パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

グルメ

パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は8度、最高気温予想は12度で、お天気は曇りときどき小雨となっております。

今年最後のパリ1人ランチは、8月の終わりに1度うかがって、お値段以上に大満足だった日本人シェフのレストラン「KOZO」に行ってまいりました。

パリのクラシックで丁寧な日本人シェフのレストランKOZO

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前回は予約なしで行ったらすぐ座れたのでこの日も予約しないで大丈夫だろうと思って行ったのですが、私が1人めの客ではあったのですが、予約席でほぼ埋まっていて私が最後のテーブル席ゲットだったのです。

後から予約なしで来た方が、満席です、と断られていたので、早めに来てよかった、と思いました。

ちなみに予約で来た方々はフランス人グループの他に、在住らしい日本人グループの方々もいらっしゃいました。

それと以前からあったのかもですが「BENTO(16ユーロ)」も購入出来るようで日本人、フランス人が買いに来ておりました。

この日は焼肉丼でして、腕の良いフレンチの料理人さんが作る焼肉丼ってのも興味がわきました。

で、私が選んだのは前回と同じで、アミューズ、2種類から選べる前菜、2種類から選べるメイン、デザートの35ユーロのコース。

飲み物は、1番手頃なグラスの赤ワインをください、とお願いしました。

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この日のアミューズは日本ではバースニップという名で知られているパネと栗の1種のシャテーニュのヴルーテ(velouté)、なめらかでとろりとしたスープです。

パネとシャテーヌ、それぞれの風味と甘さが合わさって優しいお味。

ってかこれはもうアミューズというより前菜と言って良いと思います。

このようなスープを前菜として出すお店、パリにはた~くさんありますからね。

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で、これが前菜でしてメーグル(miagre)、日本ではニべと言われている白身のお魚のカルパッチョです。

ドレッサージュが美しくて目に楽しいし、淡泊なメーグルをふんわりムースやフランボワーズと一緒にいただくと、いろんな風味と歯触りがバランス良く混ざって美味ハーモニー。

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メインは大好物のパンタッド(pintarde)、ホロホロ鶏です。

柔らかく火が通っていて、鶏肉のお味に近いけどもう少しコクがあって、ソースは少しお醤油が入ってるのかな。

どこかほっとする美味しさです。

でももし、前回の仔牛のもも肉かどちらか選べるんだったら仔牛かな。

あの仔牛&ソースが好み過ぎて美味し過ぎて、普段仔牛をあまり食べないこともあり、忘れられません。

でもこうして違うものをいただけるのが楽しかったりもするんですよね。

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そしてデザートは、お米をミルクで煮たフランスの定番のリ・オ・レです。

実はリ・オ・レはあまり好きじゃないのですが、このお店のなら美味しいかも、と思いいただくことにしました。

そしたら思った通りで、優しいミルク煮のお米に添えられたイチジクのピュレの濃厚さと酸味が程よいパンチになっていて、リ・オ・レ独特の甘ったるい味わいと食感が抑えめに感じられます。

リ・オ・レ自体の量が控えめなのも良くて、最後まで美味しくいただけました。

こういうリ・オ・レだったらぜんぜん大丈夫だな、と思いました。

で、お会計は43ユーロ。

ってことは赤のグラスワインが8ユーロ。

もしかしたらワインのお値段少しお安くなったのかも、と思いましたが、定かではありません。

そのワインもとても美味しかったです。

ワインにまったく詳しくありませんが、シェフさん、ワインもちゃんと美味しいものを選んでるな、と改めて感じました。

料理は美味しいんだけど、ワインが不味くて、安いものでお金とろうとしてるな、っていうお店、たくさんありますから…。

ここでは、私がお願いした前菜、メイン、デザートの3品コースというのは実質的には、最初に小さめ前菜が入ってる的な感じで、4品と思って良いかもしれません。

外食の高いパリでちょっとお得です♪

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今回も、お味はもちろん量もちょうど良くて大満足。

それに決めていたものを食べる気満々で来たら、入れなくて食べれなかった、ってめっちゃショックなので、入れて、いただけて良かったです。

美味しいものってその日1日中、幸せ気分になりま~す♪


住所・・・48 rue Saint-Georges 9区
TEL・・・01 48 78 46 09
営業時間・・・ランチ水曜~日曜日12時~13時半、ディナー火曜~土曜日19時半~21時半、日曜日19時~21時(不定休で前日までの要予約)
メトロ・・・「Saint-Georges」⑫号線
HP・・・Restaurant Kozo
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今日のパリの最低気温は7度、最高気温は9度で、お天気は曇りとなっております。

