パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

フランスの不思議

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

2009年、ニースに住んでいた時に通っていた語学学校は場所柄、海辺の避暑地で休暇を楽しみながらフランス語を学ぶ人たちが、世界中から集まっていました。

しかも数週間ごとにクラスが変わるし、短期間で帰る人もいるので、毎回生徒の顔ぶれも様々。

そんな中でちょうど今の時期だったな、とふと思い出した、ひと夏の恋的なカップルがいました。

ある時のクラスでは珍しく全員が女性ということがありました。

人数は12、3人で、日本人の私を含め、スイス、イタリア、イギリス、アメリカ、オーストラリアなど国籍も様々。

先生も女性だったので、しょっちゅう女性たちだけの話なんかもしました。

で、授業中、昨日学校が終わってからしたことについて1人1人が話すことになりました。

それぞれの話したことは忘れてしまったのですが、1人だけ、オーストラリアから来た20代前半くらいの女性が話したことは、その後に続く話があるので覚えているのですが。

彼女は授業の後、数人の友達と海辺に行き過ごしたとのこと。

その時にフランス人の男性に声をかけられ盛り上がり、実は今夜2人で飲みに行く、ということを話しだしました。

すると周りにいた女性たちが冷やかし、先生は、イケメンなの?と聞きました。

彼女は、かなりのイケメンなの♡

と思わず緩んだ表情で答えておりました。

その後のそのイケメンとの展開がどうなったのかは覚えていないので、もしかしたらクラスが変わったのか何だったかな、という感じなのです。

で、それから3、4週間後くらいのこと。

学校へ行く途中で、向こうから見たことがある2人が来るな、と思ったら。

そのオーストラリア人の女性と、以前同じクラスになったことがあるスェーデン人のやはり20代前半くらいの男性でした。

2人が手をつないでいたので、付き合ってるんだな、と思いました。

その時に、あれ?でも彼女、イケメンのフランス人とデートしてなかったっけ?

と一瞬だけ過ったけど、とにかく、今はこの人なんだな、と思いました。

そのスェーデン人の男性は、同じクラスで隣同士の席になった時に何度か話したことがあるのですが。

なかなかの端正な顔立ちで、すごく感じが良くて、私がわからないフランス語のフレーズがあると、一生懸命説明してくれたりする真面目で誠実な雰囲気の人。

オーストラリア人のその女性とちょっと対照的な感じなので、意外といえば意外でした。

で、2人と何か話したかは覚えていないのですが、挨拶して、じゃあ、って感じで別れました。

その後数週間経って、2人に会ったことはすっかり過ぎ去ったことになっていました。

なのですがある時、クラスは違うけど同じ語学学校に通っていて仲良くしていた日本人の女の子と話していた時、授業内容の話から、たまたまそのオーストラリア人の女性の話になりました。

彼女はお酒がすごく好きって言ってたよ。

そう言えば海で会ったイケメンフランス人と飲みに行く、な~んてことも授業で話してたこともあったけ。

と、私が何の気なしに言ったら。

日本人の女の子が、え?待って待って!

彼女、フランス人とも飲みに行ってたの?

と表情を曇らせて聞いてきました。

で、あまりにも表情が変わったし、フランス人とも、と言ったので、なんかマズいこと言っちゃったかな…と思ったのです。

と言うのも、その日本人の女の子はとても社交的な性格で、語学学校のいろんな国の子たちと仲良くしていて、私があまり接することのなかった若い子たちグループ間のことを良く知っていたから。

やはり若い子たちの間では、語学学校にいる人を含めた異性の話が多かったようなのですよね。

なので、もうこれ以上何も言わない方がいいと思い、その子に、それいつのこと?

