今日のパリの気温は朝は0度、日中の最高気温予想は4度で、お天気は薄曇りとなっております。
1月後半に入ってそろそろ本当に、クリスマスの雰囲気が去ろうとしているフランスです。
毎年11月に入ると、TVではあちこちの局で似たようなストーリーのアメリカのクリスマスドラマがこれでもか、というくらい放送され、それが1月半ばまで続いたのですが。
今年は1月の最初の週で終わりました。
これは大きな変化です!
毎年ほんと、うんざりしていましたからねぇ。
それはそれとして。
フランスのクリスマスは煌びやかで美しいけれど、一方でとても残念なこともあります。
それはクリスマスツリーに使われた本物のモミの木たちのその後。
毎年600万本から700万本のモミの木が売られるそうですが、自分たちのクリスマス気分を盛り上げるために、自分たちがただ見て楽しむために使われたそのモミの木。
それがクリスマス後、こんな風に無残に道に捨てられているのをたびたび見るからです。
これなんかラッピングのペーパー付けたままで捨て去られております。
このフォトをした数日後の昨日、またここを通りましたが、このままでした。
これは街中のゴミ箱のそばに捨てられております。
このゴミ袋を片付けるゴミ収集の方は、このモミの木は回収しないはず。
やはり昨日もここを通ったけど、このモミの木は回収されていませんでした。
ただいっとき飾るだけのために使われ、要らなくなったらそのへんに捨てる。
多くのモミの木がクリスマス用として農園で育てられているようですが、それにしてもめちゃくちゃエゴイストだな、と思います。
これは我が街だけじゃなく、パリ市内でも今の時期、道に捨てられたモミの木をよく見かけます。
でも、今はこんな残念なことばかりではありません。
使った後のモミの木にセカンドライフを与えよう。
という「Offrez une seconde vie à votre sapin」というリサイクル事業がここ数年で浸透してきていて、我が街もこのように市が設置した数か所の収集ポイントがあります。
これらのモミの木は、回収後、粉砕され、緑地を保護するために使われたり、土地の寿命を改善するために使われます。
また売れ残ったモミの木は、プラスチックなどで出来た飾りが一切残っていなくて安全なので、粉砕後、草食動物に与えられます。
モミの木は栄養価がかなり高いんだそうです。
ちなみに。
自然の中に捨てると最高で1500ユーロの罰金が課せられます。
捨てる輩からはどんどん罰金とって欲しいけど、夜中とかの人のいない時にこそっと捨てているのでしょうねぇ。
せっこいやっちゃなぁ。
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