。

ってか、気持ち切り替えてとっとと新しい恋を見つけよう!って感じかな。

そして子供も親が新しい恋をして新しい恋人を作るのは普通のこと、と思っております。

周りにも同じ状況の子供がたくさんいるので特別なことではないんですよね。

そんなフランスの恋愛事情を素敵に描いたCMがちょうど今盛んに流れております。

住宅探しの会社「ス・ロジェ(Se loger)」のCMで、流れる曲はアクセル・アンデラン(Axel Enderlin)がミッシェル・デルペッシュ(Michel Delpech)の1971年の大ヒット曲「プー・アン・フルート・アベック・トワ(Pour un flirt avec toi)」をカバーしたもの。

CMのタイトルは「ヴザヴェ・レ・クレ(Vous avez les clés)」。

そのまま訳すと、あなたは鍵を持っている、という意味で、つまり、住まいを見つけることが出来る、ということです。

アパルトマンに引っ越してきてお隣さんのシングルマザーに好意を持った青年が、自分のドアの鍵をとり忘れたことから思いつく、小さなアイディアが物語の鍵となっております。

これフランスらしくていいよね、といつも旦那と話しているんですよ。

めちゃ可愛いCMです。

日本から視聴が可能かどうかわからないのですが、日本からも観れることを願ってご紹介いたします。

もし観れなかったらごめんなさいね~。


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ついにジャン=ポール・ベルモンドが亡くなってしまって。

時代が終わっていくな…と寂しさが過っていたのですが、でもふと、今も健在のフランスの大スターたちが次々に思い浮かびました。

まだまだ伝説は続いております。

まずは何と言ってもベルモンドと言えばアラン・ドロン。

長い間、ベルモンドと比較され、ライバルとされてきました。

白髪になったベルモンドとアラン・ドロンの2人が共演しているのをニュースで何度か見たことがあるけれど。

年を重ねた2人だからこそのリラックスした雰囲気と、2人にしかわからないような親密感があって、映画ファンとしてなんか嬉しかったです。

2019年の8月、83歳の時に脳卒中で倒れましたが、現在は回復して療養を続けているようです。

ベルモンドの国葬にも出席していて、笑顔で観衆に手を振っておりました。

この10月に78歳を迎える大女優カトリーヌ・ドヌーヴはバリバリ現役。

2019年10月に公開された日本人の是枝裕和監督作品「真実」にも主演しました。

その後、11月にやはり脳卒中で倒れましたが、程度が軽く、2020年に復帰。

たまに映画の宣伝でニュースにゲストとして登場することがあるけれど。

すんごい貫禄で大スターのオーラがハンパないです。

ドヌーヴと言うと私が思い出すのがジェラール・ドパルデュー。

少し若くて72歳。

ドパルデューが所得税率が一律13%のロシア国籍を取得した「ドパルデュー事件」では、彼と親しいドヌーヴが彼を擁護するような発言をしたのですよね。

それは置いておいて。

今のドパルデューはびっくりするくらいの巨漢。

現在も映画に結構よく出演しておりますが、毎回姿を見るたびに大きくなっていってるような印象です。

BB(べべ)の愛称で親しまれたブリジット・バルドーも健在。

フランスを代表するセックス・シンボルであったべべは何と、9月28日の今日が誕生日で87歳になります。

俳優の仕事は引退し、現在は動物愛護運動家と’してよく知られておりますね。

多くの男性や人間たちに裏切られたり騙されたりして、人を信用出来なくなっていったと、ご本人が著書で書いていらっしゃるようですが。

以前インタビューで彼女が話したことで印象に残っているのが、映画「素直な悪女」で共演し、不倫関係になったジャン=ルイ・トランティニャンについてのこと。

彼は別。彼ほどチャーミングな人はいないわ、と言っていたのですよね。

その時、ああ、やっぱりそうなんだ、と思ったのです。

と言うのも、その少し前に、小さな朗読劇に主演していたトランティニャンのTVインタビューを見ていて、素敵な人だな、と思ったからです。

カンヌ映画祭でグランプリをとった2012年の映画「愛、アムール」ではカンヌの華やかな舞台には一切立たなかったし、姿を見せなかったのですが。

その地味な朗読劇のためにインタビューに答えていて、佇まいや雰囲気が知的で重厚で温かみがあるのです。

そして、僕は昔、女性のことで何度もバカなことをしてしまったから、とさらっと静かに話していたのですが、その物言いがまた素敵だったのですよね。

この人はモテるだろうな、と思いました。

ジャン=ルイ・トランティニャンは12月に91歳になります。

トランティニャンと言えば、日本だと1966年の映画「男と女」を思い起こす方が多いかもしれません。

この映画で共演したアヌーク・エーメも今年89歳で健在。

私が初めて彼女を知ったのはTVで観た映画「モンパルナスの灯」。

そのあまりの美しさに子供ながらに見とれたのですよね。

2019年にクロード・ルルーシュ監督をはじめ「男と女」のスタッフ&キャストが再び集まり、53年後を描いた「男と女 人生最良の日々」が制作されております。

残念ながら私は観ていないのですが、この記事を書いていたらめちゃくちゃ観たくなってまいりました。

そして映画の舞台になったノルマンディーのドーヴィルにも久しぶりに行きたくなってきました~。

ちなみに。

クロード・ルルーシュ監督も健在で今年84歳。

ジャン=ポール・ベルモンドの国葬に出席していましたが、背筋まっすぐでタッタカ歩いていて、まだまだ作品が何本も撮れそうと感じるくらい、お元気な様子でした。

数年前にはTV番組で、売り出し中だという監督のノルマンディーの別荘が紹介されていましたが、大きな窓から海が見渡せて素晴らしいお宅でしたよ~。

もう売れたかな?