と聞かれたので。

あ、でも結構前のことだよ。

と言っておきました。

その少し後です。

そのオーストラリアの女性が妊娠したといういうことを、学校で誰だったかに聞いたのは。

お相手はあの真面目なスェーデン人男性。

そこで、あ…と思い出したことがあったのです。

私の住んでいたアパルトマンの近くで彼女に偶然会ったことがあるのですが。

彼女が病院から出てきたので、声をかけようとしたら、私に気づいたのに、めっちゃ不自然にいそいそと避けるように足早に去っていったのです。

(まるでドラマのように)

変だな、と思ったのですが、すっかり忘れていました。

で、社交的日本人の女の子はこのことも含め、いろいろと事情を知っていたのかもな、なんて後でちょっと思いました。

その後の2人のことは私はまったく知りません。

でもあの真面目なスェーデン人男性ですから、適当なことはしなかったんじゃないかな、と予想しております。

もしお子さんが無事生まれ、元気に育っていれば11歳か12歳くらい。

ああ、年月が経つのは早いです~。

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ニュースを観ていたら、ある女子学生のバカンス期のアルバイト探しの様子が紹介されておりました。

彼女はパリ郊外に住む大学生で、旅行の費用を貯めるためにネットでバカンス期のアルバイトを探しておりました。

希望は海辺の観光地。

稼げて自分も休みの日にはバカンスを楽しめるからです。

で、ブルターニュの飲食店での仕事が無事見つかったのですが、今度はその滞在先で住む部屋を見つけなければなりません。

もしアルバイト先がホテルやキャンプ場など住み込み可能だったら探す必要はありませんが、飲食店なので住み込み不可。

しかもこの時期のブルターニュはバカンス旅行で訪れる観光客がとても多いので家賃が高いし、空きが少ない。

なので部屋探しは難航。

やっとネットで見つけた個人貸しの空き部屋は1ヶ月800ユーロ。日本円で約11万円。

いっぱい働いた場合の1ヶ月のお給料の約半分にもなってしまうので、800ユーロでは高過ぎます。

なのでもっと安い部屋を探し続けますが、なかなか見つかりません。

で、結局学生のための寮で部屋が見つかりました。

1ヶ月の家賃は300ユーロ。

これで旅行費が稼げる、とほっとしておりました。

フランスの学生の夏のバカンスは2ヶ月で、その間親と一緒にバカンス旅行に行く人もいれば、もう親とは行かないで、実家に残る人もいます。

(我が家のご近所の息子さんも1人家に残り友人を呼んでパーティーをしておりました)

1人暮らしの人は実家に帰ったり、帰らなかったりで、アルバイトに励む人もいます。

これは実家暮らしの人でも一緒ですね。

バカンス期のアルバイトで人気なのは、やはり海や山の観光地での仕事。

理由は女子学生と同じで、稼げて自分も楽しめるから。

それに同じようにアルバイトしに来ている学生が多いので出会いもあるようです。

そう言えば、二ースに住んでいた時、やはり夏にニースの海沿いのレストランやカフェで夏季限定アルバイトを見つけた日本人女性が何人かいました。

やはり結構声をかけられるようでしたが、ニースの男性は、照りつける太陽のせいか何なのか、軽い男性が多めなのは否めません。

なので、ニースでひと夏の遊びでいいなら本人の自由だけど、そうじゃないんなら要注意。

ま、時と場合と人種にも寄るとは思うのですけど。

これを書いていたら、そんな出来事の1つを思い出しました。

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パリの不動産屋さんの前を通った時、今のパリのアパルトマンの価格は、だいたいどれくらいなのだろう?