でも明日は晴れの予報なので楽しみで~す♪

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ご近所日本人ご夫婦から柚子をいただきました。

今やyuzuはフランスでもとてもポピュラーで、柚子入りバター、柚子入りチーズ、柚子風味のケーキなんかもあるし、たくさんの料理人さんがyuzuを料理に使っております。

それでもまだ手軽に手に入れることは出来ないので、いただいた時は飛び上がりそうなくらい大喜びしちゃいましたよ~。

で、とにかくどこも捨てず食べ切りたい使い切りたいと思い、せっせこ日本の調味料作り。

そしたら2階にいた旦那が降りてきて、yuzuってすごいねぇ、上まですごい良い香りがしてるよ、と。

なのでわたくし、そうだよ、yuzuすごいでしょ!と、ちょびっと鼻を膨らませながら得意気に答えました。うひ。

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で、完成した1品めは手作り柚子ポン酢です。

柚子の絞り汁、醤油、煮切ったみりんを混ぜて、昆布、かつおだしを入れて冷蔵庫で寝かせました。

作りたては正直あまり美味しくないのですが、寝かせれば寝かすほどまろやかになって美味!

でも、柚子って汁が結構少ないんですよねぇ。

たっぷり出来ると思ったのですが、ちびっとしか出来ませんでした。残念。

なのでここぞ!という和食の時に使いたいと思います。

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そして2品めは手作りの黄柚子胡椒です。

以前は柚子胡椒って買うもの、って思っていたのですが、ネットで手作り出来ると知ってから、いつか作ってみたいと思っていたのです。

で、今回初挑戦。

柚子の皮、生の青唐辛子(冷凍しておいた庭採れ)、そして良いお塩を混ぜて、これも冷蔵庫寝かせ。

やはりこれも作りたてはイマイチなのですが、寝かせれば寝かすほど柚子と青唐辛子とお塩が馴染んで美味しくなります。

売っている柚子胡椒は青柚子だけど、黄柚子でも十分美味。

これは柚子ポン酢よりは多めに出来たので、お鍋にお魚にお肉にドレッシングにと、いろいろ楽しみたいと思います。

この間、牛のたたきにのせたらのめちゃくちゃ美味しかったのですよねぇ。

それと、汁も絞り切って皮も使い切った残り柚子は冷凍してあるので、12月22日の冬至に柚子湯にしようと思っております。

ああ、この冬はフランスでyuzuの夢が広がります~。やっほ~い!

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は6度、最高気温予想は13度で、お天気は晴れとなっております。

8月にオープンしたばかりの日本食のコンセプトストア「iRASSHAi」に、また行ってまいりました。

前回→パリにオープンした大型日本食ストアiRASSHAi(いらっしゃい)

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前回は午前中に行って、購入した物を持ちながらのその後のパリ散歩が結構重くてきつくて、翌日もその翌日も肩が凝りまくってしまったので。

今回は家に帰る前に寄りました。

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ショーウィンドーに並べられたザ・昭和な不二家のレモンスカッシュが懐かすぃ。

子供の頃大好きでよく飲んでいました。

こんな懐かしい日本食品を見るだけでもなんだか足取りが弾みます♪

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この日の店内は日本人のお客さまもいるけど、フランス人の方がかなり多め。

若いフランス人も結構多くて、缶ジュースやお菓子を両手いっぱいに持ってる女の子を見かけたり、2人組の男の子たちは1人が「ここ知らなかったよ。すごく興味深いね~」と言うと、連れてきたらしいもう1人がちょっと得意気な顔をしていたりして。

日本人としてはそんな光景さえも嬉しく楽しいです。

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さてさて何を買おうかな。

トートバッグはここに来る前に買った購入品で少し重くなっていたけど、あとは帰るだけなので大丈夫。

なのですが。

前回来た時よりも商品が品薄だったのです~。

季節柄、素麺が消えていたのはしかたないとしても、前回同様今回も買っておこうと思っていた金印の生おろしわさびが見当たらなかったし、うどんやお蕎麦の種類もちょっと少なくなっていたし、確か3種類あった海苔も1種類だけになっていました。

