パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

フランスの不思議

パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は-1度、最高気温予想は12度で、お天気は曇りのち晴れとなっております。

フランスのスーパーでは、その図々しさ、図太さにびっくりさせられるマダムを見かけます。

たとえばよく見かけるのは、ドイツ系スーパー「リドル」の自分で袋に詰める焼き立てパンコーナーで、パンをとってそのままその場で平然と食べながら買い物するマダムたち。

店内を回っている間に食べ切っているので、おそらくレジで自己申告をしていないと思われます。

そして、たまたまかもですがなぜかこれしているのがいつも30代とか40代以降くらいのフランス人マダムたちなんです。

しかも一見身なりなど普通の人たち。

ただし正直、平然としたその態度と表情に逆に下品さを私はですが感じています。

でもつい数日前、このマダムたちとはまた違うタイプで、その行為の図太さ?も違うマダムを見かけました。

ドイツ系スーパー「アルディ」で旦那とレジに並んでいた時のことです。

そのマダムは私たちの前に並んでいてずっと携帯で話し続けていたのですが。

40代くらいで大柄な体格に質の良いウールのオフホワイトのロングコートを羽織っていて、肩にかけているのも見るからに質の良さそうな皮のブランドものらしいバッグ。

ラルフ・ローレンの文字が入ったおろしたてのようなオフホワイトのキャンパス地のトートバッグも、ショッピングカートの上段に乗せていました。

汚れが目立ちそうで普通は避けそうなオフホワイトの、しかも高そうなコートで、トートバッグもオフホワイトでぴかぴか。

片手でカート引いて片手で携帯で話している姿もどことなく余裕があるように見えるし、なかなかの裕福な人なのかな。

でも格安スーパーのアルディなんだな。

と思いました。

彼女は自分の番になっても携帯での話しの方に夢中的な雰囲気で、カートの中の品物を片手で1つずつレジ台に乗せていました。

そして、レジ係りの人が台の上の最後の品物を通しトータル額を伝えると、彼女はレジの人に「これで会計でいいのね?」と確認しました。

で、カードで支払いを済ませたのですが、携帯で話しながらバッグにお財布をしまっているせいでなかなか動こうとしません。

でも、レジ係りの人の目が次の私たちの品物の方に向くのを確認した途端、彼女はカートを素早く動かしレジを背にしました。

その時私は心の中で「あっ…」と思いました。

実はカートの上段に置いてあるトートバッグの真下の下段には、6本入りの牛乳ボトルのパックがあったのです。

彼女はそれをレジの人に申告せず、しかもさりげなくトートバッグで見えにくくしていたのです。

こういったボトルのパックは重いので、レジ台に乗せずカートに残したまま自己申告して、レジで打ってもらうのはよくあること。

なので私は、彼女がレジの人の目が私たちの商品の方に向いたのを見てカートを素早く動かしレジを背にするのを見るまで。

携帯で話すのに夢中で忘れてるのかな、どうなのかな、と思っていたのです。

でも、忘れているんじゃなく、わかっていたんだな、と思ったのです。

これも一種の万引きということなのでしょう。

下段の牛乳パックもカートもコートを着た大柄のマダムの後ろ姿で隠れ、背後のレジからはまったく見えないこともわかっているのかいないのか、マダムは携帯で話すのもいつのまにか止めていて、そのままスタスタと店を出て行きました。