と思って、貼りだしてあるアパルトマンの広さと価格をちょっと見てみました。

そしたらやはりかなりの驚き価格でした。

IMG_4914 - コピー

まず、このアパルトマン。

カルティエ名のところを写すのが抜けてしまったので、ここがどこのカルティエかわからなくなってしまったのですが。

中古アパルトマン63㎡で896,000ユーロ。

日本円で約1憶2,270万円(2022年8月18日の円換算)となっております。

エレベーター付き。階数は日本で言う2階となっております。

フランスと日本、マンション(一軒家も)価格で大きく違う点がありまして。

パリのアパルトマンはほぼすべてが中古で、100年200年前の建物ということもよくあります。

でも古いからといって安いわけではありません。

歴史的な建物がそのままアパルトマンとして現在も使われていることもあったりで。

古いものを大事にするフランスでは、古ければ古いほど高い、なんてこともあるのです。

でも60年代や70年代に建てられたものなんかももちろんあって。

そういった新しめ(新しくないが)で外観に趣がないアパルトマンだったりすると、たとえ広さが同じだったりしてもそちらの方が安かったりもよくあるのです。

じゃあ東京のマンションの価格はいったいどれくらいなのか。

と思ってちょっと比較してみました。

2022年8月1日の時点で、千代田区の中古マンション70㎡の平均価格が9,566万円。

港区区の中古マンション70㎡の平均価格が8,843万円。

渋谷区の中古マンション70㎡の平均価格が8,470万円。

パリもカルティエによって価格が違うので、このアパルトマンのカルティエがわからないのが、あ~、失敗です。

でも東京の高級住宅街もこんな高いんですね~。

IMG_4916 - コピー

ここはパリ13区のパスカル通りのアパルトマン。

15平米で245,000ユーロ。日本円で約3,347万円です。

13区はパリの中心地から外れた場所で、中華街もある庶民的な地区となっております。

エレベーターは付いておりませんが、階数が日本でいう1階なので、エレベーターは有り無し関係ありません。

ここは賃貸も可能で家具なしで540ユーロ。日本円で約74,000千円。

家具付きで610ユーロ。日本円で約83,600円。

15平米は約9畳で、キッチン、トイレ、シャワー部分もその中に入っているので、かなり狭いです。

パリはこういった狭い部屋がた~くさんあるのですよね。

で、東京で販売してる15平米のマンションってあるのだろうか、と思ったのですが、数は多くはないけど15㎡前後のお部屋がありました。

東京・田町の中古マンション14㎡弱で680万円。

南麻布の中古マンション13、55㎡で1,000万円。

麻布十番の中古マンション17、63㎡で1,880万円。

3戸とも東京の中で物件価格が高い港区。

パリの方のアパルトマンが13区で15平米だと考えると、物件を見ていないので何とも言えないけれど、3,347万円はやはりかなり高いように感じます。

IMG_4917

ここはパリ5区のブーランジェール通りのアパルトマン。

5区はパリのほぼ中央で、カルチェラタンと呼ばれ親しまれていて、たくさんの学校が集中する昔からの学生街。

10平米で140,000ユーロ。日本円で約1,914万円です。

エレベーター付き。階数は日本でいう8階となっております。

パリの古いアパルトマンはエレベーターがない、なんていう場合も多いので、8階でエレベーター付きは、毎日のことを考えると必ず必要な感じですね。

ここも賃貸が可能で家具なし458ユーロ。日本円で約62,800円。

家具付きで515ユーロ。日本円で約70,600円。

10平米は約6畳で、もちろんキッチン、トイレ、シャワー部分も入っているので狭いどころじゃありません。

学生街だから、と思うかもですが、1つ前のアパルトマンでも書いたように、10平米前後の部屋もパリ中に溢れております。

実際に知り合いが住んでいましたが、いやぁ、狭かったです。

で、これこそ東京で販売してる10平米のマンションってあるのだろか、と思ったのですが、ネットでは賃貸ではあるのですが、販売では出てきませんでした。

探せばあるとは思うんですけどね。

で、これを購入する人っているのだろうか、って感じなのですが、賃貸目的で買う人がいるんです。

パリに住むために世界中から外国人がやって来るし、学生さんなんかはとにかく安い部屋を探している場合が多いので、十分需要があるんですよね。

資産にもなりますしね。

フランスは家や土地を買って、資産運用する人がとても多いんですよね。

ということで、パリと東京をざっと簡単に比較してみて、私も改めてパリの物価はやはり高いんだな、と思った次第です。

ちなみに。

世界で1番家賃が高いのはアメリカのサンフランシスコで、2位が香港、3位がニューヨーク。

パリは7位で東京が10位とのこと。

ニューヨークは納得だし、香港も小さいのでわかるけど、サンフランシスコってそんな高いのか、とびっくり。

大都会で暮らすのは、やはりなかなか大変ですねぇ。

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我が家の車のボンネットを支える棒が壊れてしまったので、先週旦那がネットで注文。