しかもその1種類は1番高いもの。

でも種類を減らしたというよりは、お安い方が売れていってしまったのかな、と思いました。

やっぱりお手頃の方が売れますよねぇ。

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前回は重いと思い、じっくり見なかったお米の量り売りコーナー。

今回はなかったけど、新米がもし売り出されたら欲しいなぁ。

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茅乃舎のおだしも売っておりました。

日本でも結構なお値段なので、さらにお高くなっていたけど、ここはフランス、それはしかたありません。

麺つゆは便利だけど、良いおだしで作ったつゆはやっぱり美味しさが違うんですよね。

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今回は品薄気味でちょっと残念でしたが、オープンしたてなのでお店の方も慣れないことも多く手探り状態なのかもしれません。

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ということで購入したものです。

讃岐うどん5、80ユーロ。

お寿司用のお米2、45ユーロ。

ラムネ2、55ユーロで、合計10、80ユーロ。

讃岐うどんは前回も買って美味しくて大満足だったし、しかもこれ、最後の1袋だったんです。

他のうどんに比べてこれだけ特別量が多くて、そのわりにお安いですからね。

なのでまた買わずにはいられませんでした。

お米はどうしてこんなに安いかと言うと、イタリア産だからです。

「寿司こまち」という名前がついているので、このお米で十分美味しいお寿司が作れたら我が家の場合はこれで十分かも、と思いお試しです。

ラムネは、不二家のレモンスカッシュと最後まで迷いましたが、ラムネの方が旦那には楽しいかも、と思いチョイス。

次回はレモンスカッシュを買いたいし、金印のわさび、再入荷していて欲しいです。

クリスマスと年末が近づいているので、入荷するんじゃないかな~。

な~んて希望的観測しております~。


住所・・・40 RUE DE LOUVRE 1区
メトロ・・・「Louvre Rivoli」①号線「Chàtelet」①号線
HP→「iRASSHAi
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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は12度、最高気温予想は23度で、お天気は曇りとなっております。

今年の8月9日にオープンしたばかりの大型日本食コンセプトストアに行ってまいりました。

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パリ1区の「iRASSHAi(いらっしゃい)」です。

オーナーは2人のフランス人でして、実はこのお店のことを教えてくれたのは旦那で、フランスのサイトで知って、パリにこんなお店がオープンしたよ、と言うので、お散歩がてら行ってみた次第です。

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場所はルーブル美術館からも遠くないパリの中心地で総面積は800㎡以上。

オープン仕立てのピカピカの店内には日本食材はもちろん、器、お箸、お弁当箱などの食器類や雑貨類も並んでおります。

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玉露や高級海苔なんかはさすがにお高めですが、思った以上にお手頃価格の食材が結構あって、オペラの日本食材店より、ものによってはこちらの方がお安い感が(ずっと?)感じられるかも。

なんて思いました。

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お米の量り売りコーナーもあってお米好きの私には魅力的だったのですが、もう1つ嬉しかったのが、麺類の品揃えが豊富だったこと。

素麺、そば、うどんはどれにしようかな、とちょっと迷えるくらいで、若干興奮!

へきそばや棒ラーメンもありましたよ~。

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コンセプトストアなので、食材の販売だけでなく、お食事や飲み物もいただる飲食店も併設していて、ここは「SHKUDO(食堂)」。

ゆず風味の鶏肉定食(17ユーロ)、鮭の照り焼き定食(18ユーロ)、ナスの田楽定食(16ユーロ)、カツカレー(15ユーロ)、グリルチキンカレー(16ユーロ)などの日本のメニューが揃っております。

お値段はパリならこれぐらいかな、と思います。

ラーメンと餃子でもだいたいこれくらいしますからね。

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こちらは「KISSATEN(喫茶店)」。

煎茶(5、5ユーロ~)、ほうじ茶(5ユーロ~)、玄米茶(5ユーロ~)、抹茶ラテ(6ユーロ)、ほうじ茶ラテ(5、5ユーロ)などの他に冷たい煎茶やコーヒー類、おにぎり(4、5ユーロ~)、サンドイッチ(10ユーロ~)も揃っております。