で、旦那が「彼女牛乳のお金払わなかったね」と言うので、私は苦笑いしてうなずきました。

この後ふと、なぜアルディなのかということにも気づきました。

たとえばカルフールだと、レジの人はカートの下段も自分で見て確認することが多いんです。

だけどアルディやリドル、特に我が街のアルディは、レジの人がほとんどカートの下段を見ないんですよね。

携帯で話していたのも意図的だったのかもしれません。

もし見つかっても、話すのに夢中になっていて気づかなかったわ。

と言い訳出来ますからね。

それにしても6本牛乳パックは5ユーロするかしないかくらい。

なぜあのマダムが5ユーロのものを…と思います。

5ユーロも何回もやれば大きいということなのでしょうか。

それとも、万引き癖(クレプトマニア)の人がいるのは知ってはいますが、それと近い感覚なのでしょうか。

そう言えば、昔アメリカの女優ウィノナ・ライダーが万引きで捕まったことがありました。

そんなこともふと思い出した、裕福そうなマダムがアルディでやったこと。

もしまた彼女をアルディで見かけたら、同じことをやるかどうか観察しちまいそうです….。

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は8度、最高気温は13度で、お天気は雨となりました。

私が今まで見てきたロマ人について書き綴っておりまして、前回は無賃乗車のロマ人の女の子とそれを見ないフリしたコントローラーについてのこの記事でした。

印象に残っているフランスの公共交通のコントローラーの行動

今回は私が見た、経験した、パリのメトロのロマ人スリのお話です。

パリのメトロといえばロマ人スリ。

私も1日に3回、スリ現場に遭遇した、なんてこともあるくらいです。

1番多いのは、ロマ人の女の子3、4人が観光客の後について乗車してきて狙うパターン。

スリに気付いたパリジャンっぽいアフリカ系ムッシューに怒られているのを見たこともあります。

男性は女の子たちを怒った後に「皆さ~ん、こいつらスリだから気をつけてください!自分の貴重品が盗られてないか確認してください!」とフランス語と英語で呼びかけておりました。

気付いても自分のことじゃなければ何も言わない人がほとんどの中で、カッチョイイな~、と思わず見惚れちゃいました。

ホームで、真ん中に穴を開けた大判のスカーフを頭からすっぽりかぶり、スリの準備をしてる女の子を見たこともあります。

一見スカーフを首に巻いてる的に装いながら、スカーフで手元を隠してスリするんですね。

そして、なんと私もついに人生で初めてスリに狙われたのがこの時です。

水彩画のようなパリ。はじめて自分がスリに遭遇!

手首を複雑骨折していてやっとギブスがとれて、まだ包帯はぐるぐる巻いていたけど、どうしてもお出掛けしたくて行ったパリ。

でも結局その包帯ぐるぐるのせいでロマ人少年に狙われ、追いかけられ、危機一髪のところでなんとか何も盗られずに済んだのですが。

それでも、私の斜めがけバッグが音もなくす~っと開けられ、はっとして横を見るといつの間にか真横にロマ人少年がぴたっとついていて、その少年と目があった瞬間のことは忘れられません。

表情1つ動かさず、気づかれた、という感じさえもなく私を平然と見ていたあの顔…。

この出来事があってから2、3週間は思い出すたびに背筋がぞっとしておりました。

でもその後少しずつ思い出さなくなっていたのですが、その半年後、何とまたその少年に狙われたのです。

あるメトロ駅で切符を買ってお財布をしまおうとしていたら、ふとな~んか妙な視線を感じてそちらを見てみると、駅の入口であのロマ人少年が私をじっと見つめていたのです。

表情1つ動かさず、気づかれた、という感じさえもなく私を平然と見ていたあの顔です。

おそらくあの少年も腕をケガしていて叫びまくった私を覚えていて、そのアジア女がまたいる、そしてお財布出している、ひったくれるかも、とチャンスを狙っていたのでしょう。

いや~、びっくりしましたよ~。

でも改札口のすぐ前で他の人も結構いたし、その中で私もとにかくすぐお財布をしまったので、2度めはたいしたことにならずに済みました。

そして後で気づいたのですが、1度めに狙われた時は駅の構内の乗り換え通路だったのですが、その乗り換えた線と2度めのメトロ駅が同じ路線だったのです。

なのでその線の界隈でカモを探しているんだろうな、と。

このことがあってからその線に乗るのが恐くてしばらく避けておりました。

で、思うのは、斜めがけバッグだと観光客と思われやすく狙われやすい、という事をたまに聞くのですが。

でも観光客かそうじゃないかは、たとえ斜めがけバッグでもそうじゃなくても雰囲気ですぐわかるものです。

それに斜め掛けバッグじゃない場合はひったくられたら、取られやすいのは確か。

私もケガをしていて狙われた時、もし斜めがけバッグじゃなかったら完全に力づくで取られていたと思います。

なので観光客に見えないように、より、取られにくい方を選んだ方がいいと改めて思ったんですよね。

とにかくパリのメトロのロマ人スリにはご用心。

メトロだけじゃなく、パリの街の至る所でなんですけどねぇ。

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は3度、最高気温は8度で、お天気は晴れとなりました。

「印象に残っているロマ人のリアルな心情と行動」の①&②を書きましたが。

印象に残っているロマ人のリアルな心情と行動①
印象に残っているロマ人のリアルな心情と行動②

今回はロマ人で思い出す出来事の中で私的には外せない、フランスの公共交通のコントローラーの行動と姿勢のお話となります。

フランスに来たことがある方はご存知だと思うのですが、フランスではメトロや列車などの駅の乗り換え口や改札前、トラムやバスの車内で、しょっちゅうコントローラー(改札員)が切符の検査&チェックを行っています。