そしたら土曜日の夕方に旦那の携帯に宅配会社からメールが来て。

今日のお昼に担当ドライバーが小包を届けに行ったが、ベルを鳴らしても誰も出なかったので持ち帰った、との内容。

でも旦那も私も家にいて、しかもお昼は庭でバーベキューをしていたので誰か来たらすぐ見えるはずだし、庭にいてもベルは聞こえるはずなので、おかしいね、と話しました。

念のため、旦那がベルがちゃんと鳴るかの確認もしましたが、しっかり大きく鳴りました。

で、日曜日はお休みなので、月曜日に改めて届けます、とのこと。

月曜日でもぜんぜんかまわないのでそのままその話は終わり、月曜日になりました。

その朝7時半に、また旦那の携帯に宅配会社からメールが来て。

ドライバーが出発しますので、午前の早い時間に到着します、との内容。

で、その午前中、バカンスなので私も旦那も家にいたのですが、ベルは一度も鳴りません。

そしてお昼に旦那が庭に出たら。

IMG_5139

庭の中にこの箱が転がっていたとのこと。

担当ドライバーはベルを鳴らさず、塀の外からこの箱を投げ込んでそのまま去ったということです。

ということは。

おそらく土曜日もベルを鳴らしていない。と言うか、来ていないんだね。

と旦那と話しました。

なので言い方悪いかもだけど、担当ドライバーか宅配会社が嘘を言っているということ。

ま、でもたぶんドライバーでしょうかね…。

IMG_5140

届いた支え棒はすぐに旦那が修理してしまったので、これは壊れた古い方なのですが。

発泡スチロールで梱包されていたので投げても簡単に壊れる心配はないけど、無言で投げ入れはあまりにも適当過ぎです。

でも実はこの宅配便の小包無言投げ入れ、2度めなんですよね。

1度めの時は唖然として、さすがフランス、と笑っちゃったのですが。

適当な嘘までつくとなると、それはちょっと笑えません。

でも、わんこ散歩の時によく宅配ドライバーさんを見かけるのだけど、私が見た人たちは皆、ベルを鳴らしていたり、携帯で家に電話していたりします。

それに届け主さんと和やかに会話してる人も見かけます。

そんな光景を見ると、届けてくれるってありがたいな、と思っていたのですが。

我が家にこれを届けた担当者はかなりの適当さんなのでしょう。

ちなみに宅配会社は日本にもあるアメリカ系物流会社ですが、日本ではもちろんきちんと配達してくださっているはずです。

日本でこんなことしたら、会社に大クレームが来るどころじゃない、ツィッターとかに投稿されるどころじゃない。

そりゃもう大変なことになってしまいますねぇ、きっと。

でもこのやり方が通るって、さすがどフランスです~。

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フランスでフランス人男性と結婚して11年になりますが、日本人とフランス人では恋愛観、結婚観がまったく違うな、と常々感じております。