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

フランスを代表する、伝説的とも言える俳優ジャン=ポール・ベルモンドが9月6日に亡くなったことを知った時は、ついにか、と、とてもショックでした。

でも88歳。こればかりはしかたありません。

1年前の映像が何度か放映されていましたが、かなり足腰が弱っていたようで、自分でアクションもこなした映画の中のベルモンドとはやはり違っていました。

でも杖をいったん置いて、白髪で深いシワがあるけれど、変わらない愛嬌のある笑顔で皆に手を振っている姿がとてもチャーミングでした。

ベルモンド

10代の頃に初めて観たジャン=リュック・ゴダール監督の「気狂いピエロ」でのベルモンドとアンナ・カリーナは衝撃的でした。

2人の痺れるような魅力はあまりにも眩しくてあまりにもスペシャル。

そして、こんな手法もありなんだ、決まりにとらわれなくていいんだ、と。

それまでの映画の概念的なものがすべてふっとんで、観た後の帰り道もずっと心が高まっていたのを覚えています。

ゴダール映画を観たのはそれが初めてだったのですが、それがきっかけでゴダール作品を観るようになりました。

「勝手にしやがれ」「女と男のいる舗道」「はなればなれに」「アルファヴィル」「中国女」などなど1960年代後半までの作品はほとんど観たように思います。

その後は商業映画を離れ政治色が強い作品になっていたので、正直よくわからず、商業映画に復帰した1980年代の作品からまた観るようになりました。

ゴダールはベルモンドより3つ上。私が心配してもどうにもならないけど不安です…。

唯一無二の天才映画作家であることは世界中の映画ファンがご存知かと思います。

ベルモンドの息子さんの元F1ドライバーのポール・ベルモンドをときどきTVで見かけます。

前に出るような感じじゃなく、どちらかと言うと控えめで、穏やかな人柄なのを感じるのですよね。

旦那も、彼は昔からそうだよ、と言っております。

彼を含めベルモンドのお子さんは4人、お孫さんは6人。

ポールの息子さんの1人は俳優になり、1人は料理人さんになったそう。

ポールさんのイタリア人の奥さま、ルアナさんが現在料理家として活躍しているのですよね。

国葬だったベルモンドのお葬式では、アラン・ドロンも参列。

息子さんのアントニー(一応フランス芸能界で活動中)に付き添われながら、アラン・ドロンも杖をいったん置いて皆に笑顔で手を振っておりました。

ベルモンドの息子さんのポールも含め、たくさんの参列者が笑顔を見せていたのですが、悲しい顔よりも笑顔の方がベルモンドにはぴったり。

見守っていたファンの1人も、さよならじゃないわ、彼はいつもいるわ、とニッコリ笑っていたのが印象的でした。

annma

アンナ・カリーナは2019年の12月に79歳でパリで亡くなっております。

その時の記事はコチラ→火曜日は大規模デモと女優アンナ・カリーナの死

ベルモンドもパリで亡くなりました。

パリを離れ南仏などに住まいを移し、仕事の時だけパリに’来る、というスターも多い中、2人共ずっとパリ。

たくさん撮影した街にずっと暮らすってどんな感じだったのかな。

通る時には、やはりその時のことが過ぎっていたのかな。

なんて思っております。

衝撃を受け影響された大好きな映画の、大好きな遠い遠い世界の2人と、パリの街のどこかで少しでも同じ時間を共有していたと思うと不思議な幸せを感じます。

今天国で再会して、ゴダール作品はシナリオがないから大変だったね、な~んて話してるかもしれません。

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私も経験しましたが、
残念に感じたことを思ったままに書いております。
二度とこんなことがないようにと願っております。
批判・誹謗中傷・嫌がらせについて思うこと

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IMG_7211 - コピー
6月22日から映画館など娯楽施設も、
再オープンとなりました。
ずいぶん長いこと
映画館で映画を観ていないのですが、
映画館の大きなスクリーンで観る感覚は、
家で気軽に観るのとは違うもの。
劇場が暗くなって映画が始まるあの、
静かな期待感は特別です。
そんなことを思い出させてくれたのが、
今TVで盛んに流れている、
フランス映画館連盟FNCFのこのCF。
夕暮れに灯るCINEMAのイルミネーションが
温かみがあって、フランスの雰囲気が出ていて、
思わず見入ってしまいます。
ジュリエット・ビノシュを彷彿させる女性も可愛い。

使われている曲がまた素晴らしいんです。
ジルベール・ベコ(Gilbert Becaud)さん
という方の1967年の
「Je reviens te chercher(君を再び迎えに行く)」。
とても有名な歌だよ、と旦那。
フランスに来て知って大好きになった曲が、
たくさんあるけど、また1つ出来ちゃった感。
まだまだ知らないフランスの名曲、
たくさんあるんだろうな、と改めて思いました。
フランスのCF会社、曲のチョイスが素敵だな、
と、ど素人ですがよく感じます。

あともう1つ、今お気に入りのCFがあるので、
近々ご紹介させていただきますね。
あれかも、と思い浮かぶ
フランス在住の方いらっしゃるかも。
とぼけてて超キュートなあれです♪
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