正規の切符をちゃんと持っていれば何も問題はないはずなのですが、これがなかなかやっかいなんです。

たとえば、正規の切符なのに自動改札機に入らない、入れたのに出てこない、なんてことがしょっちゅうあります。

しかもパリなんかだと駅員のいない改札も結構あるんです。

なので、正規の切符を持っていてそれが自動改札機のせいで通らず、駅員もいないので誰に言っていいかわからず、そのまま改札に入ってしまった、そして検札されてしまった。

という場合でも罰金(この場合35ユーロ)が科せられます。

駅員がいないところはどこかに呼び出しボタンがあるので、それを押してインターホン越しに説明し、来てもらうのですが、ひどい時は10分近く来ないこともあります。

また、通したのに自動改札の不具合で刻印がされず、検札された場合も罰金が科せられます。

ただしこの場合は、後で不服を申し立てて返金を求めることが可能です。

でもこれを知っている観光客はほとんどいないんじゃないかな、と思います。

なので、大観光地パリでコントローラーに止められている観光客を結構見かけるのですが、1番よく見かけるのが凱旋門があるシャルル・ド・ゴール・エトワール駅のメトロの乗り換え口。

コントローラーがフランス語がよくわからない観光客によく違反切符を切っています。

(中には本当にキセルしてる人もたくさんいると思いますが)

シャルル・ド・ゴール駅のRERのA線の改札では、ズラリと並んだ自動改札のどれに入れても正規の切符が入らないことがあって、駅員もいないし面倒だなぁ~、と思っていたら。

同じように切符が通らない観光客らしき人たちが、しかたなく切符を買い直していました。

その時、RATP(パリ運輸公社)とかSNCF(フランス国鉄)とか、いったい観光客からどれだけガッツリ交通費&罰金取っているんだろう、と。

以前は、さすがフランスの自動改札、性能が悪いな、と思っていたけど、その方がかえって都合が良いのかも。

な~んてことが過ってしまいました。

で、どうしようかな、ボタンで駅員さん呼ぶのも面倒だしな、と思いながら改札を眺めていたら。

端っこの自動改札機から順番に切符を入れて通るか通らないか試していたムッシューが、1番奥の最後の自動改札で無事切符が入り、通ることが出来たのが見えました。

奥の1台だけ切符が通るように(意図的に?)してあったんですね。

なので私も無事そこから入ることが出来ました。

とにかくフランスの公共交通の検札、厳しいって言うか何かちょ~っと真っ当じゃないな、という感じなんです。

で、長くなってしまったのですが、これらのことを踏まえ、これからの内容を読んでいただけたらと思います。

ある時、家に帰る電車に乗っていました。

そしたら斜め前に、ロングスカート姿で素足にサンダルで褐色の髪を後ろで束ねたロマ系らしいエキゾチックな顔立ちの女の子が座っていたんです。

肌寒い季節だったので、ロマの子はよく寒くても素足にサンダルだな、寒くないのかな、でも逞しく生きてるからそんなやわじゃないのかな、なんて思いながらなんとなく見ていたのです。

そして地元駅に着いたので下車したら、その女の子も下車して前を歩いていたんです。

で、エスカレーターで上がり、改札口に出たら、改札の外にズラリとコントローラーが並んで立っていたんです。

こんなに大人数で並んでいるのは珍しいので、ちょっとびっくり。

そしてすぐ、たぶん無賃乗車であろうあのロマの女の子はどうするんだろう、と過り、後ろから見ていたのです。

そしたら、女の子はさすがにほんの一瞬だけうろたえたのですが、そのままスタスタと歩き、コントローラーたちの目の前で切符なしでその改札の下を堂々としゃがんでくぐり抜け、外に出たんです。