18時からは「SAKABA(酒場)」となりお酒が楽しめるようで、カウンターの上には日本酒がずらりと並んでおりました。

こりゃ日本食好き日本酒好き日本大好きフランス人にはたまらないでしょうねぇ。

この他に地下1階に和食ビストロがオープン予定で、食堂や喫茶店とはまた違う洗練されたお料理がいただけるそう。

そしてびっくりなのが、朝8時から夜12時まで開いていて、しかも日曜日も含め毎日営業なんです。

いや~、パリもフランスもこうやって日曜日も営業のお店が、今後もどんどん増えていくのでしょうね。

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で、購入したものです。

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まずは金印の生おろしわさび2、60ユーロ。

大のわさび好きなので生おろしと聞いたら買わずにはいられませんでした。

それにアジアンスーパーでS&Bのファミリーサイズの本わさび入りわさびが2、95ユーロなので、金印で2、60ユーロはそれほど高くないと思います。

お刺身や握り寿司につけていただくのが楽しみ過ぎる~!

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播州素麺3、65ユーロ。

極細素麺と迷いに迷いましたが、まずは500gも入っていてしかもお安いコチラを買ってみました。

実は前回記事の平日ごはんの素麺はこの素麺でした。

素麺が美味し過ぎた平日ごはんと今週の手作りパン

いつも中国産の素麺で我慢していたけど、やっぱり日本の素麺が最高です♪

もう中国産買わないぞ~。

そして今度は極細だ~。

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讃岐うどん5、80ユーロ。

これも720g入っていて5、80ユーロならぜんぜん高くないと思います。

おうどんとおそば迷ったけど、つるつるおうどんがなんか食べたかったのです~。

これもいただくのが楽しみ過ぎる~。

ざるうどんか?釜上げか?ぶっかけか?それとも美味しいだしでかけうどんか?

さぬきうどんがパリの高いうどん店じゃなくて、自宅でいただけるのが嬉し過ぎます~♪

いただきましたらまたご報告させていただきますね。

で、私はパリ郊外住まいなのでお店に直接行ったけど、オンラインでも注文出来るので、フランスの地方在住の方で日本食材が欲しい方は、チェックしてみるのも良いのではと思います。

今、日本から送ってもらうのも関税が高くなっているようですしね。

最後に1つだけ失敗を書かせてくださいませ。

お店に午前中に行ったのですが、しょっぱなから荷物が重くなってしまい、しかもこの後もお買い物したので、途中から肩が痛くて痛くて、翌日肩凝りがかなり酷かったんです。

なので次回は家に帰る前に寄ろうと思っております!

住所・・・40 RUE DE LOUVRE 1区
メトロ・・・「Louvre Rivoli」①号線「Chàtelet」①号線
HP→「iRASSHAi
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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は14度、最高気温予想は32度で、お天気は晴れとなっております。

ここ数年の間、日本のネット情報では出て来ないビストロかレストランにばかり行っておりました。

その方がわくわく感があるかな、と思っていたからです。

でも少し前に在住日本人の口コミやネット情報で話題になっているこのお店に初めてうかがって。

噂の日本人シェフさんのビストロnarro(ナロー)へ

とても美味しかったので、情報が出てくる出てこないにこだわらず、日本人シェフさんのお店もそうじゃないお店も行こう。

と思いました。

そんなわけで8月にまた日本人シェフさんのレストランに訪問してまいりました。

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9区にある牧田幸三さんのお店「Restaurant Kozo」です。

賑やかな通りの気軽なカフェやブラッスリーが並ぶ中、お店はこじんまりとして控えめな雰囲気の外観となっております。

パリにたくさんある日本人シェフさんのお店の中でここを選んだ理由は、クラシックなフレンチをベースにほんの少しの新しさがあるお料理を出している、というのに魅かれたのと、お値段もお手頃だったからです。

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この日は予約をしていなかったので、オープンしてすぐの時間に到着。

20席ほどの小さな店内も派手な装飾は一切なくシンプル。

サービスの日本人女性スタッフさんは日本人らしい丁寧で気配りの行き届いて感じのよい対応で、最初から日本語なのもやはり日本人としてはほっとします。

チョイスしたのは、アミューズ、2種類から選べる前菜、2種類から選べるメイン、デザートの35ユーロのランチコースです。

他にも前菜とメイン(それぞれ1種)とコーヒーで25ユーロのランチセットもありましたが、せっかくなのでコースにしてみました。

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アミューズは生の鯛にジュレととろろ昆布をのせたもの。

鯛を昆布締めしてるのかな?