フランス人と付き合うだけじゃなく、その先に期待する場合、特に日本人の女性にとっての場合。

日本とは違うハードルが2つあるな、と感じております。

まずは、フランス人にとって結婚は、付き合ったからってするものじゃないこと。

結婚はそんな簡単にするものじゃないし、結婚自体する必要がない、と思ってる人もたくさんいます。

結婚でのメリットは税金面だけ、と言い切るフランス人もいます。

そう思うことは何も変じゃなく、社会的にも普通に通っていますし、結婚して1人前的な考えも一切ありません。

なので、同居カップル、パックス(PACS:安定した共同生活のための正式な契約)カップル、結婚カップルと、カップルの形は様々。

これが、付き合っているならいつか結婚したい、と思ってる日本人女性にはハードルになるのですよね。

日本人は、付き合ったらその先は結婚、という考えがまだまだあるし、たとえ本人がそう思っていなくても親や親戚がそう考えている場合も多いです。

でも、じゃあ結婚を考えていないフランス人は絶対結婚しないか、と言ったらそれもまた違うのですよね。

子供がいて、自分たちで家も持ってるけど長年同居、というカップルが結婚を決めたり、パックスカップルが結婚する場合もとても多いです。

それは、一緒に暮らしてこれからも一緒にいれる、いたい、と思ったから。

時間と共に信頼関係を築いてきたから。

そんなふうに私は感じております。

以前あるフランス在住日仏カップルの日本人女性が、私たちはパックスだから、と、何とも言えない表情でポツリと言っていたことがあるのですが。

フランス人の恋愛観、結婚観がよくわかった今は、その日仏カップルの場合も時間と共に形も変わっていくことも十分あるだろう、と思っています。

それから、以前私は親類に、フランスの結婚ってなんだか軽そう、と言われたことがあるのですが。

人生を分かち合う時間をある程度経てから結婚を決める人たちを見ていると、むしろ日本人より結婚を重くとらえているフランス人もいるな、と思うことがあります。

2つめのハードルは、フランス人の結婚観とつながっているのですが、滞在許可証の問題です。

フランスに日本人が住む場合、必ず滞在許可証が必要です。

その滞在許可証はいくつか種類があって学生ビザ、ワーキングホリデービザ、ビジタービザ(休暇、退職後、芸術、文化などで就労不可)、就労ビザ、配偶者ビザなど。

この中で恋愛となると配偶者ビザを抜き、基本的にはそれ以外のビザを持つパートナーのいない人となります。

(中にはパートナーがいてもさらに別の人と恋愛?浮気?する人もいますが)

で、この中で学生ビザやワーキングホリデービザの場合、フランスでフランス人と恋愛して、このままフランスに残りたい、と思っても。

相手のフランス人がその時点でパックスや結婚を考えていなかったら、また学生ビザを更新するか、就労ビザを取得するか。

またはワーキングホリデービザなら、最長で1年いられますが、フランスは就労ビザや学生ビザへの切り替えが認められていないので、1度は日本に帰らなくてはなりません。

再度フランスに来る場合は別のビザの取得が必要です。

学生ビザは学校に登録して授業料も払っていかなくてはならないし、就労ビザは仕事先のパトロン次第なので、なかなか取れるものではありません。

料理の修行に来て有名レストランで毎日働いている料理人でも、学生ビザの人も結構多いです。

私も今の旦那と結婚前、約1年の同居期間があって、その時は格安語学学校で更新しての学生ビザでした。

その学生ビザの更新が難しくなったので、結婚となりました。

私と同じような理由で結婚した、パックスを結んだ、という日本人は結構多いと思います。

まずはこの2つが、フランスで出会った日仏カップルの恋愛、その先のハードル、のように私は感じております。

ちなみに。

フランスで出会ったのではなく、それぞれフランスと別の国在住で結婚したカップルも今まで何組か知っているのですが。

彼らはネットで知り合っていて、1日でも早くいつも一緒にいられるようになりたいと思うようになり、呼び寄せるフランス人が相手の配偶者ビザの取得というものを考える。

というパターンが多いです。

すごく仲陸ましい仏アジアカップルもいたのですが、今の時代、この形もありだな、と思ったものです。

それからもし、結婚出来たり配偶者ビザが取得出来ても、女性も男性と同等に働くことを求め、生活費は折半、という考えの男性が多いフランスなので。

これは実際本人たちから話を聞くことがあるけど、ネイティブじゃないのにまったく同じことを求められるのは正直キツイ、と感じている日本人も、とても多いです。

でも折半を求めないフランス人ももちろんいるし、お互い折半で対等がいいという日本人もいるので、そこのところはとにかくお互いの相手によるんですよね。

日仏カップルの恋愛と結婚、響きは素敵かもしれないけど、そんなには甘くないのです。

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