するとコントローラーたちは全員、それを見ていながらもすっとぼけて見ないフリしたんです。

あれにはびっくりしましたよ。

で、家路に向かいながら、普段あれだけ厳しく取り締まる人たちが、なぜロマの子にはすっとぼけて見ないフリ?という疑問が頭から離れず、家に帰ってすぐ旦那に話したら。

ロマ人は捕まえてもお金を持ってないし、カードも銀行口座も持っていないし、おまけに身分証さえ持っていない場合もあるので、捕まえても罰金が取れないだけじゃなく、身分証がなかった場合は手間がかかるだけなので、見て見ないフリなんだよ、と。

そういうことか、と納得。いやいやちゃう、納得できないよ!と。

自分たちの性能の悪い改札機のせいで、ちゃんと切符買ってる人から、よくわからず戸惑う観光客から、しこたま罰金取ってるくせに、お金が取れなくて面倒な人は見ないフリ~ってあーた、いくら何でもえげつなくないかい?

と思った次第です。

で、つい最近、来年のパリオリンピックの期間中パリのメトロの切符が2倍になる、というニュースを知って、ああ、やりそう~、とも思った次第です。

普段2、10ユーロの切符が何と4ユーロですって…。

でもたくさん乗車する人にはお得な定額パスも発売されるようなので、その頃来る方はなるべく定額パスを利用した方が良さそうです。

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は4度、最高気温予想は9度で、お天気は雨となっております。

ロマ人の行動を見て、今までで一番衝撃的だった出来事があります。

15年前、渡仏してすぐ住んだのは7区のこのアパルトマンだったのですが、その当時の出来事です。

雑誌には出ない。パリのアパルトマンの現実

ロマ人スリがたむろすエッフェル塔から近かったこともあり、アパルトマン近辺でもよく見かけたのですが。

夏のある日も近所の大通りの歩道で、前から連れだって歩いてくるロングスカートのいかにもロマ系の服装の40代?50代?(若い子以外のロマ人の年齢がさっぱり見当つかないのですがもしかしたら結構若いのかも)の4、5人のロマ人女性グループを見かけました。

正直、清潔そうには見えないしやはり常に気をつける必要があるので、距離をとりながらもさりげなく見ていたのです。

そしたら、その中の1人が街路樹のそばで立ち止まり、スカートを膝くらいまでたくし上げ、立ったままいきなりじゃーっとおしっこをしたのです…。

そしてし終わると、スカートの裾をおろし何事もなかったように仲間と合流して去っていきました。

これには私はもちろん、他の通行人たちもただただ呆気に取られました…。

パリでもどこでも人目なんて関係ないんだ。

私たちの感覚とはやはりまったく違うんだ。

パンツ履いてないんだ。と。

(夏限定かもですが)

そして、いやなものを見てしまった感とその反面、人生で初めて見た光景への驚きとが混ざって、なんて言っていいのか、とにかくほんと~にびっくりしました。

でもこんな光景を見たのはフランスに住んでたった1度だけ。

しかもこの出来事を書こうと思って改めて考えてみたら、以前は街中でしょちゅう見かけたこういうロングスカートのいかにもロマ系の服装の40代?50代?のロマ人女性グループっていうのを、パリ市内ではいつの間にか見かけなくなったんですよね。

駅の構内やスーパーの前ではロングスカートの親子を今だに見かけますけど。

そして、若いロマ人の女の子スリグループは(男の子スリグループももちろんいる)、15年前はロングスカートの子もまだいたけど今は、おそらくロングスカートだとロマ人だとわかりやすいのでかえって警戒されてしまうことがあり、皆普通の服装をしています。

なのであの連れだって歩いていたロングスカート女性グループはいったいどこに行ったのだろう、とちょっと謎です。

スリを含めたパリ市内での行動は若い子たちにまかせているのでしょうか。

とにかく、たとえ自分たちの生活の中では普通のことであっても、ここはフランスでどんな形にせよここに住まわせてもらっているのだから、フランスの公共の場での最低限のマナーを知ってはいるはずだし、守って欲しかったです。

私もいくら何でも2度は見たくない光景です。

でも、スリしたり暴力振う類のロマ人には、マナーなんて言ってもそんなのま~ったく通じないんでしょうね…。

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は-3度、最高気温予想は3度で、お天気は曇りとなっております。