あっさりでほんのり和のテイストがありながらも、しっかりフレンチです。

アミューズというけれど、ちょっとした前菜のような1品です。

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前菜はイクラとハーブをトッピングした生に近い鱒(ミキュイ=半生かな?)のズッキーニのサラダ添え。

とろっとした鱒にほんのりの酸味のズッキーニがよく合います♪

たまに、盛り付けが綺麗で見惚れてもいただいてみるとお味の方が若干下回る、というお店がありますが、これは見た通りの丁寧で美味な1皿。

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メインは仔牛のもも肉の野菜添え。

仔牛が柔らかいのはもちろん、仔牛で作ったソースもこれぞフレンチなソース。

でもまったくくどくなくて、お肉の美味しさをさらにを引き立てるお味です。

野菜もそれぞれの風味と甘味が引き出されていて、お肉もお野菜も、それが合わさっても美味しい。

お肉が厚切り2切れだったのも嬉しい。うふ。

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デザートは、チーズケーキと苺とバジルのソルベです。

実はチーズケーキと聞いて、シンプルな三角か四角のチーズケーキを想像しておりました。

と言うのも、小さなレストランではパティシェさんを雇っていなくて、料理人さんがデザートまで作っている、という場合が多いので、デザートはそれほど凝っていないお店がよくあるんです。

でも運ばれてきたチーズケーキは予想と違って、繊細な1皿。

ソルベも美味しかった~。

このデザートもシェフさんが担当なさっているようです。

で、デザートまですべていただいた時は、量も自分に丁度よかったし本当に大満足。

でもとにかくお料理が奇をてらわず、でもクラシック過ぎずやり過ぎず重くなく流されず、丁寧なお仕事。

で、高くない。

私がパリで食べたいフレンチそのものでした。

外食が高く、コロナ禍の後はさらに高くなったパリで、この食材のコースで美味しさで35ユーロというのは、なかなか多くないと思います。

美味しいけど材料費かかってないな、この前菜家でもマネ出来そうかな、というお店、結構ありますからね。

このお料理たちはすべて私にはまったくマネは出来ないと思いました。

ただしワインがちょっとお高めで、グラスで10ユーロ前後からなので、7ユーロくらいでいただけると、白と赤1杯ずつ飲めるかな、なんて思いました。

あ、でも今回BIO(オーガニック)の白ワインを1杯いただいたのですが、すごく美味しくて、ワインも良いものをチョイスしてると感じました。

そんなことも全部含め、あくまでも私的にはですが、今までたくさんのビストロやレストランに行った中で、勝手に上位ランキングに入れさせていただきました!

ここは、たとえば節約パリ旅行だけど、お手頃でパリらしいフレンチをいただきたいわ、な方だったら、25ユーロのランチセットでも十分良いと思います。

25ユーロで材料費かかってなくて、あれ?なお味のお店とか、業務スーパーで調達して温めて出してるお店とか、パリには山ほどありますからねぇ。

そんなとこで25ユーロ払わなくちゃなことになったら、残念でしかないですもん。

それと、予約してなかったら入れないということもほとんどないそうなので(2023年8月の時点では)、予約しちゃうと慣れないパリで時間通りにたどり着けるかな、と心配な方も大丈夫かな、と思います。

もしあれでしたら、行く前に電話して、今日のお昼行っても空いていそうですか?と日本語で確認しても良いのではないでしょうか。

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で、シェフの幸三さんがお顔を出してくださったので、少しお話して、フォトもパチリさせていただきました。

「郊外からパリに来る時は美味しいものを食べるのが楽しみなのですが、よく失敗もあるんです。でも今日は大成功でした!」

とお伝えしたら、とっても喜んでくださいました。

私はとにかくいろんなお店のお味を楽しみたいので、同じお店はよっぽどじゃないと行かないのですが、ここはぜひいつかまた本当に行きたいと思っております!

住所・・・48 rue Saint-Georges 9区
TEL・・・01 48 78 46 09
営業時間・・・ランチ水曜~日曜日12時~13時半、ディナー火曜~土曜日19時半~21時半、日曜日19時~21時(不定休で前日までの要予約)
メトロ・・・「Saint-Georges」⑫号線
HP・・・Restaurant Kozo
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