前回の記事でロマ人集落のことを書きました。

ロマ人集落、追い出しても必ず戻ってくる理由

で、考えてみると、日本のロマ人情報というと、スリなどを働く輩話か、又はロマの歴史的なことがほとんどなので、今回は、これまでに私が実際に見たり経験して特に印象に残っていて、ある意味とても興味深かった、私が感じたロマ人のリアルな心情と行動についてです。

日本から旅でヨーロッパに来ていた時から、ジプシー(現在は差別用語と見做されていて一般的にロマと呼ばれている)に注意!というのはもちろんよく聞いていました。

実際、たとえばスペインの地下鉄で友人があやうくロマ人スリグループから物を盗られそうになったことがあったり、バスで暴言(おそらく卑猥な言葉)を吐くロマ人少年を見かけたこともあります。

でもそれはよく聞いていた話。

そんな中で特に印象に残っているのが、イタリアのある地方都市の週末の夜のピッツェリアでのこと。

テーブルに座っていたら、どこからかみすぼらしい恰好のまだ3、4歳くらいの女の子と7、8歳くらいのお姉ちゃんと思われるロマ系の2人がお店に入ってきて、手に持っていた造花のバラを売りに各テーブルを回り始めました。

私のところにも来たのですが、まだ何もわからずあどけない表情で、買ってください、と言っている幼い妹とは違って。

お姉ちゃんは、買ってください、と言いながらも、別に買ってくれなくてもいいです、という、どこか彼女なりのプライドが感じられました。

物売りや物乞いのロマ人の女性や子供は、こちらがいやな気持ちになるくらい媚びた態度で、買ってくれ、小銭くれ、というのがほとんどなのですが、お姉ちゃんはその逆でした。

で、とにかくそのバラは1ユーロで、私にとってはまったく痛くない金額だったので買いました。

その後なんとなく他のテーブルを回る2人を見ていたのですが。

お姉ちゃんと同じ年くらいの子供がいる家族のテーブルを回った時の、お姉ちゃんの表情は今も忘れられません。

彼女なりに何とか普通の態度を装っていたけど、本当はすごく恥ずかしくて悲しい、そんな雰囲気が思いっきり感じられたのです。

大人たちと一緒に大きな焼き立てピッツアを当たり前に頬張っている自分と同じ年くらい子の前で、みすぼらしい自分が1ユーロの造花を買ってください。

と言っているのが、みじめで悲しいんだろうな、と思いました。

きっとこんなお店で焼き立てピッツアを食べたこともないでしょうし…。

でも、きっと親に稼いでこいと言われ、きっとお姉ちゃんも幼い頃からこれをやってきてはいるけど、大きくなってきていろいろな感情が芽生え始め、無邪気に出来なくなっている…。

そんな感じだったんだろうな、と思います。

なのでその時買った造花はなんか捨てられず、日本に持って帰ってきました。

でも渡仏の時に捨てちゃったように思います。

ほとんどのもの処分しましたからね。

そして、フランスに来てからもいくつもの印象的な行動を見かけました。

渡仏したばかりの頃、アパルトマンにネットがつながっていなくて、よく1番近いマクドナルドに行って、ネットをしていました。

そのマクドナルドの前には、ほぼ毎日ティーンエイジャーの若いロマ人の女の子がロングスカートとスカーフでいかにもロマ人という恰好で座って、物乞いをしていました。

で、ある時、いつものようにマクドナルドへ向かったのですが途中で、すぐ前をそのロマ人の女の子が歩いているのに気が付きました。

でも女の子はデニムにジャケットを羽織っていて、そのへんの女の子たちとほとんど変わらない服装。

それにもちょっとびっくりしたのですが、もっとびっくりしたのが、女の子はマクドナルド前に到着すると、背負っていたリュックの中からロングスカートやスカーフなどのロマ人用の服を取り出し、その場でデニムの上からロングスカートを履きスカーフを被り座り込んで、物乞いを始めたのです。

その服装は仕事用で、通勤?の時は普通の恰好だったのです。

これには呆気に取られましたねぇ。

とにかく普段は、その子はですがロマ人的な服装はしてないんですね。

あと面白いと思ったのが、いつもの物乞いの場所で堂々と服装を変えていたこと。

チェンジを見られても別にかまわないスタンスなんですね。

見られない方が良いような気もするけど、いちいちどっかでコソコソ変えるの、もう面倒なのかな、なんて思いました。

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